ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

レンジを上抜けしない 米国失業保険継続受給者  ~週次 あれこれ~

最近気になるテーマをいくつか。

・投資判断はご自身で行ってください

・本ブログ記事に何らかの投資行動を推奨する意図はありません

テスラ(TSLA)の株価(ここ5年)

※出所:https://jp.investing.com/equities/tesla-motors

先週週間では約「-5%」。

2024年12月のピーク「488.5」から約「-16%」水準。

エヌビディア (NVDA)の株価(ここ5年)

※出所:NVDA | Nvidia 株式-Investing.com

AIバブルの象徴っぽいエヌビディアの株価変動。

先週週間では約「+5%」。

今は2024年11月ピークの「152.9」から約「-5%」水準。

ビットコイン(ドル建て、ここ5年)

※出所:https://jp.investing.com/crypto/bitcoin/btc-usd

先週週間(12.27~1.3の終値)では約「+4%」。

今は2024年12月ピークの「108,080」から約「-9%」水準。

「ユーロ50の空売り」と「米国債(2621)の買い」の運用状況

2022年11月中旬、ユーロ50(ユーロ建て)を空売り。

今は約「-23.68%」の含み損(前週は-24.21%)。

2023年10月下旬、iシェアーズ 米国債20年超(H有)【2621】を買い。

今は約「-3.4%」の含み損(前週は-2.8%。分配金収益含まず)。

先週

☆ユーロ50売りの含み損はやや増加。

☆【2621】はマイナス幅増大。

【落ちるナイフ】米国債を買ってしまう 

成績は「-2%」で含み損 ~日本市場の概況~

欧州株の空売り ~日本市場の概況~ 

「米国:失業保険継続受給者」「インディード求人件数」(2022年1月~)

※出所:Continued Claims (Insured Unemployment) (CCSA) | FRED | St. Louis Fed

2022年1月以降の「米国失業保険継続受給者」と「インディード求人件数」の推移。

①:「米国失業保険継続受給者:」の直近値は約184万人。

直近では「横這い」傾向か。

②:「インディード求人件数:」は「110.3」。

直近では「横這い」傾向か。

①が急増し、②が急減すれば米国労働市場の悪化、景気悪化を示唆するため

要注意。

前回米国失業保険継続受給者は190万人を超えていましたが、またレンジに戻りました。

今は落ち着いた動き。

NAAIMエクスポージャー指数

※出所:NAAIM Exposure Index | NAAIM

NAAIMエクスポージャー指数は米機関投資家のポジション状況を示唆する指標。

数値が大きいほど米機関投資家は株に強気、小さいほど弱気。

1.1の最新値は「64.10」(前週「80.39」)。

☆2024年、月ごとの平均値

●2024年1月:「75.2」

●2024年2月:「88.3」

●2024年3月:「99.0」

●2024年4月:「72.2」

●2024年5月:「85.9」

●2024年6月:「84.1」

●2024年7月:「89.2」

●2024年8月:「72.0」

●2024年9月:「79.2」

●2024年10月:「84.1」

●2024年11月:「92.5」

●2024年12月:「86.9」

であり、2024年は概ね平均「84.1」。

最新値の「64.10」は最近では

やや低い(やや弱気)?

という印象。

3週、5週前に節目の100に接近していましたが、今は機関投資家はやや弱気。

※NAAIMエクスポージャー指数について↓

※出所:マーケット|SBI証券

円 投機的ネットポジション(ここ5年)

※出所:米国商品先物取引委員会 円 投機的ネットポジション

「円」の米国先物市場における投機的なトレーダーのネットポジション(週次データ)。

☆マイナス幅が大きいほど投機的な円売りポジションが大きい

☆プラス幅が大きいほど投機的な円買いポジションが大きい

と判断。

2021年3月~2024年8月、3年半近く「円売り」モード継続。

その後11週連続で「円買い」。

その後5週連続で「円売り」。

最新値は「+0.23万」(前週は「+0.60万」)で4週連続でプラスで円買いモード。

ただ円買いへの偏りはごくわずかで、ここ4週の投機筋の円買いは失敗してそう。

<ここ1年>

Jリートスプレッド

Jリートの指標(Jリート平均利回り-日本10年債利回り=Jリートスプレッド)、週次でも観察。

「Jリートスプレッド」について詳しくは⇒Jリート やや割安圏か 

※出所:JAPAN-REIT.COM日本 10年 債券利回りのデータより管理者作成

※期間:2003.4~2024.10

11月末のJリートスプレッドは「4.0%」。

2024.12.30は「4.0%」(前週は「4.0%」)。

☆Jリート平均利回り:5.09%

☆日本10年債利回り:1.08%

2003年以降の長期中央値は「3.5%」であり、今はやや割安圏か。

おわりに

先週のテスラ、エヌビディア、ビットコイン3つの値動き。

☆テスラ:-5%

☆エヌビディア:+5%

☆ビットコイン:+4%

テスラは一休み。

エヌビディアは最高値までもう少し。

2週下げていたビットコインは反発。

 

2023年4月頃からずっと

170~180万人台のレンジ

で推移している米国失業保険継続受給者。

最新値では190万人を突破。

ただ

☆これまで何度も190万人を突破し、その後修正されレンジに戻る、という動きを繰り返している

☆インディードの求人件数は横ばい

という事実もあり、過剰反応するのもどうか、という印象。

と前回書いていましたが、またレンジに戻りました。

インディードの求人件数が横ばいであることは意識していいのかも。

 

またこの株高の中、NAAIMエクスポージャー指数は60台まで低下。

昨年8月以来。

年末年始でポジションを軽くしたのかは不明ですが、妙に低い値。

ポジティブに考えれば、今後機関投資家がポジションを増してくれば、S&P500上昇の追い風になる、かもですが、どうなりますか。

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