ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

米機関投資家 株に強気 米株は割高寄りか ~FRB資産、テスラ等~

最近の中銀がらみ、テスラ、米国労働市場がらみで気になるテーマをいくつか。

FRB総資産推移(ここ1年)

※出所:Assets: Total Assets: Total Assets (Less Eliminations from Consolidation): Wednesday Level (WALCL) | FRED | St. Louis Fed

ピークは2022.4.13の約「8.97」兆ドル。

2022年6月から量的引き締め。

☆2024年4月末:「7.40」兆ドル

5.8の最新値は約「7.35」兆ドル(前週は7.36兆ドル)。

5月は「-0.05」兆ドル。

2022年4月のピークから約1.62兆ドル資産縮小(ピークから約-18%)。

ECB総資産推移(ここ1年)

※出所:Central Bank Assets for Euro Area (11-19 Countries) (ECBASSETSW) | FRED | St. Louis Fed

ピークは2022.6月の約「8.84」兆ユーロ。

☆2024年4月末:「6.60」兆ユーロ

直近5.3は約「6.58」兆ユーロ(前週は6.60兆ユーロ)。

5月は今は「-0.02」兆ユーロ。

2022年6月ピークから約2.26兆ユーロ資産縮小(ピークから約-26%)。

※テルトロに関して↓

www.yukimatu-value.com

日銀総資産推移(ここ1年)

※出所:Bank of Japan: Total Assets for Japan (JPNASSETS) | FRED | St. Louis Fed

☆2024年4月末:「758」兆円

最新値4.30は758兆円(4.20は757兆円)。

※最新データ:営業毎旬報告 : 日本銀行 Bank of Japan

主要3中銀(FRB、ECB、日銀)、月間バランスシート動向(概算値)

2023年トータルでは約-231兆円。

☆2024年1月:-15兆円

☆2024年2月:-15兆円

☆2024年3月:-52兆円

☆2024年4月:-13兆円

テスラ(TSLA)の株価(ここ5年)

※出所:https://jp.investing.com/equities/tesla-motors

先週週間では約「-7%」。

今は2021年11月のピーク「414.5」から約「-59%」水準。

エヌビディア (NVDA)の株価(ここ5年)

※出所:NVDA | Nvidia 株式-Investing.com

AIバブルの象徴っぽいエヌビディアの株価変動。

先週週間では約「+1%」。

今は2024年3月のピーク「974.0」から約「-8%」水準。

ビットコイン(ドル建て、ここ5年)

※出所:https://jp.investing.com/crypto/bitcoin/btc-usd

先週週間(5.3~5.10の終値)では約「-3%」。

今は2024年3月のピーク「73666」から2024.5.10終値は約「-17%」水準。

「ユーロ50の空売り」と「米国債(2621)の買い」の運用状況

2022年11月中旬、ユーロ50(ユーロ建て)を空売り。

今は約「-30.96%」の含み損(前週は-26.65%)。

2023年10月下旬、iシェアーズ 米国債20年超(H有)【2621】を買い。

今は約「+3.6%」の含み益(前週は+1.6%)。

先週ユーロ50売りの含み損は大幅拡大。

【2621】は含み益は増加。

【落ちるナイフ】米国債を買ってしまう 

成績は「-2%」で含み損 ~日本市場の概況~

欧州株の空売り ~日本市場の概況~ 

米国 失業保険継続受給者(2022年1月~)

※出所:Continued Claims (Insured Unemployment) (CCSA) | FRED | St. Louis Fed

2022年1月以降の米国失業保険継続受給者の推移(週次)。

直近値は約179万人。

今は総じて横ばい、直近値は大きめに増加。

おわりに

先週のテスラ、エヌビディア、ビットコイン3つの値動き。

☆テスラ:-7%

☆エヌビディア:+1%

☆ビットコイン:-3%

エヌビディアは踏ん張っていますが、テスラ、ビットコインさえない状況。

 

※出所:マーケット|SBI証券

NAAIMエクスポージャー指数は米機関投資家のポジション状況を示唆する指標。

数値が大きいほど株に強気、小さいほど弱気。

※出所:NAAIM Exposure Index | NAAIM

5.8の直近値は「91.55」でかなり強気な状況。

※出所:NAAIM Exposure Index | NAAIMより作成

上記の表はNAAIMエクスポージャー指数が

☆30以下(弱気)⇒青

☆100以上(強気)⇒赤

で強調しています。

※30、100という区切りはわたしが適当に決めただけで適切かどうかは不明

2022年6月以降の経験則に過ぎませんが

☆米機関投資家が株に弱気な時期(30以下)⇒比較的株は割安

☆米機関投資家が株に強気な時期(100以上)⇒比較的株は割高

とはいえそう。

この指標的には今はどちらかといえば割高寄りか。

面白い指標だと思うので毎週チェックしていこうかと。

naaim.org

NAAIMエクスポージャー指数の2006年7月以降の週次データ、上記サイトでダウンロードも可能なようです。

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