最近の米国がらみ、コロナがらみで気になるテーマをいくつか。
米国、新型コロナ関連
<新規感染者数>
※出所:コロナウイルス(COVID-19) - Google ニュース
直近ボトムは2020.9.7の約2.5万人。
その後増加傾向。
2020.11.20の新規感染者数、約19.6万人(一週間前は約18.2万人)で週間で大きく増加。
欧米は秋~冬の感染再拡大期に突入しているという推測が信憑性を持ちうる展開。
<米国、一日当たり死者数(7日平均)>
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Dataより作成
1度目のピーク、2020.4.22、2715人。
2度目のピーク、2020.8.10、1154人。
その後はなだらかに「減少~横這い」で直近ボトムは2020.10.17の687人。
10月中旬から急増中。
2020.11.20の死者数(7日平均)は約1446人(一週間前は1070人)で週間では大きく増加。
今は3度目のピークで1度目ピークの約半分の水準。
死者数は感染者数ほどの増加ペースではなかったですが、直近ではかなりペースが加速しているもよう。
日本、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
日本の新型コロナ死者数。
1度目のピーク、2020.4.29、約29人。
2度目のピーク、2020.9.1、約14人。
今は3度目のピークに向かっているか。
2020.11.20は約「11人」、一週間前は約「9人」で週間でじわじわ増加。
欧州主要国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
<2020年2月以降>
<2020年8月以降>
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
フランス、スペイン、イギリス、イタリア、ドイツの新型コロナ死者数。
4月のピーク時ほどではないものの、8月中旬から明らかに増加傾向。
すでに4月ピーク時の「半分~それ以上」の死者数水準に達している状況。
フランス、イギリスの増加ペースは鈍化しており、ロックダウンによるポジティブな影響が出ていることは少し心救われる推移。
全世界、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
全世界の新型コロナ死者数。
1度目のピーク、2020.4.19、約7500人。
2020.5.29の約3800人が直近ボトム。
その後再び増加傾向。
2020.11.20は9371人(一週間前は8508人)で週間で大きく増加。
半年ほどで約2.5倍に増加。
収束の雰囲気は今のところ感じられず、全世界で一日1万人を超えてしまうのは避けられなさそうな状況。
FRB総資産推移(ここ1年)
FRBの総資産は2020.6.10(7.17兆ドル)でいったんのピーク。
その後
☆4週連続で減少(6.92兆ドルに)⇒2週微増⇒2週微減⇒2週微増⇒微減⇒微増⇒微減⇒2週微増⇒微減⇒3週微増⇒微減⇒3週微増(最新で7.24兆ドル)
という推移。
ここ19週は増加傾向で、今は資産規模最大値を地味に更新中。
テスラ(TSLA)の株価(ここ1年)
※出所:https://jp.investing.com/equities/tesla-motors
4月以降の上げ相場の象徴っぽいテスラの株価変動。
先週週間では「+19.9%」の暴騰。
日々のボラは引き続き大きめ。
9~10月は月間で下落中しましたが、11月月間では「+26.2%」。
ピークは2020.11.19の「519」で先週2020.9.1の「502」を更新。
テスラに関して、9月は株式分割。
11月はS&P総合500種採用。
それっぽいイベントで絵に描いたように吹き上げ、短期的にうまく波に乗れた人には笑いが止まらない展開か。
おわりに
※出所:BTC USD 仮想通貨相場 | ビットコイン アメリカドル Bitfinex 相場情報 - Investing.com
イベントもあって
・11月はテスラ株が吹き上げ
10月以降、
・ビットコインも吹き上げ
・米国ジャンク債と米国債の利回りスプレッドも縮小傾向が止まらず
要するに投資家のリスク許容度はここ2ヶ月、大統領選前からすでに上昇してきていることを示唆する値動きか。
コロナに関しては世界的には11月の段階で欧米中心に一気に感染拡大。
全世界での死者数は1日1万人を越えそうな状況。
一方、フランス、イギリスなどはやや拡大の勢いに陰りがみえ、ロックダウンの効果はあるもよう。
外出制限を緩めると、また状況が悪化するのかどうか。
来年の今頃はワクチンの普及などもあって、冬の到来に恐れおののくことがない状態であって欲しいですが、どうなりますか。