ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

・VT 10カ月連続で月間プラス ・わからんときはニュートラル 【中期投資のタイミング 2026年1月データより】

長期でなく中期的に、今は投資のチャンスかどうか、リスクポジションを減らすべき時期か増やすべき時期か、世界景気などを根拠に推測する記事。

・投資判断はご自身で行ってください

・本ブログ記事に何らかの投資行動を推奨する意図はありません

今は「中期投資」のタイミングか

☆半年~数年でみてここが強気するチャンス?

と感じられる、いわば「中期投資のタイミング」を全世界の景気指標である「グローバル総合PMI」を利用して模索。

同時に

半年~数年でみてここが弱気になるべき時期

と思われるタイミングも模索。

グローバル総合PMIとは

「PMI」は「購買担当者指数」のことで景気指標の一つ。

世界の多くの国で採用されており、毎月更新される即時性の高い便利な指標。

50が分岐点であり

50より大きい⇒景気拡大

50より小さい⇒景気減速

と判断。

製造業PMIは「製造業購買担当者指数」のことで、製造業全般の景気を示唆。

サービス業PMIは「サービス業購買担当者指数」のことで、サービス業全般の景気を示唆。

JPモルガン・グローバル総合PMIはサービス業と製造業、両方を考慮した世界全体の景気指標。

近年のグローバル総合PMIの歴史

グローバル総合PMI(緑線)の2008年以降の推移をGDP動向(オレンジ)とともに確認。

※出所:https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/1ab92992a48a4200bfacfdbdd9623c20

より作成 ※2008~2024.7

この指標、2008年以降で概ね世界のGDP動向と連動性あり。

2008年以降では3回ほど節目の50を下回り、不況を示唆。

1回目は2008~2009年の世界金融危機、2回目が2020年のコロナ不況、3回目が2022年の秋ごろ、インフレ+利上げで株価が低迷していた時期。

ほかにも好不況の分かれ目の「50」に3度接近。

1度目は2012年の欧州債務危機、2度目は2015~2016年ごろのチャイナショック。

世界景気動向をそれなりに反映してきた指標といえそう。

直近のグローバル総合PMI

世界景気動向の目安として直近のグローバル総合PMIの推移を確認。

※出所:https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/3b2a2f0425fe4f41b2145cdc0c9b4b39

 最新の2026年1月データは「52.5」で前月の「52.0」より上昇。

2023年10月⇒2024年5月まで

「50.0⇒53.7」

という明確な景気拡大トレンド。

それからのデータ。

直近3ヵ月平均は「52.4」(前月は「52.6」)で、地味に低下トレンドに転換した雰囲気。

最近の

単月でのボトム:2025年4月「50.8」

3ヵ月平均のボトム:2025年6月「51.2」

単月でのピーク:2025年10月「53.0」

3ヵ月平均のピーク:2025年10月「52.8」

【中期投資のタイミング 判断】

☆データ出所

https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/ad73a90948f7466f83183e4dca78ef7d

VT | Vanguard Total World Stock Index Fund ETF Shares ETF - Investing.com 日本

Moody's Seasoned Baa Corporate Bond Yield Relative to Yield on 10-Year Treasury Constant Maturity (BAA10Y) | FRED | St. Louis Fed

AUD JPY | オーストラリアドル 日本円 相場情報 - Investing.com

6301 | Komatsu Ltd. 株式-Investing.com

CAT | Caterpillar 株式-Investing.com

※2026年2月データは2026.2.5現在把握できているもの

※VT:米国ETF、Vanguard Total World Stock Index Fund ETF Shares。ドル建て

2026年1月より①グローバル総合PMI以外に世界景気動向と連動しやすい

②クレジットスプレッド(ムーディーズの長期Baa社債利回りと米10年国債利回りの差。月中平均値。%)⇒数値低下でリスクオン

③豪ドル/円(月末値)⇒数値上昇でリスクオン

④コマツ【6301】株価(月末値)⇒数値上昇でリスクオン

⑤キャタピラー【CAT】株価(月末値)⇒数値上昇でリスクオン

の変動を考慮。

①を最重視、次に②を重視、③~⑤はそれなりに。

①PMIは2026年1月は上昇。

3カ月平均はわずかに低下。

世界景気の拡大速度は鈍化傾向は2025年12月で底打ちした可能性があるも、3ヵ月平均は低下傾向であり、この意味ではやや弱気。

水準自体は52台であり、悪くない水準。

②クレジットスプレッドは最近では2025年11月にピーク、その後2ヵ月連続で低下。

この視点では強気。

③豪ドル/円は明らかな上昇傾向で強気。110円に迫る水準でお祭り状態。

④コマツと⑤キャタピラーは2026年1月に急騰。

月間で④は約19%、⑤は15%ほどの急騰、2月に入っても勢い止まらずやはりお祭り状態。

VTは2026年1月に月間「+3.1%」と好調で最高値更新。

 

以上、①PMI以外は強気要素満載の状況。

☆PMIがややパッとしないこと(弱気要因)

☆豪ドルや建機株のお祭り状態への不信(弱気要因)

☆その他の点は総じて強気要因

等を考慮して総合的には

ニュートラルポジション(強気でも弱気でもない)

がベター?と判断。

・投資判断はご自身で行ってください

・本ブログ記事に何らかの投資行動を推奨する意図はありません

2008年以降 低水準PMIの時期と水準

直近では2025年4月の「50.8」が低め。

節目の「50」を下回る時期の到来は2008年以降で

2008年 2020年 2022年

の3回のみ。

あとがき

お祭り状態でみられがちな

③豪ドル/円の急騰

④コマツ【6301】株価の急騰

⑤キャタピラー【CAT】株価の急騰

が確認された2026年1月。

株価水準も高そうで正直逃げたい気持ちも満載ながら、かといって世界景気拡大速度もぼちぼちで「弱気になりすぎてまた機会損失する」悪癖をなぞってしまいそうな気もする悩ましい状況。

そんなときはとりあえずニュートラルでごまかした2026年2月のポジション判断、吉と出るか凶と出るか。

ちなみにVT(Vanguard Total World Stock Index Fund ETF Shares。米国ETF)は2008年に上場以来、8ヵ月以上連続で月間プラスが続くことはありませんでした。

※7カ月連続でプラスが3回(2017~2018年に2回、2021年に1回)あり

昨年から今年にかけてVTは10カ月連続でプラスとなっており、記録更新中。

さすがにそろそろ月間マイナスの月がきてもよさそう。

ビットコインやら貴金属やらが乱れ怪しい雰囲気もある2月、どうなりますか。

※出所:ETF Vanguard Total World Stock Index 過去データ - Investing.comより作成

関連コンテンツ




【更新の励みになります。よければ応援クリックを!】

follow us in feedly