ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

「やや弱気」 から 「ニュートラル」に  【中期投資のタイミング 2026年4月データより】

長期でなく中期的に、今は投資のチャンスかどうか、リスクポジションを減らすべき時期か増やすべき時期か、世界景気などを根拠に推測する記事。

・投資判断はご自身で行ってください

・本ブログ記事に何らかの投資行動を推奨する意図はありません

今は「中期投資」のタイミングか

☆半年~数年でみてここが強気するチャンス?

と感じられる、いわば「中期投資のタイミング」を全世界の景気指標である「グローバル総合PMI」を利用して模索。

同時に

半年~数年でみてここが弱気になるべき時期

と思われるタイミングも模索。

グローバル総合PMIとは

「PMI」は「購買担当者指数」のことで景気指標の一つ。

世界の多くの国で採用されており、毎月更新される即時性の高い便利な指標。

50が分岐点であり

50より大きい⇒景気拡大

50より小さい⇒景気減速

と判断。

製造業PMIは「製造業購買担当者指数」のことで、製造業全般の景気を示唆。

サービス業PMIは「サービス業購買担当者指数」のことで、サービス業全般の景気を示唆。

JPモルガン・グローバル総合PMIはサービス業と製造業、両方を考慮した世界全体の景気指標。

近年のグローバル総合PMIの歴史

グローバル総合PMI(緑線)の2008年以降の推移をGDP動向(オレンジ)とともに確認。

※出所:https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/1ab92992a48a4200bfacfdbdd9623c20

より作成 ※2008~2024.7

この指標、2008年以降で概ね世界のGDP動向と連動性あり。

2008年以降では3回ほど節目の50を下回り、不況を示唆。

1回目は2008~2009年の世界金融危機、2回目が2020年のコロナ不況、3回目が2022年の秋ごろ、インフレ+利上げで株価が低迷していた時期。

ほかにも好不況の分かれ目の「50」に3度接近。

1度目は2012年の欧州債務危機、2度目は2015~2016年ごろのチャイナショック。

世界景気動向をそれなりに反映してきた指標といえそう。

直近のグローバル総合PMI

世界景気動向の目安として直近のグローバル総合PMIの推移を確認。

※出所:https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/aaa65d75fb5c432aaac32015bfcb64c6

 最新の2026年4月データは「51.8」で前月の「51.0」より上昇。

2023年10月⇒2024年5月まで

「50.0⇒53.7」

という明確な景気拡大トレンド。

それからのデータ。

直近3ヵ月平均は「52.0」(前月は「52.3」)で、低下傾向に。

最近の

単月でのボトム:2025年4月「50.8」

3ヵ月平均のボトム:2025年6月「51.2」

単月でのピーク:2026年2月「53.3」

3ヵ月平均のピーク:2025年10月「52.8」

【中期投資のタイミング 判断】

☆データ出所

https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/ad73a90948f7466f83183e4dca78ef7d

VT | Vanguard Total World Stock Index Fund ETF Shares ETF - Investing.com 日本

Moody's Seasoned Baa Corporate Bond Yield Relative to Yield on 10-Year Treasury Constant Maturity (BAA10Y) | FRED | St. Louis Fed

AUD JPY | オーストラリアドル 日本円 相場情報 - Investing.com

6301 | Komatsu Ltd. 株式-Investing.com

CAT | Caterpillar 株式-Investing.com

※2026年5月データは2026.5.12まで

※VT:米国ETF、Vanguard Total World Stock Index Fund ETF Shares。ドル建て。最新月以外は月末値

2026年1月より①グローバル総合PMI以外に世界景気動向と連動しやすい

②クレジットスプレッド(ムーディーズの長期Baa社債利回りと米10年国債利回りの差。月中平均値。%)⇒数値低下でリスクオン

③豪ドル/円(月末値)⇒数値上昇でリスクオン

④コマツ【6301】株価(月末値)⇒数値上昇でリスクオン

⑤キャタピラー【CAT】株価(月末値)⇒数値上昇でリスクオン

の変動を考慮。

①を最重視、次に②を重視、③~⑤はそれなりに。

①PMIは3月の急低下から半値戻し。

3カ月平均は引き続き低下しており、世界景気の観点ではすでに

景気底打ち

が期待できる反面、3ヵ月トレンドの低下は弱気要素。

②クレジットスプレッド(月中平均)は3月大きく上昇し「1.79%」となるも、その後4月、5月と順調に低下。

この点は強気要素。

③豪ドル/円は明らかな上昇傾向で強気。お祭り状態。

④コマツと⑤キャタピラーは2026年3月に急落、4月に急騰。⑤キャタピラーは最高値更新でお祭り状態、約1年で株価3倍。

VTは3月急落、4月急騰、5月も順調で最高値更新。

この点では強気要素。

 

以上、「①PMI」の3ヵ月トレンドにやや不安があるものの、その他はすべて強気要因。

4月は「やや弱気」にしていましたが、5月は一段階強気に転じ

「ニュートラル」

がベター?と判断。

・投資判断はご自身で行ってください

・本ブログ記事に何らかの投資行動を推奨する意図はありません

2008年以降 低水準PMIの時期と水準

直近では2025年4月の「50.8」が低め。

2026年3月は「51.0」まで低下し4月に「51.8」に戻したところ。

節目の「50」を下回る時期の到来は2008年以降で

2008年 2020年 2022年

の3回のみ。

あとがき

3月からのイラン戦争、原油価格高騰による世界景気減速不安。

3月急落していたPMI、4月はそこそこに反発。

2025年4月のトランプ関税ショックでは「50.8」、今回は「51.0」まで低下してからの反発。

何事もなかったかのように今年もご機嫌な相場が続くのか、今年は違うのか。

 

不安要素は

 

①下がらない原油価格

②下がらない米国債10年利回り

③かなり下がってきたクレジットスプレッド

 

①は2ヵ月半近く下がらず、今後も長期化するとさすがに景気への悪影響懸念も

②は5.13現在「4.46%」程度でデッドライン?の「4.5%」に最接近

③はムーディーズの長期Baa社債利回りと米10年国債利回りの差でみると

※出所:Moody's Seasoned Baa Corporate Bond Yield Relative to Yield on 10-Year Treasury Constant Maturity (BAA10Y) | FRED | St. Louis Fedより作成

「1.65%」まで低下してきており、低下余地が少なくなってきている可能性も。

2024年には「1.4%」付近まで低下しましたが、2025年や2026年1月は「1.6%」付近で上昇に転じ短期的なリスクオフ相場となりました。

 

強気要因は

①AI関連期待

②世界景気の回復基調維持

など。

PMIが崩れなければ株価も大崩れしないかも。

とりあえず3月、4月は「やや弱気」とし、3月はよかったですが、4月はまたしても機会損失。

5月に「ニュートラル」に戻したところに再びリスクオフが・・・というオチとなるかもですが、どうなっていきますか。

・投資判断はご自身で行ってください

・本ブログ記事に何らかの投資行動を推奨する意図はありません

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