ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

シラーPERから 今 S&P500は割高?

シラーPERについての確認記事。

・投資判断はご自身で行ってください

・本ブログ記事に何らかの投資行動を推奨する意図はありません

シラーPERについて↓

※参考:シラーPER(CAPEレシオ)とは|金融経済用語集 - iFinance

シラーPERの現状

※出所:Shiller PE Ratioより作成  ※期間:1995.1~2025.2

1995年以降のシラーPERの推移。

5年移動平均と1995.1月以降の中央値を併記。

グラフの上に行くほど株価は割高か。

1995年以降の中央値は「26.8」倍。

ここ5年の平均値は「32.6」倍。

直近値は「37.53」倍。

「長期の中央値」よりも「ここ5年平均」よりも今は明らかに高く、現状は割高傾向か?

シラーPERとSP500

※出所:Shiller PE RatioS&P500 過去のレート - Investing.comより作成

※期間:1995.1~2025.2

1995年以降のシラーPERとその5年移動平均SP500を併記したグラフ。

あくまでこの時期の経験則ですが、

青がオレンジを大きく上回る時期⇒割高?

青がオレンジを大きく下回る時期⇒割安?

という経験則はありそう。

シラーPERの使い方 その1:5年移動平均を大きく下回る時期は割安?

※出所:Shiller PE RatioS&P500 過去のレート - Investing.comより作成

あくまで近年の経験則であり、将来も有効な判断となるかは不明ですが、シラーPERの使い方、その1。

☆5年移動平均を大きく下回る時期は割安?

5年移動平均から何%下方乖離したら割安だ!

と断言することは不可能ですが、経験則としては、どうせ買うなら5年移動平均の「」にいる時期に買った方がお得だったんではないか、と思われます。

積み立てをしている人などは、この時期に

☆積立額をふだんより増やす

☆いくらかスポット買いする

というのはこの指標では合理的か。

シラーPERの使い方 その2:5年移動平均を大きく上回る時期は割高?

※出所:Shiller PE RatioS&P500 過去のレート - Investing.comより作成

シラーPERの使い方、その2。

☆5年移動平均を大きく上回る時期は割高?

5年移動中央値から何%上方乖離したら割高だ!

と断言することは不可能ですが、経験則としては、どうせ売るなら5年移動平均の「」にいる時期に売った方がお得だったんではないか、と思われます。

積み立てをしている人は、この時期に

☆積立額をふだんより減らす

☆いくらかスポット売りする

というのはこの指標では合理的か。

おわりに

極めて雑な視点ではありますが、SP500の割高割安に関して

「過去5年のシラーPER平均値」と「直近値」の乖離度合いを参考にする

というのは、個人的にはそれなりの実用性がありそうな感触。

あくまで、それなり、レベルだとは思いますが。

※出所:Shiller PE RatioS&P500 過去のレート - Investing.comより作成

※期間:1995.1~2025.2

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