ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

6/22までFRB量的引き締め 行われず ~FRB資産、テスラ、米国コロナ等~

最近の米国がらみ、コロナがらみで気になるテーマをいくつか。

米国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Dataより作成

1度目のピーク、2020年4月、約2200人。

3度目のピーク、2021年1月、約3400人。

4度目のピーク、2021年9月、約2100人。

2022.6.24の死者数(7日平均)は約347人(前週は363人)で週間で減少。

最近は「12週連続減少、増加、減少、2週増加、減少、増加、2週減少」という流れ。

250~450人ほどの範囲で横這い状態。

日本、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data

日本の新型コロナ死者数。

6.24は約「15人」。前週は約「19人」で減少続きよい傾向。

ブラジル、インド、インドネシア、ロシア新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Data 

一日当たりのコロナ死者数が一時期多かったブラジル、インド、インドネシア、ロシアの状況。

直近では

●ブラジル:増加

●ロシア、インドネシア、インド:減少~横這い

ブラジルの増加が少し気になる状況。

欧州主要国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data

フランス、スペイン、イギリス、イタリア、ドイツの新型コロナ死者数。

直近では

●スペイン、イタリア、ドイツ、フランス、イギリス:横這い~減少

総じて落ち着いているもよう。

全世界、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data

全世界の新型コロナ死者数。

●1度目のピーク:2020年4月、約7100人

●2度目のピーク:2020年8月、約6400人

●3度目のピーク:2021年1月、約14700人

●4度目のピーク:2021年4月、約13900人

●5度目のピーク:2021年8月、約10200人

●6度目のピーク:2022年2月、約10900人

6.24は約1476人(一週間前は約1278人)で週間で200人ほどの増加。

最近は横這い。

今年は概ね「減少⇒5週連続増加⇒16週減少⇒増加⇒減少⇒増加」という感じ。

全世界 新型コロナ 新規感染者数(7日平均)

※出所:世界コロナ感染者数 - Google 検索

全世界の新型コロナ新規感染者数(一日当たり、7日平均)。

6.24は約63万人、前週は約52万人、週間で約11万人増加。

ここにきてやや増加傾向か。

FRB総資産推移(ここ1年)

※出所:Assets: Total Assets: Total Assets (Less Eliminations from Consolidation): Wednesday Level (WALCL) | FRED | St. Louis Fed

ピークは2022.4.13の約「8.97」兆ドル。

6.22の最新値は約「8.93」兆ドル(前週は8.93兆ドル)で週間でほぼ変わらず。

5.25は「8.91」兆ドルだったので、6月月間では「0.02」兆ドル増加。

テスラ(TSLA)の株価

※出所:https://jp.investing.com/equities/tesla-motors

2020年4月以降の上げ相場の象徴っぽいテスラの株価変動。

先週週間では「+13.4%」。

2020年7月以降の月間騰落率。

※出所:Tesla (TSLA) 過去データ - Investing.comより作成

2021年1月と2021年11月頃に2つの山があり、今は2021年11月のピーク「1243」から約「-41%」水準。

おわりに

6月のFRB資産、6/22まで減少せずやや増加。

今のところ

「FRB 6月から量的引き締め開始」

というアナウンスと矛盾がある感じ。

☆よく言えば柔軟に適当に、物価動向もちらちら見ながら場合によってはしぶしぶ減らしていくのか

☆7月からはきっちり減らしてくるのか

☆6月29日公表のデータでごっそり減ってくるのか

ごりごりに減らしてこないのではないか?という期待は短期的には市場にとってポジティブ。

まだ何も量的引き締めが始まっていない、というのはネガティブ要素といえるかも。

どうなりますか。

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