最近の米国がらみ、コロナがらみで気になるテーマをいくつか。
米国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Dataより作成
1度目のピーク、2020年4月、約2200人。
3度目のピーク、2021年1月、約3400人。
4度目のピーク、2021年9月、約2100人。
2022.1.28の死者数(7日平均)は約2379人(一週間前は約2066人)で週間で大きく増加。
昨年11月末頃から増加傾向ですが今年1月になって急増。
すでに1度目のピークを越えてかなり厳しい事態に。
日本、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
日本の新型コロナ死者数。
今までのピークは2021年5月、約114人。
1.28は約「31人」。一週間前は約「8人」で週間で大きく増加。
2022年に入って急増し、2021年5月の約114人に迫るかもしれない、という勢い。
ブラジル、インド、インドネシア、ロシア新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Data
一日当たりのコロナ死者数が一時期多かったブラジル、インド、インドネシア、ロシアの状況。
直近では
●ロシア:減少
●インド、ブラジル:増加
●インドネシア:横這い
先週と同傾向。
インド、ブラジルは急増し、インドは600人超え。
インドネシアはほぼ動かず。
欧州主要国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
フランス、スペイン、イギリス、イタリア、ドイツの新型コロナ死者数。
直近では
●イタリア、スペイン、フランス:増加
●ドイツ:減少
●イギリス:横這い
欧州の増加傾向が続いていましたが、ドイツは急減、西欧、南欧のイタリア、スペイン、フランスは増加。
南アフリカ、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
オミクロン株がらみで南アフリカの新型コロナ死者数を確認。
ピークは2021年1月の約578人。
1.28は119人(前週は119人)で先週は横這い。
頭打ちとなるかどうか。
以前のピークに比べると今のところ低水準。
全世界、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
全世界の新型コロナ死者数。
●1度目のピーク:2020年4月、約7100人
●2度目のピーク:2020年8月、約6400人
●3度目のピーク:2021年1月、約14700人
●4度目のピーク:2021年4月、約13900人
●5度目のピーク:2021年8月、約10200人
1.28は約8995人(一週間前は約7868人)で週間で1127人増。
3週連続急増中。
約3週間で3000人ほど増加。
あと1~2週ほどで5度目のピーク(約1万人)を越えそうな勢い。
※参考①:昨年の秋から冬にかけての死者数増加
<全世界、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均):2020年10月~2021年1月>
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Dataより作成
FRB総資産推移(2002年以降)
近年でFRBの総資産がごく短期間に急膨張したのは
「2009年9~11月」「2020年3~5月」
の2回。
2020年6月の約「7.17」兆ドルで2度目の急膨張はいったんピークを迎えるも、2020年7月中旬以降再び増加モード。
1.26の最新値は約「8.86」兆ドル(前週は8.87兆ドル)で週間でやや減少。
過去最大値付近。
テスラ(TSLA)の株価
※出所:https://jp.investing.com/equities/tesla-motors
2020年4月以降の上げ相場の象徴っぽいテスラの株価変動。
先週週間では「−10.4%」。
2020年3月以降の月間騰落率。
※出所:Tesla (TSLA) 過去データ - Investing.comより作成
2021年1月と2021年11月頃に2つの山があり、今は2021年11月のピーク「1243」から約「-32」%水準。
おわりに
前回記事でテスラに関して
これまで急落後も何度も急騰復活しショート派を蹴散らしロング派を支えてきましたが、昨年1月の900を死守し、今回も復活できるか、落ちていくか、興味深い場面。
としていましたが、先週は大きく下落。
ピークの半値、「622」あたりまで落ちると「テスラブームもひとまず沈静化」といえるかもしれませんが、値動きが激しく来週末どうなっているかなど全く想像がつかず、引き続き観察。
全世界、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)は今週も急増。
ここ3週でざっと3000人ほど増加。
昨年12月までは減少傾向だったので、個人的には
世界的にはワクチン効果もあって状況は改善しているはずだ
という期待がありましたが、この数字だけ見ると、世界的にはとてもまだ押さえ込めていない、コロナ対応に手探り状態で各々の状況に合わせてやれることをやっていくしかないという印象。
オミクロン株は重症化しにくいというイメージもありますが、やはり油断大敵か。
真冬が終わる2月中にはピークアウトしてくれるとありがたいですが、どうなりますか。