ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

オミクロン ピークアウトか ~FRB資産、テスラ、米国コロナ等~

f:id:yukimatu-tousi:20220227141835p:plain最近の米国がらみ、コロナがらみで気になるテーマをいくつか。

米国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

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※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Dataより作成

1度目のピーク、2020年4月、約2200人。

3度目のピーク、2021年1月、約3400人。

4度目のピーク、2021年9月、約2100人。

2022.2.25の死者数(7日平均)は約1760人(一週間前は約2208人)で週間で大きく減少。

3週連続減少。

日本、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

f:id:yukimatu-tousi:20220227142028p:plain

※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data

日本の新型コロナ死者数。

2.25は約「229人」。一週間前は約「197人」で先週も増加。

勢いは鈍化しピークアウトの兆しあり。

ブラジル、インド、インドネシア、ロシア新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

f:id:yukimatu-tousi:20220227142228p:plain※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Data 

一日当たりのコロナ死者数が一時期多かったブラジル、インド、インドネシア、ロシアの状況。

直近では

●インド、ブラジル、ロシア:減少

●インドネシア:増加

総じて落ち着いてきている印象。

欧州主要国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

f:id:yukimatu-tousi:20220227142431p:plain※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data

フランス、スペイン、イギリス、イタリア、ドイツの新型コロナ死者数。

直近では

●ドイツ:増加

●イタリア、イギリス、フランス、スペイン:減少

ここでも総じて落ち着いてきている印象。

南アフリカ、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

f:id:yukimatu-tousi:20220227142600p:plain※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data

オミクロン株がらみで南アフリカの新型コロナ死者数を確認。

ピークは2021年1月の約578人。

2.25は121人(前週は207人)で先週は大きく減少。

以前のピークに比べると今のところ低水準。

全世界、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

f:id:yukimatu-tousi:20220227142724p:plain※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data

全世界の新型コロナ死者数。

●1度目のピーク:2020年4月、約7100人

●2度目のピーク:2020年8月、約6400人

●3度目のピーク:2021年1月、約14700人

●4度目のピーク:2021年4月、約13900人

●5度目のピーク:2021年8月、約10200人

●6度目のピーク?:2022年2月、約10900人

2.25は約9007人(一週間前は約10207人)で週間で1200人ほどの大幅減少。

今年は概ね「1週減少⇒5週連続増加⇒2週減少」という感じ。

※参考①:2020年の秋から冬にかけての死者数増加

<全世界、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均):2020年10月~2021年1月>

f:id:yukimatu-tousi:20211128095328p:plain※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Dataより作成

FRB総資産推移(2002年以降)

f:id:yukimatu-tousi:20220213170459p:plain※出所:Assets: Total Assets: Total Assets (Less Eliminations from Consolidation): Wednesday Level (WALCL) | FRED | St. Louis Fed

近年でFRBの総資産がごく短期間に急膨張したのは

「2009年9~11月」「2020年3~5月」

の2回。

2020年6月の約「7.17」兆ドルで2度目の急膨張はいったんピークを迎えるも、2020年7月中旬以降再び増加モード。

2.23の最新値は約「8.93」兆ドル(前週は8.91兆ドル)で週間で増加。

過去最大値。

テスラ(TSLA)の株価

f:id:yukimatu-tousi:20220227143110p:plain※出所:https://jp.investing.com/equities/tesla-motors

2020年4月以降の上げ相場の象徴っぽいテスラの株価変動。

先週週間では「−5.5%」。

2020年4月以降の月間騰落率。

f:id:yukimatu-tousi:20220227143302p:plain※出所:Tesla (TSLA) 過去データ - Investing.comより作成

2021年1月と2021年11月頃に2つの山があり、今は2021年11月のピーク「1243」から約「-35%」水準。

おわりに

f:id:yukimatu-tousi:20220227143729p:plain※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data

全世界の新型コロナ死者数(7日平均)は週間で1200人ほどの大幅減少。

2週連続の減少でピークアウト感が明確。

昨年のピークは1月26日。

今年は今のところ2月10日で、このまま昨年来の減少トレンド継続し、コロナはインフル、風邪扱いとなっていけばいいですが。

とりあえずオミクロンの次の強力な変異株出現は勘弁。

 

テスラは先週も週間で続落。

2.25はS&P500が2.2%以上の上昇でしたがテスラは1.1%ほどの弱弱しい上昇。

テスラロング派には不安な動きか。

 

kahoku.news

ロシアがらみでは前々からささやかれていた「国際銀行間通信協会(SWIFT)」からロシアの一部銀行を排除する追加制裁が発動されるもよう。

ドイツ、イタリアなどはかなり渋っていたようですが押し切られたか。

ロシアの報復的な対応が強力であれば再度

エネルギー価格高騰⇒インフレ高止まり懸念⇒金融引き締め懸念⇒リスクオフ

というストーリーもなきにしもあらず。

2.25にはせっかく一息ついた金融市場、明日からまた荒れるのかどうか。

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