ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

得意な人がいるものだ ~FRB資産、テスラ、米国コロナ等~

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最近の米国がらみ、コロナがらみで気になるテーマをいくつか。

米国、新型コロナ関連

<新規感染者数(7日平均)>

f:id:yukimatu-tousi:20210227210252p:plain※出所:コロナウイルス(COVID-19) - Google ニュース

直近ボトムは2020年9月の約3.5万人。

冬に向かって急増しピークは2021.1.8の約26万人でその後は明確に減少。

2020.2.26の新規感染者数、約6.9万人(一週間前は約7.0万人)で週間でやや減少。

ここ1週間では

減少モード⇒停滞(横這い)

の雰囲気あり。

<一日当たり死者数(7日平均)>

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※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Dataより作成

1度目のピーク、2020年4月、約2200人。

2度目のピーク、2020年8月、約1100人。

直近ボトムは2020年10月の約700人。

2020年10月中旬から急増し、ピークは2021年1月の約3349人でその後は減少。

2021.2.26の死者数(7日平均)は約2090人(一週間前は約1899人)で週間で増加。

米国コロナは感染者数、死者数ともに明らかな減少モードでしたが、ここ1週間では「横這い~ややリバウンド」傾向あり。

日本、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

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※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data

日本の新型コロナ死者数。

1度目のピーク、2020年5月、約24人。

2度目のピーク、2020年9月、約14人。

3度目のピーク、2021年2月、約98人。

2021.2.26は約「65人」、一週間前は約「71人」で週間では減少。

日本の死者数は減少傾向。

欧州主要国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

f:id:yukimatu-tousi:20210227211233p:plain※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data

フランス、スペイン、イギリス、イタリア、ドイツの新型コロナ死者数。

2020年9月頃から増加傾向でしたが2020年11月~2021年2月をピークに5ヶ国のすべてで減少傾向。

それでも2021.2.26時点で主要5か国合計で1日で1500人近い死者数。

全世界、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

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※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data

全世界の新型コロナ死者数。

1度目のピーク、2020年4月、約7000人。

2020年5月の約3800人が直近ボトム。

2度目のピークは2021年1月の約14400人でその後減少。

2020.2.26は約9240人(一週間前は約9629人)で週間で減少。

このまま減っていってくれれば。

FRB総資産推移(2002年以降)

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※出所:Assets: Total Assets: Total Assets (Less Eliminations from Consolidation): Wednesday Level (WALCL) | FRED | St. Louis Fed

近年でFRBの総資産が短期間に膨張したのは2009年9~11月とは2020年3~5月頃。

2020年6月の約「7.17」兆ドルで増加はいったんのピークを迎えるも、2020年7月中旬以降再び増加傾向。

最近増加ペースは加速中。

2021.2.24の最新値は約「7.59」兆ドルで過去最大。

テスラ(TSLA)の株価(ここ1年)

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※出所:https://jp.investing.com/equities/tesla-motors

2020年4月以降の上げ相場の象徴っぽいテスラの株価変動。

先週週間では「-13.5%」。

日々のボラは引き続き大きめ。

ここ1年ほどの月間騰落率。

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※出所:Tesla (TSLA) 過去データ - Investing.comより作成

ピークは2021年1月の「900」で今はピークより25%ほど低いところ。

おわりに

前週

まだ気が早すぎるかもしれませんが、一方でアフターコロナも意識され、コロナ期にすこぶる好調だった銘柄にとっては逆風も意識される展開になるか。

と書いておりましたが、債券市場でアフターコロナ、将来の経済正常化も意識されたか長期金利の急騰もあって、株式市場は軟調だった先週。

テスラは1月のピークから25%ダウンとなっていますが、依然そのPERは900倍以上。

ここから復活できるのかどうか。

 

※過去記事:テスラ空売り、という発想 

2021年1月時点の上記記事で

映画『マネー・ショート』で有名なマイケル・バーリ氏はテスラ株の売りポジションを大きくしているとのこと。

米国民主党の追加経済対策案も徐々に明らかになり、市場全体が

「噂で買って事実で売る」パターンにはまってそろそろ潮時?

的な気分になっていったん大きめの調整相場が来て、乱高下しつつ急騰してきたテスラ株にも試練のときが訪れてもおかしくない雰囲気もなくはなさそうですが、もちろん「今、テスラを空売りすべきか」は誰にも分からず。

としておりましたが、マイケル・バーリ氏は今のところテスラ空売りに成功している可能性が高そう(その後の詳細は未確認)。

わたしは結局手を出していません。

誰もが空売りで積極的に稼ぐべきとは全く思いませんが、何の分野でも得意な人がいるものだとは感じます。

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