ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

【米大統領選】どちらが有利? 

2024年米大統領選、トランプ氏、ハリス氏、どちらが有利か、個人的な印象を備忘録的に。

・投資判断はご自身で行ってください

・本ブログ記事に何らかの投資行動を推奨する意図はありません

実質GDP

※出所:Real Gross Domestic Product (A191RO1Q156NBEA) | FRED | St. Louis Fedより作成

米実質GDPの推移(前年同期比、%)。

コロナの反動を除くと、ここ4年ほど、比較的安定的な成長続く。

2022年第4四半期に「+1.3%」と景気後退を危惧させる場面もありましたが、その後持ち直す。

実質個人消費支出

※出所:Real Personal Consumption Expenditures (PCEC96) | FRED | St. Louis Fedより作成

GDPの7割ほどを占めるとされる個人消費。

上記は米実質個人消費支出の推移(前年同月比、%)。

コロナの反動を除くと、ここ4年ほど、比較的安定的な推移。

2022年11月に「+1.27%」と景気後退を危惧させる場面もありましたが、その後持ち直す。

最新の2024年9月データでも「+3.1%」と好調。

失業率

※出所:Unemployment Rate (UNRATE) | FRED | St. Louis Fedより作成

コロナ不況で急上昇した失業率、2021年以降は

低下⇒横這い⇒上昇

という流れ。

上昇に転じるものの長期的には低い水準で抑えられている。

株価 SP500

※出所:S&P 500 (SP500) | FRED | St. Louis Fedより作成

ここ4年総じて株価は堅調。

コロナ⇒財政出動+金融緩和(株高)

⇒物価上昇+急激な利上げ(2022年株安

という場面もありましたが、その後経済も株価も持ち直し、今は最高値付近。

物価 (消費者物価指数 前年同月比)

※出所:Consumer Price Index for All Urban Consumers: All Items in U.S. City Average (CPIAUCSL) | FRED | St. Louis Fedより作成

ここ4年ほど物価に関しては上昇が際立つ。

ピークは+9%近くまで上昇。

比較的落ち着いてきた2023年6月以降も+3%以上が続き、ようやく+3%を下回ったのが2024年6月。

トランプ大統領時期はコロナ期までは

「+1.5~+2.9%」

の範囲で非常に安定していました。

まとめ

この4年ほどの「GDP、個人消費、失業率、株価、物価」を簡単に確認。

物価以外は数字的にはかなり優秀だった4年、という印象。

堅調な経済成長

低く抑えられた失業率

上昇続く株価

この点ではハリス氏有利か。

株高もあり、特に一定以上の金融資産を持つ世帯には有利かも。

ただ物価に関してはコロナ前までのトランプ時代にアドバンテージあり。

比較的金融資産が少ない世帯にとっては、

失業率は低いものの、物価高騰で苦しめられた4年間

という印象となり、この点ではトランプ氏有利か。

 

物価以外は数字的にはかなり優秀だった4年、という印象から総合的には

ハリス氏やや優勢?

と感じますが、あくまで表面的な経済面からの個人的印象。

米国の外交や移民対策、中絶問題、軍事戦略などのテーマに関しては全く考慮しておらず。

どちらが勝つにしてももめ事が続かなければよいと思いますが、どうなりますか。

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