ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

日本株PBR 約 20 年ぶりの高水準  ~日本市場の概況~

今週の日本の株価や金利をごく簡単に確認し、その後、株式の「割安割高の目安」になりそうな5つの指標で定点観測する記事。

・投資判断はご自身で行ってください

・本ブログでは何らかの投資行動を推奨する意図はありません

 

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TOPIX(ここ5日)

※出所:マーケット|SBI証券

直近値は「3717」で前週比「-5.6」。

3月月間では今は「-5.6」。

2021年9月の「2120」から約「+75」%水準。

日本10年債利回り(ここ1年)

※出所:マーケット|SBI証券

直近値は約「2.17%」(前週末は「2.11%」)。

ドル/円(ここ1年)

※出所:マーケット|SBI証券

直近値は1ドル「157.7」円。前週は「156.0」円で円安。

米ドル指数は前週「97.6」。

今は「98.9」でドル高。

1986年以降で3番目くらいのドル高局面は終わったか、まだ続くか。

<米ドル指数:1986年~>

※出所:米ドル指数先物 - Investing.com 日本

5つの指標

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率 <日本市場。信用買いの損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス<日経平均版の恐怖指数>

日本バフェット指標

※出所:日本取引所グループ 世界経済のネタ帳 

※期間:1985年1月末~2025年8月末

直近の日本バフェット指標は「2.00」(前週は2.12)。

直近の5年平均は「1.41」で、今は移動平均より約42%高い水準。

直近の10年平均は「1.26」で、今は移動平均より約59%高い水準。

一つの目安に過ぎませんが、長期的観点からは日本株は

割高

と推測。

直近の日本の時価総額は約「1296.7兆円」(全市場の合計値)。

※出所:その他統計資料 | 日本取引所グループ世界経済のネタ帳 より作成

日本バフェット指標について詳しくはコチラ↓

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残(2市場。TOPIX併記)

※出所:信用残の推移 | 信用・手口 | トレーダーズ・ウェブTOPIX【998405.T】:時系列 - Yahoo!ファイナンスより作成  ※2001.6~2024.8の月末値

最新値は 55405億円(約5.5兆円)。

前週比ー425億円。

水準としては長期中央値の「2.5兆円」より多く、この指標から株価水準は

割高?

と推測。

<2023年7月以降の推移・月末の概算値と直近数値など>

※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成

信用買い残について詳しくはコチラ↓

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

日本株PBR (TOPIX併記)

※出所:その他統計資料 | 日本取引所グループTOPIX【998405.T】:時系列 - Yahoo!ファイナンスデータより作成 ※グラフの期間:1999年1月~2024年11月

※日本株のPBRとして2022年4月からはプライム市場のPBRを使用。それ以前は東証一部のPBR

2026年2月の日本株のPBRは「1.7」倍(前月比+0.2)。

2024年8月以降は「1.2倍」。

2025年7月以降は「1.3倍」に。

2025年10月以降「1.4」倍。

そして2026年1月に「1.5」倍、2月に「1.7」倍という急上昇。

1.7倍は2005年11月以来、約20年ぶりの高水準(当時は東証一部全体のデータ)。

長期平均は「1.2」で今の水準は

割高?

と推測。

直近ピークは2026年2月の「1.7」。

直近ボトムは2020年2~4月の「1.0」。

プライム市場のPBRについて詳しくはコチラ↓

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率(2市場、買い方、TOPIX併記)

※出所:信用残の推移 | 信用・手口 | トレーダーズ・ウェブTOPIX【998405.T】:時系列 - Yahoo!ファイナンスより作成  ※2001.6~2024.8の月末値

最新値は「-0.13%」(前週は-2.15%)。

上記期間の長期平均は約「-10.5%」であり投資家心理は

楽観

と推測。

信用評価損益率について詳しくはコチラ↓

信用評価損益率 <日本市場。信用買い残高の損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス

★日経平均ボラティリティー・インデックスのメモ

2000年11月からの

・長期平均:24.9

・長期中央値:23.3

・最低値:11.82(2017.7月)

・最大値:91.45(2008年10月)

・個人的には30以上で「株価の割安圏」を示唆しやすい指標と考えます。

<ここ3ヵ月のチャート:日経平均を併記>

※出所:恐怖指数(VIX 日経VI VSTOXX) 日経平均比較チャートより作成

直近値は「41.05」(前週は「27.33)。

日経平均VIの長期中央値は「23.3」であり、投資家心理は普段なら

不安?

と推測するところ。

しかし株価は高値圏で判断が難しい状況か。

※参考:最近のリスクオフ局面の最大値(概算値)。

☆2018.2月:38

☆2018.12月:33

☆2020.3月:61

☆2024.8月:85

恐怖指数について詳しくはコチラ↓

www.yukimatu-value.com

現時点での日本市場の割高割安、5つの指標からの推測、まとめ

あくまで個人的な判断ですが、現時点で各指標が示唆する株式の割安、割高の判断をまとめます。

★日本バフェット指標⇒割高?

