最近の米国がらみ、コロナがらみで気になるテーマをいくつか。
米国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Dataより作成
1度目のピーク、2020年4月、約2200人。
3度目のピーク、2021年1月、約3400人。
4度目のピーク、2021年9月、約2100人。
2022.2.25の死者数(7日平均)は約1760人(一週間前は約2208人)で週間で大きく減少。
3週連続減少。
日本、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
日本の新型コロナ死者数。
2.25は約「229人」。一週間前は約「197人」で先週も増加。
勢いは鈍化しピークアウトの兆しあり。
ブラジル、インド、インドネシア、ロシア新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Data
一日当たりのコロナ死者数が一時期多かったブラジル、インド、インドネシア、ロシアの状況。
直近では
●インド、ブラジル、ロシア:減少
●インドネシア:増加
総じて落ち着いてきている印象。
欧州主要国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
フランス、スペイン、イギリス、イタリア、ドイツの新型コロナ死者数。
直近では
●ドイツ:増加
●イタリア、イギリス、フランス、スペイン:減少
ここでも総じて落ち着いてきている印象。
南アフリカ、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
オミクロン株がらみで南アフリカの新型コロナ死者数を確認。
ピークは2021年1月の約578人。
2.25は121人(前週は207人)で先週は大きく減少。
以前のピークに比べると今のところ低水準。
全世界、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
全世界の新型コロナ死者数。
●1度目のピーク:2020年4月、約7100人
●2度目のピーク:2020年8月、約6400人
●3度目のピーク:2021年1月、約14700人
●4度目のピーク:2021年4月、約13900人
●5度目のピーク:2021年8月、約10200人
●6度目のピーク?:2022年2月、約10900人
2.25は約9007人(一週間前は約10207人)で週間で1200人ほどの大幅減少。
今年は概ね「1週減少⇒5週連続増加⇒2週減少」という感じ。
※参考①:2020年の秋から冬にかけての死者数増加
<全世界、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均):2020年10月~2021年1月>
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Dataより作成
FRB総資産推移(2002年以降)
近年でFRBの総資産がごく短期間に急膨張したのは
「2009年9~11月」「2020年3~5月」
の2回。
2020年6月の約「7.17」兆ドルで2度目の急膨張はいったんピークを迎えるも、2020年7月中旬以降再び増加モード。
2.23の最新値は約「8.93」兆ドル(前週は8.91兆ドル)で週間で増加。
過去最大値。
テスラ(TSLA)の株価
※出所:https://jp.investing.com/equities/tesla-motors
2020年4月以降の上げ相場の象徴っぽいテスラの株価変動。
先週週間では「−5.5%」。
2020年4月以降の月間騰落率。
※出所:Tesla (TSLA) 過去データ - Investing.comより作成
2021年1月と2021年11月頃に2つの山があり、今は2021年11月のピーク「1243」から約「-35%」水準。
おわりに
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
全世界の新型コロナ死者数(7日平均)は週間で1200人ほどの大幅減少。
2週連続の減少でピークアウト感が明確。
昨年のピークは1月26日。
今年は今のところ2月10日で、このまま昨年来の減少トレンド継続し、コロナはインフル、風邪扱いとなっていけばいいですが。
とりあえずオミクロンの次の強力な変異株出現は勘弁。
テスラは先週も週間で続落。
2.25はS&P500が2.2%以上の上昇でしたがテスラは1.1%ほどの弱弱しい上昇。
テスラロング派には不安な動きか。
ロシアがらみでは前々からささやかれていた「国際銀行間通信協会(SWIFT)」からロシアの一部銀行を排除する追加制裁が発動されるもよう。
ドイツ、イタリアなどはかなり渋っていたようですが押し切られたか。
ロシアの報復的な対応が強力であれば再度
エネルギー価格高騰⇒インフレ高止まり懸念⇒金融引き締め懸念⇒リスクオフ
というストーリーもなきにしもあらず。
2.25にはせっかく一息ついた金融市場、明日からまた荒れるのかどうか。