中国の不動産価格、国債利回り、株価を確認。
中国 住宅価格指数 (前年比。ここ5年)
※出所:中国 住宅価格指数 (前年比)
中国住宅価格指数は、中国国家統計局が発表するデータをトムソン·ロイターが算出した加重平均指数。
中国の70の大・中都市における住宅価格を前年と比べた変化率。
最近では2021年5月の「+4.9%」から低下続き。
2022年5月から前年割れ、最新値6月は「-0.5%」。
前年比でマイナスとなるのは2015年頃のチャイナショック以来。
中国国債10年物利回り(ここ5年)
※出所:中国 10年 | 中国 10年 債券利回り - Investing.com
個人的に「中国景気と連動性が高そう」と感じている、中国国債10年物利回り。
利回り上昇で景気拡大。
利回り低下で景気減速。
最近では2021年2月の「3.29%」から低下傾向。
2022年1月に「2.75%」まで下げ、そこから上昇し2022年4月には「2.84%」まで行きましたが、また下げモードで今は「2.79%」。
さえない動き。
香港ハンセン株価指数(ここ5年)
※出所:香港ハンセン インデックス(HSI) - Investing.com
最近では2021年2月の「31183」がピークで今はそこから約「-34%」水準。
どうみてもさえない動き。
まとめ
中国の不動産価格、国債利回り、株価を簡単に確認。
中国に関しては煽情的で視点が偏った記事も多い印象。
個人的には「煽情的で視点が偏った記事」に惑わされるより、PMI、CLI、上記3つの指標の「数値」を見ていると中国景気が大まかに把握できると感じており、今は確かに中国景気はよくない状況と思われます。
チャイナショックの頃、2014~2015年にかけて中国住宅価格の前年比割れは
☆13ヶ月継続し
☆最低値:-6.1%
でした。
中国 住宅価格指数 (前年比。2011年~)
※出所:中国 住宅価格指数 (前年比)より作成
今回はどのくらいの期間、どのくらい深堀が進むのか。
また今後、PMIやCLI以外で
不動産価格の底打ち
国債利回りの上昇
ハンセン株価指数の上昇
が確認できれば、視点を強気にシフトするのが妥当と思われ、ときどき確認していく予定。
とりあえず今の中国景気には弱気。