最近の米国がらみ、コロナがらみで気になるテーマをいくつか。
米国、新型コロナ関連
<新規感染者数(7日平均)>
※出所:コロナウイルス(COVID-19) - Google ニュース
直近ボトムは9月の約3.5万人。
その後冬に向かって急増。
2020.1.14の新規感染者数、約24.0万人(一週間前は約23.8万人)で週間ではやや増加。
<一日当たり死者数(7日平均)>
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Dataより作成
1度目のピーク、2020年4月、約2200人。
2度目のピーク、2020年8月、約1100人。
直近ボトムは2020年10月の約700人。
10月中旬から急増中。
2021.1.14の死者数(7日平均)は約3339人(一週間前は約2780人)で週間で大きく増加。
先週の米国コロナ、感染者数の増加ペースはやや落ち着き。
死者数は増加。
日本、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
日本の新型コロナ死者数。
1度目のピーク、2020年5月、約24人。
2度目のピーク、2020年9月、約14人。
今は第3波。
2021.1.14は約「64人」、一週間前は約「55人」で週間で大きく増加。
引き続き増加傾向。
欧州主要国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
<2020年2月以降>
<2020年8月以降>
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
フランス、スペイン、イギリス、イタリア、ドイツの新型コロナ死者数。
9月頃から増加傾向。
変異種の影響が強そうなイギリスは増加に歯止めかからず、昨年4月の最悪期の死者数を超える水準に。
ドイツの急増ペースはやや鈍化。
イタリア、スペイン、フランスは再増加の雰囲気。
全世界、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
全世界の新型コロナ死者数。
1度目のピーク、2020年4月、約7000人。
2020年5月の約3800人が直近ボトム。
その後再び増加傾向。
2020.1.14は約13629人(一週間前は約11486人)で週間で大きく増加。
昨年4月の最悪期のほぼ2倍の死者数。
季節性か変異種かクリスマスの影響か、総じて厳しい状況。
「コロナ慣れ」もあってか、街中の雰囲気に昨年の4月ほどの恐怖心、緊迫感がないものの、数字自体は世界的には深刻な状況。
FRB総資産推移(ここ1年)
FRBの総資産は2020年3月以降急増。
2020年6月の約「7.17」兆ドルでいったんのピーク。
その後しばらく減少するも、再び微増傾向。
最大値は2020年12月の約「7.40」兆ドル。
2021.1.13の最新値は約「7.33」兆ドル。
テスラ(TSLA)の株価(ここ1年)
※出所:https://jp.investing.com/equities/tesla-motors
2020年4月以降の上げ相場の象徴っぽいテスラの株価変動。
先週週間では「-6.1%」。
日々のボラは引き続き大きめ。
9~10月は月間で下落しましたが、11月月間では「+46.3%」というべらぼうな暴騰。
その後も勢い止まらず、月間で12月は「+24.3%」、1月も「+17.1%」。
ピークは2021年1月の「884」で今はピークより7%ほど低いところ。
おわりに
映画『マネー・ショート』で有名なマイケル・バーリ氏はテスラ株の売りポジションを大きくしているとのこと。
米国民主党の追加経済対策案も徐々に明らかになり、市場全体が
「噂で買って事実で売る」パターンにはまってそろそろ潮時?
的な気分になっていったん大きめの調整相場が来て、乱高下しつつ急騰してきたテスラ株にも試練のときが訪れてもおかしくない雰囲気もなくはなさそうですが、もちろん「今、テスラを空売りすべきか」は誰にも分からず。
個人的には長期投資以外の部分では、「VIX指数の買い」「日経平均プットオプションの買い」ポジションにも少額投資してちょっとした保険をかけつつ、日本の中小個別株のロングショート継続中。
株価指数は舞い上がる中、わたしが関わっている個別銘柄はロングサイドもショートサイドも実に地味な値動き。
チキンハートなわたしにはボラの大きいテスラ株に本気でショートを仕掛ける勇気などさらさらなく、もしやるなら事前に期間と損切りラインを決めて、ごくごく少額のお遊び程度の記念空売り、となりそう。