信用買い残の水準、株価との関連の確認記事。
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信用買い残の長期推移
毎週チェックしている日本の2市場の信用買い残。
※信用買い残についてはこちら
※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより作成 ※期間:2001.6~2023.11月末値
2001年以降の長期の中央値、平均値は約2.5兆円。
直近では3.8兆円ほどでかなり多い水準。
長期的には市場は
楽観・安心傾向
にあると推測。
信用買い残と株価
※出所:トレーダーズ・ウェブ、TOPIX【998405.T】:時系列 - Yahoo!ファイナンスより作成
2001年6月~2023年11月のTOPIXと信用買い残(月末値)。
中央値は信用買い残の中央値。
長期的にみて今は
☆信用買い残の水準はかなり多い
☆どちらかというと楽観過剰・株価は割高かも
という見立ての方が説得力がありそう。
ただ、この楽観が長く続くのか、早めに終わるのか、そのタイミングは全く不明。
ちなみにこの期間の両者の相関係数は「0.75」で強い正の相関あり。
おわりに
円安だったりインフレだったりしますが、信用買い残は2006~2007年のサブプライムバブルの頃以来の多い水準。
いちおうシートベルトを、という話にもなりがちですが、
来年選挙をひかえる米国が株安を容認できないとすれば、まだまだ楽観過剰でいける
可能性もあり。
株高が続いているなら来年後半に「株安、信用買い残急減」が起きるかも、というのが個人的スタンス。