★信用買い残⇒割高?

★東証一部PBR⇒割高?

★信用評価損益率⇒割安ではない?

★日経平均ボラティリティー・インデックス⇒?

上記から日本株式の水準は長期的には

割高?

と推測。

※個人の直感、感想です。投資は自己判断、自己責任で 

バブル期と「今」のデータ比較

出所:日経平均、TOPIX⇒Yahoo!ファイナンス、東証REIT指数⇒SBI証券

●日本バフェット指標:割高か

●信用買い残:割高か

●日本株PBR:割高か

●信用評価損益率:楽観モードか

日欧米株価指数、2021~2022年ピークからの水準

☆TOPIX、2021~2022年の高値「2120」(2021年9月

 ⇒現在約+75%水準(前週は+86%。これまでのボトム、2022.3月の-17%)

☆欧州株、ユーロ・ストックス50、2021~2022年の高値「4415」(2021年11月

 ⇒現在約+30%水準(前週は+39%。これまでのボトム、2022.9月の-26%)

☆S&P500、2021~2022年の高値「4818」(2022年1月

 ⇒現在約+40%水準(前週は+43%。これまでのボトム、2022.10月の-28%)

※すべて現地通貨建て

週間で日本株、欧州株、米国株、イラン戦争ですべて下落。

無双状態だった日本株は大きく下落、不調だった米国株は軽傷。

TOPIXと200日移動平均(ここ1年)

※出所:マーケット|SBI証券

ここ1年のTOPIXと200日移動平均線。

直近値は移動平均から約「+16.0%」(前週+23.9%)水準。

205営業日連続のプラス圏で今のところピークは「+24.5%」(2026.2.12)。

 

2024年8月以降の流れ。

2024.8.5に「-14.2%」水準まで低下するも持ち直す。

2024年9月後半以降は概ね移動平均よりやや上の位置をキープ。

10月後半からは概ね移動平均あたりでうろうろ。

そして2025年4月に再び大きく下に沈むも、5月に浮上後はずっと上に位置。

 

2022.8月以降で移動平均の上に10日以上連続でいたのは

☆2022.8月~9月:21営業日(ピークは+3.9%)

☆2022.10~12月:34営業日(ピークは+5.6%)

☆2023.1~3月:40営業日(ピークは+7.1%)

☆2023.3月~2024.8月:337営業日(ピークは+18.0%)

☆2024.8月~9月:14営業日(ピークは+3.9%)

☆2024.10月:12営業日(ピークは+3.0%)

☆2024.12月:14営業日(ピークは+2.3%)

☆2024.12月~2025.1月:10営業日(ピークは+3.2%)

☆2025.1月~2月:24営業日(ピークは+2.7%)

☆2025.3月:10営業日(ピークは+3.6%)

☆2025.5月~2026.3月:205営業日(ピークは+24.5%)

おわりに

直近ピークを更新中の裁定買い残(枚数)。

ここ1週では

12.5億枚⇒11.8億枚

と大きめに減少。

※出所:裁定残高より作成

2026.2.27の12.7億枚が今回のピークとなりそうな雰囲気ですが、ここから盛り返せるか。

 

直近の日本の時価総額は約「1297兆円」(全市場の合計値)で1400兆円に接近していた前週より大きめに減少。

それでも1300兆付近。

時価総額は名目GDPの2.00倍の水準。

2026年2月の日本株のPBRは「1.7」倍で、この水準は2005年11月以来、約20年ぶり。

 

チキンレースが始まっているのかもしれませんが、どこまで楽観が進むかは全く不明。

安易な空売りは危険でリスク資産配分比率の調整はしつつ、どうしても売りに賭けたい場合はごく少額、宝くじのノリで日経平均オプション「プット買い」でもしてお茶を濁しているのが気楽か。

と先週書いていました。

例えば「日経平均オプション 26/4 プット38000」を2026.2.27の終値「49.0」(4.9万円)で買っていれば、2026.3.4の高値は「400.0」(40万円)と約8倍に暴騰する場面が今週ありました。

タラればですが、ごくまれにクジが当たることがあります。

ただ、絶妙のタイミングでクジを当てることは不可能と思われ、少額プット買いは大体は損して終わるため、このような保険がけ活動がトータルで利益が出るかは不明。

あくまでちょっとした保険、気休め、宝くじ感覚、激しい下げ相場到来に対する心理的耐性向上を図る一手段か。

・投資判断はご自身で行ってください

・本ブログでは何らかの投資行動(例えばオプション売買)を推奨する意図はありません

 

引き続き個人的には楽観が過剰な程度まで進んでいると推測。

☆安全・リスク資産配分のリバランス

☆攻めのポートフォリオを守りのポートフォリオにいくらかシフトさせる

☆いくらか日経平均プットのオプションを買っておく

などの手入れをしたくなる状況。

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