最近の中銀がらみ、コロナがらみで気になるテーマをいくつか。
米国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Data
1度目のピーク、2020年4月、約2200人。
3度目のピーク、2021年1月、約3400人。
4度目のピーク、2021年9月、約2100人。
2022.10.14の死者数(7日平均)は約347人(前週は407人)で週間で減少。
横這い。
日本、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
日本の新型コロナ死者数。
10.14は約「59人」。前週は約「76人」で減少。
減少続く。
全世界、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
全世界の新型コロナ死者数。
●1度目のピーク:2020年4月、約7100人
●2度目のピーク:2020年8月、約6400人
●3度目のピーク:2021年1月、約14700人
●4度目のピーク:2021年4月、約13900人
●5度目のピーク:2021年8月、約10200人
●6度目のピーク:2022年2月、約10900人
●7度目のピーク:2022年8月、約2500人
10.14は約1433人(一週間前は約1365人)で週間で68人ほどの増加。
直近ボトムは2022.6.6の1309人。
今年は概ね「減少⇒5週連続増加⇒16週減少⇒増加⇒減少⇒増加⇒減少⇒5週増加⇒減少⇒増加⇒7週減少⇒増加」という感じ。
横這いか増加トレンドに転ずるか。
全世界 新型コロナ 新規感染者数(7日平均)
※出所:Coronavirus Pandemic (COVID-19) - Our World in Data
全世界の新型コロナ新規感染者数(一日当たり、7日平均)。
10.14は約47万人、前週は約46万人、週間で1万人ほど増加。
ほぼ横這いですが、こちらも増加トレンドに転ずるか。
FRB総資産推移(ここ1年)
ピークは2022.4.13の約「8.97」兆ドル。
6月から量的引き締め。
☆5月末:「8.91」兆ドル
☆6月末:「8.91」兆ドル(±0兆ドル)
☆7月末:「8.89」兆ドル(-0.02兆ドル)
☆8月末:「8.83」兆ドル(-0.06兆ドル)
☆9月末:「8.80」兆ドル(-0.03兆ドル)
10.12の最新値は約「8.76」兆ドル(前週は8.76兆ドル)で先週週間ではほぼ変わらず。
4月のピークから6ヶ月ほどで約0.21兆ドル、資産縮小。
ECB総資産推移(ここ1年)
※出所:Central Bank Assets for Euro Area (11-19 Countries) (ECBASSETSW) | FRED | St. Louis Fed
ピークは2022.6月の約「8.84」兆ユーロ。
直近10.7では約「8.77」兆ユーロ(前週比-0.04兆ユーロ)。
3ヶ月ほどで約0.07兆ユーロ、資産縮小。
8.5をボトムに2ヶ月足らず資産は増加傾向でしたが、10.7は大きく減少。
日銀総資産推移(ここ1年)
※出所:Bank of Japan: Total Assets for Japan (JPNASSETS) | FRED | St. Louis Fed
ピークは2022.4月の約「739」兆円。
9月は約「685」兆円(8月は「709」兆円)で大幅減少。
4ヶ月ほどで約54兆円、資産縮小。
急激な減少続く。
テスラ(TSLA)の株価
※出所:https://jp.investing.com/equities/tesla-motors
2020年4月以降の上げ相場の象徴っぽいテスラの株価変動。
先週週間では約「-8%」。
2020年9月以降の月間騰落率。
※出所:Tesla (TSLA) 過去データ - Investing.comより作成
今は2021年11月のピーク「414.5」から約「-51%」水準。
先週今年の最安値を更新。
おわりに
テスラは今年の安値を更新。
2021年11月のピーク「414.5」から現在約「-51%」水準。
1年足らずで半値に暴落。
また日銀資産は2022.4月の約「739」兆円がピーク。
9月末は約「685」兆円で4ヶ月ほどで約54兆円資産縮小。
<日銀総資産推移(1998年以降)>
※出所:Bank of Japan: Total Assets for Japan (JPNASSETS) | FRED | St. Louis Fed
日銀資産減少の理由は主に「貸付金」の減少。
貸付金の推移(概算値)。
☆2019年2月末:46兆円
☆2020年2月末:49兆円
☆2021年2月末:116兆円(コロナ対策で激増)
☆2022年2月末:145兆円(引き続きコロナ対策で増加)
☆2022年10月10日:80兆円(60兆円以上減少)
コロナ対応で急速に増加した貸付金が2022年に急減していることが確認できます。
今後コロナ前の貸付金「50兆円」水準に戻るとするなら、今80兆円ほどの貸付金はあと30兆円程度減少することも想定され、もうしばらく日銀QT継続しそう。