ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

株ロング派に朗報か 5月の世界景気 力強く拡大 【中期投資のタイミング 2024年6月】

中期的に、今は投資のチャンスかどうか、世界景気を根拠に推測する記事。

今は「中期投資」のタイミングか

半年~数年でみてここがチャンス!

と感じられる、いわば「中期投資のタイミング」を全世界の景気指標である「グローバル総合PMI」を利用して模索。

グローバル総合PMIとは

「PMI」は「購買担当者指数」のことで景気指標の一つ。

世界の多くの国で採用されており、毎月更新される即時性の高い便利な指標。

50が分岐点であり

50より大きい⇒景気拡大

50より小さい⇒景気減速

と判断。

製造業PMIは「製造業購買担当者指数」のことで、製造業全般の景気を示唆。

サービス業PMIは「サービス業購買担当者指数」のことで、サービス業全般の景気を示唆。

JPモルガン・グローバル総合PMIはサービス業と製造業、両方を考慮した世界全体の景気指標。

近年のグローバル総合PMIの歴史

グローバル総合PMI(緑線)の2008年以降の推移をGDP動向(オレンジ)とともに確認。

※出所:https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/876d109fed764a71a32200c3ce5a7118より作成 ※2008~2023.11

この指標、2008年以降で概ね世界のGDP動向と連動性あり。

2008年以降では3回ほど節目の50を下回り、不況を示唆。

1回目は2008~2009年の世界金融危機、2回目が2020年のコロナ不況、3回目が2022年の秋ごろ、インフレ+利上げで株価が低迷していた時期。

ほかにも好不況の分かれ目の「50」に2度接近。

1度目は2012年の欧州債務危機、2度目は2015~2016年ごろのチャイナショック。

世界景気動向をそれなりに反映してきた指標といえそう。

直近のグローバル総合PMI

世界景気動向の目安としてグローバル総合PMIの推移を確認。

※出所:https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/0d3865a6a27f46d18ea06fa4de99f39bより作成

最新の2024年5月データは「53.7」で前月の「52.4」より大きく上昇。

2023年10月はちょうど節目の50ジャストまで落ち込み世界景気の減速が危惧されましたが、そこから7カ月で

「50.0⇒53.7」

という大きな反発。

グローバル総合PMIとS&P500

※出所:https://www.pmi.spglobal.com/public/release/pressreleases?language=jaJPMorgan Global Composite PMI - Analysis - Free Historical DataS&P500 過去のレート - Investing.comより作成

※期間:2014.1~2024.5

グローバル総合PMI(左、赤)とS&P500(右、青)の2014年以降の推移。

ここ10年では

A:PMIが低い時期にS&P500を買ってPMIが高い時期に売ると儲かる傾向

B:PMIの低下トレンドが上昇トレンドに移る時期にS&P500を買って、PMIが高い時期が終わるタイミングに売ると儲かる傾向

はありそう。

中期投資のルール

①中期投資では主に

B:PMIの低下トレンドが上昇トレンドに移る時期にS&P500を買って、PMIが高い時期が終わるタイミングに売ると儲かる傾向

を利用

②トレンド変化の判断はPMIの3カ月移動平均を利用し、移動平均が上昇トレンドに移るタイミングで買う、あるいはポジションを増やす

③PMIが高い時期は「53以上」とし、53以上だったPMIが53を下回った時点でS&P500を売る、あるいはポジションを減らす

④コロナパンデミックのようなPMIの数値が異常に下がるような時期はいったん買いポジションを解消、上昇トレンドに転じてから買うこととする

⑤上昇トレンドが「53」に届かず低下トレンドに転じた場合はいったん買いポジションを減らすか解消する

【中期投資のタイミング 2024年5月】

※出所:https://www.pmi.spglobal.com/public/release/pressreleases?language=jaJPMorgan Global Composite PMI - Analysis - Free Historical DataS&P500 過去のレート - Investing.comより作成

「中期投資のルール」に則ると、最近では2023年7月にPMIの3カ月移動平均が「53」を下回り売りサイン。

2023年12月にPMIの3カ月移動平均が上昇に転じ、買いサイン。

今はPMIが上昇を続けているので判断は「買い継続」。

4月の米国ISMや小売り統計も芳しくなく、今後PMIが節目の「53」に届かず失速していくようなら、早ければ来月にも売りの判断に転じる可能性も。

前回上記のように書いていましたが、5月のPMIは「52.4⇒53.7」に大きく上昇し、とりあえず強気スタンスを後押しする数値変動。

あとがき

4月の米国のISM製造業景況感指数、ISM非製造業景況感指数はともにマイナスに沈みましたが、5月のISM非製造業景況感指数は大幅に上昇し「49.4⇒53.8」に急上昇。

個人的には変動が大きすぎてなんだかなあ、という印象。

グローバル総合PMIがどこまで当てになるかは不明ですが、景気動向判断に今はこの指標を重視。

※先のことは不明。本ブログは個人の趣味であり、読者に投資を勧める意図は全くありません。投資は自己判断、自己責任で

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