最近の米国がらみ、コロナがらみで気になるテーマをいくつか。
米国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Dataより作成
1度目のピーク、2020年4月、約2200人。
3度目のピーク、2021年1月、約3400人。
4度目のピーク、2021年9月、約2100人。
2022.5.20の死者数(7日平均)は約338人(前週は279人)で週間で増加。
最近は「12週連続減少、増加、減少、増加」という流れ。
日本、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
日本の新型コロナ死者数。
5.20は約「36人」。前週は約「35人」で横這い。
ブラジル、インド、インドネシア、ロシア新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Data
一日当たりのコロナ死者数が一時期多かったブラジル、インド、インドネシア、ロシアの状況。
直近では
●ロシア、インドネシア、インド、ブラジル:減少~横這い
総じて以前よりは落ち着いている印象。
欧州主要国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
フランス、スペイン、イギリス、イタリア、ドイツの新型コロナ死者数。
直近では
●スペイン:やや増加
●イタリア、ドイツ、フランス、イギリス:減少
総じて落ち着いてきているもよう。
全世界、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
全世界の新型コロナ死者数。
●1度目のピーク:2020年4月、約7100人
●2度目のピーク:2020年8月、約6400人
●3度目のピーク:2021年1月、約14700人
●4度目のピーク:2021年4月、約13900人
●5度目のピーク:2021年8月、約10200人
●6度目のピーク:2022年2月、約10900人
5.20は約1634人(一週間前は約1763人)で週間で130人ほどの減少。
14週連続で減少。
今年は概ね「1週減少⇒5週連続増加⇒14週減少」という感じ。
全世界 新型コロナ 新規感染者数(7日平均)
全世界の新型コロナ新規感染者数(一日当たり、7日平均)。
5.20は約56万人、前週は約55万人、週間で約1万人増加。
2022年1月をピークに減少が続いていましたが、ここ2週は下げ止まり。
FRB総資産推移(2002年以降)
近年でFRBの総資産がごく短期間に急膨張したのは
「2009年9~11月」「2020年3~5月」
の2回。
5.18の最新値は約「8.95」兆ドル(前週は8.94兆ドル)で週間でやや増加。
ピークは2022.4.13の約「8.97」兆ドルで、今は最大値付近。
テスラ(TSLA)の株価
※出所:https://jp.investing.com/equities/tesla-motors
2020年4月以降の上げ相場の象徴っぽいテスラの株価変動。
先週週間では「-13.8%」。
2020年6月以降の月間騰落率。
※出所:Tesla (TSLA) 過去データ - Investing.comより作成
2021年1月と2021年11月頃に2つの山があり、今は2021年11月のピーク「1243」から約「-47%」水準。
おわりに
全世界、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)は14週連続で減少が続いておりいい傾向。
世界全体の新規感染者数はここ2週、わずかですが増加傾向。
徐々に国をまたいだ人の移動制限を緩和していく流れが本格化していくと思われますが、今の小康状態が継続するか観察継続。
先週テスラについて、
ピークの半分、「620」程度(今よりあと2割程度低い水準)まで下げれば、いったんはブームの終焉?と判断してもいいかもしれませんが、またリバウンドもあるかもしれず、どうなりますか。
と書いていましたが、先週は一時的に「633」まで下げました。
※出所:Tesla (TSLA) 過去データ - Investing.comより作成
2020年3月以降のコロナバブル終焉の象徴的出来事?なのか、まだまだ先があるのかは不明ですが、とりあえず一時の浮ついた雰囲気はかなり下火になった感あり。
そしてS&P500がピークから20%近く下げた状態からFRBが
利下げや量的緩和を検討し始める
のではなく
利上げと量的引き締めを行っていく
というめまいがしそうな現状。
2020年3~4月頃に久々に食指が動いて少しだけ長期枠で投資を行いましたが、2022~2023年、またチャンスがやってくる?あるいは意外にあっさり下げ相場は終わる?
今年年初にいつも以上に興味深いテーマが多い一年になりそう ~米国市場の概況~で
☆S&P500がどこまで上がるのか、あるいはどこまで下がるのか
☆インフレ率の上昇傾向は持続するのかしないのか
☆米国長期金利の大幅な上昇があるのかないのか
☆コロナ後の景気回復は持続的なのかどうか
など2022年はいつも以上に興味深いテーマが多い一年になりそう。
なんて書いていましたが、どうなりますか。