2/22に発表された最新の日銀バランスシート動向。
最近の日銀資産動向（ここ1年）
※出所：Bank of Japan: Total Assets for Japan (JPNASSETS) | FRED | St. Louis Fed
日銀資産を月末値でみると最近では2022年4月がピーク。
5月以降9月まで減少。
10月以降増加に転じ、2023年1月末は2022年4月のピーク値（約739兆円）とあまり変わらない約734兆円。
2023年1月は月間で約30兆円も急増したので、最近気にしています。
2月の日銀資産動向（概算値）
☆2022.12.31 総資産 704兆円 （国債 564兆円 貸付金 81兆円）
☆2023.1.31 総資産 734兆円 （国債 584兆円 貸付金 91兆円）
☆2023.2.10 総資産 735兆円 （国債 584兆円 貸付金 92兆円）
☆2023.2.20 総資産 736兆円 （国債 584兆円 貸付金 93兆円）
昨年末からの日銀資産動向。
2023年1月は国債20兆円、貸付金10兆円、トータルで30兆円増加。
2月は20日までで2兆円増加していますが、貸付金が2兆円増加しただけで、国債は動かず。
※データ：営業毎旬報告 : 日本銀行 Bank of Japan
2月の日銀資産動向（概算値）
※出所：Bank of Japan: Total Assets for Japan (JPNASSETS) | FRED | St. Louis Fed、S&P500 過去のレート - Investing.comより作成
ここ1年ほどの日銀資産とS&P500の推移グラフ。
グレーが日銀で左軸。
黄色がS&P500で右軸。
一部で
日銀の量的緩和動向は円キャリートレードなどを通じて世界のリスクマネー動向への影響が大きい
との指摘あり。
昨年9月まで主に貸付金の減少で日銀資産は減っていたのですが、10月以降の日銀資産増加とほぼ同期してS&P500が上昇しているのは気になるところ。
どこまで関連があるかは全く不明で今後もこの関係性が続くかも不明ですが、少し気になる最近の「日銀資産とS&P500の正の相関」。
ちなみに今月は1月と違って日銀資産はあまり増加しておらず、S&P500もさえない動きで、2月も今のところこの関係性は続いているもよう。
