最近の中銀がらみ、コロナがらみで気になるテーマをいくつか。
米国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Data
1度目のピーク、2020年4月、約2200人。
3度目のピーク、2021年1月、約3400人。
4度目のピーク、2021年9月、約2100人。
直近の死者数(7日平均)は約303人(前週は296人)で週間でやや増加。
横這い。
日本、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
日本の新型コロナ死者数。
直近値は約「163人」。前週は約「116人」で大きく増加中。
全世界、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
全世界の新型コロナ死者数。
●1度目のピーク:2020年4月、約7100人
●2度目のピーク:2020年8月、約6400人
●3度目のピーク:2021年1月、約14700人
●4度目のピーク:2021年4月、約13900人
●5度目のピーク:2021年8月、約10200人
●6度目のピーク:2022年2月、約10900人
●7度目のピーク:2022年8月、約2500人
直近では約1449人(一週間前は約1330人)で週間で119人ほどの増加。
全世界 新型コロナ 新規感染者数(7日平均)
※出所:Coronavirus Pandemic (COVID-19) - Our World in Data
全世界の新型コロナ新規感染者数(一日当たり、7日平均)。
直近値は約52万人、前週は約44万人、週間で8万人ほどの増加。
FRB総資産推移(ここ1年)
ピークは2022.4.13の約「8.97」兆ドル。
6月から量的引き締め。
☆5月末:「8.91」兆ドル
☆6月末:「8.91」兆ドル(±0兆ドル)
☆7月末:「8.89」兆ドル(-0.02兆ドル)
☆8月末:「8.83」兆ドル(-0.06兆ドル)
☆9月末:「8.80」兆ドル(-0.03兆ドル)
☆10月末:「8.72」兆ドル(-0.08兆ドル)
11.30の最新値は約「8.58」兆ドル(前週は8.62兆ドル)で週間で減少。
11月は「-0.14」兆ドルの大幅減。
4月のピークから7ヶ月ほどで約0.39兆ドル資産縮小。
ECB総資産推移(ここ1年)
※出所:Central Bank Assets for Euro Area (11-19 Countries) (ECBASSETSW) | FRED | St. Louis Fed
ピークは2022.6月の約「8.84」兆ユーロ。
直近11.25では約「8.47」兆ユーロ(前週比-0.30兆ユーロ)。
急減。
6月ピークから5ヶ月ほどで約0.37兆ユーロ、資産縮小。
日銀総資産推移(ここ1年)
※出所:Bank of Japan: Total Assets for Japan (JPNASSETS) | FRED | St. Louis Fed
ピークは2022.4月の約「739」兆円。
10月は約「696」兆円(前月は「685」兆円)で大幅増加。
6ヶ月ほどで約43兆円、資産縮小。
急激な減少はいったん終了か。
テスラ(TSLA)の株価
※出所:https://jp.investing.com/equities/tesla-motors
2020年4月以降の上げ相場の象徴っぽいテスラの株価変動。
先週週間では約「+7%」。
2020年10月以降の月間騰落率。
※出所:Tesla (TSLA) 過去データ - Investing.comより作成
今は2021年11月のピーク「414.5」から約「-53%」水準。
おわりに
ECB総資産推移(ここ1年)
※出所:Central Bank Assets for Euro Area (11-19 Countries) (ECBASSETSW) | FRED | St. Louis Fedより作成
最近横ばいだったECB資産が突然大幅減。
ツイッターではみかけた情報では
●欧州中央銀行(ECB)が超低金利でユーロ圏の銀行に貸し出していた長期資金が大量に返済された
●TLTRO(てるとろ)でECBがユーロ圏の銀行に貸し出していた資金が返済された
というものがありました。
テルトロに関して。
また2022.10.28の上記記事によれば
●ECBはTLTRO3の条件を変更し、銀行に早期返済を促している
●TLTRO3を巡っては低金利の資金供給によってインフレ抑制の妨げになっていると指摘されていた
とのこと。
インフレ抑制したいECBの思惑通り銀行が返済を進めている可能性あり。
詳しいことは不明ですが、とりあえず中銀資産の急減は金融引き締め的な動きではあり、市場にとっても欧州景気にとってもネガティブ要因。
あまり動いていなかったECB資産が今後も減少していくのか、観察継続。