ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

コロナ第7波 峠を越えた 感じ ~FRB資産、テスラ、米国コロナ等~

最近の米国がらみ、コロナがらみで気になるテーマをいくつか。

米国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Dataより作成

1度目のピーク、2020年4月、約2200人。

3度目のピーク、2021年1月、約3400人。

4度目のピーク、2021年9月、約2100人。

2022.8.5の死者数(7日平均)は約584人(前週は429人)で週間で増加。

4月からは「250~450人」ほどの範囲で横這いでしたが、先週はレンジを逸脱。

日本、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data

日本の新型コロナ死者数。

8.5は約「138人」。前週は約「90人」で急増中。

第6波に次ぐ水準まで増加。

ブラジル、インド、インドネシア、ロシア新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Data 

一日当たりのコロナ死者数が一時期多かったブラジル、インド、インドネシア、ロシアの状況。

直近では

●ブラジル、インド、ロシア、インドネシア:減少~横這い

増えていたインド、ブラジルも落ち着いている状況。

欧州主要国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data

フランス、スペイン、イギリス、イタリア、ドイツの新型コロナ死者数。

直近では

●ドイツ:増加

●イタリア、イギリス、スペイン、フランス:減少

先々週までは5ヵ国すべてで増加していましたが、ドイツ以外は減少に転じる。

全世界、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)

※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data

全世界の新型コロナ死者数。

●1度目のピーク:2020年4月、約7100人

●2度目のピーク:2020年8月、約6400人

●3度目のピーク:2021年1月、約14700人

●4度目のピーク:2021年4月、約13900人

●5度目のピーク:2021年8月、約10200人

●6度目のピーク:2022年2月、約10900人

8.5は約2434人(一週間前は約2376人)で週間で58人ほどの増加。

週間で増加しているものの、ほぼ横ばいに。

直近ボトムは2022.6.6の1311人。

今年は概ね「減少⇒5週連続増加⇒16週減少⇒増加⇒減少⇒増加⇒減少⇒5週増加」という感じ。

全世界 新型コロナ 新規感染者数(7日平均)

※出所:Coronavirus Pandemic (COVID-19) - Our World in Data

全世界の新型コロナ新規感染者数(一日当たり、7日平均)。

8.5は約95万人、前週は約103万人、週間で約8万人減少。

2週連続で減少。

直近ボトムは5.30の約47万人。

第7波のピークは2022.7.24の111万人になりそうな雰囲気。

中国 新型コロナ 新規感染者数(7日平均、2022.6月~)

※出所:COVID-19 Data Explorer - Our World in Data

中国の新型コロナ新規感染者数(一日当たり、7日平均)。

4月のピークが2.6万人。

8.5は約443人、前週は約729人、週間で約286人減少。

先週

今回は急増せず、大規模なロックダウンを回避できる、かも。

と書いていましたが、今のところそんな雰囲気。

FRB総資産推移(ここ1年)

※出所:Assets: Total Assets: Total Assets (Less Eliminations from Consolidation): Wednesday Level (WALCL) | FRED | St. Louis Fed

ピークは2022.4.13の約「8.97」兆ドル。

☆5月末:「8.91」兆ドル

☆6月末:「8.91」兆ドル(±0兆ドル)

☆7月末:「8.89」兆ドル(-0.02兆ドル)

8.3の最新値は約「8.87」兆ドル(前週は8.89兆ドル)で週間で減少。

減少ペースはやや加速している感じ。

テスラ(TSLA)の株価

※出所:https://jp.investing.com/equities/tesla-motors

2020年4月以降の上げ相場の象徴っぽいテスラの株価変動。

先週週間では「-2.9%」。

2020年9月以降の月間騰落率。

※出所:Tesla (TSLA) 過去データ - Investing.comより作成

今は2021年11月のピーク「1243」から約「-30%」水準。

ハッスルしていたテスラ、先週は米国長期金利上昇で勢い止まる。

先週のテスラの下げは米株のベアマーケット継続を示唆する動きとなるかどうか。

おわりに

全世界の新型コロナ新規感染者数(一日当たり、7日平均)は2週連続で減少。

世界の死者数も週間でほぼ横ばい。

<全世界の新型コロナ死者数(一日当たり、7日平均)>

※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Dataより作成

もし第7波がそろそろピークアウトするなら、

☆世界の死者数はこれまでよりとても少ない水準(2000人台)がピークとなりそうで

☆コロナの弱毒化が鮮明になっている

といえそう。

普段のマスコミ報道では上記のような実態を表すグラフをあまり目にしませんが、数字の上では世界的にコロナの弱毒化、風邪化が随分進んでいる、ということより周知してもいいように感じる次第。

また、日本に関しては

☆70代以降の高齢者

☆どちらかといえば男性

に死亡リスクが高く、40代以下の世代の死亡リスクはかなり低い、という傾向があるもよう。

極端な例では「高齢男性」と「20代以下の女性」の死亡リスクは大きくかい離していると思われ、高齢者に重点を置いたメリハリの効いたコロナ対策が今後望まれる状況か。

※出所:データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-より作成

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