ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

2023年の投資 気づき

本日で今年も終わり。

備忘録的に今年の投資を振り返り。

2022年の反省

わたしは主に日本個別株のロングショートで投資をしています。

昨年9月に大きめの失敗。

失敗の要因は、ロングサイドに個別株以外に日本の株価指数の先物を混ぜたポジションを作ったところ、指数は大きく下げ、ショートサイドの個別株は下がらず、ロングサイドで大きなマイナスとなってしまったこと。

先物を使った目的は資金効率。

個別株でたくさん売りポジションを作って、買いポジションの一部は指数先物買いで代替すれば、個別同士のロングショートより理屈では大きなポジションが作れ、うまくいけば利益も大きくなるのでは、との目論見。

このやり方でうまくいくこともありましたが、個別株は短期的に指数との連動性が大きく損なわれることがあり、規模が大きいと損失も大きくなってしまったり。

その反省をいかし、今年はできるだけ

①ロングショート銘柄の業種をそろえる

②ロングショート銘柄のベータ値をそろえる

③ベータ値が1以上の銘柄は空売りしない(株価暴騰で大きな損失リスク)

④時価総額100億円以下の銘柄の空売りは要注意、50億以下はやらない(株価暴騰で大きな損失リスク。小さいところは何らかの材料で大きく暴騰しやすい)

⑤決済またぎはさける(決算次第で想定外の動きとなることが多い)

そういった自分なりの基本を大事にし、結果的に今年はここ5年では一番稼げた一年となりました。

2023年の気づき

何事も続けていると気づきはあるもの。

ロングショートをやっていて今年気づいたこと。

A:大きめの利益が出ているペアはさっさと利確、うまくいってないペアは早めに切る

わたしのロングショートの投資スパンは1~2週間。

比較的短期ですが、それでも損切りや被害拡大を防ぐ対処はメンタル的に大事。

粘ってうまくいくこともありますが、歳のせいか、だんだん粘れなくなってきているような。

同様に大きめの利益が出ているペアはさっさと利確した方がメンタル的に楽。

あの時利確してれば、で不快な思いをするのを以前より回避したがるようになってきました。

B:買い銘柄の時価総額は大きめで財務固めの銘柄を、売り銘柄の時価総額は小さめで財務弱めの銘柄を意識

一概にはいえませんが、激しい下げ相場のときにはなんだかんだで大きな企業、そして財務基盤が強い銘柄の方が下げにくい。

逆に、時価総額小さめで財務が弱めの銘柄が下げやすい。

今年はさほど下げる局面がなかったと思いますが、過去のデータをみているとやはりこの傾向はあるようで、この先いつ激しい下げが来るかわからないので、常に用心していようと思う次第。

おわりに

①昨年11月から続けているユーロ50の空売り

②今年10月に始めた【2621】iシェアーズ 米国債20年超(H有)の買い

は継続中で①は含み損、②は含み益。

いずれも投資額は小さく全体への影響は軽微。

もしも来年以降、大きな下げが来て買いたい気分になったら、総資産の3割程度を

●世界株ETF

●インド株ETF

●ゴールドETF

などに分散投資しようかという感触。

依然は5割くらいまではリスク取れそうと思っていましたが、ロングショートもぼちぼち快適なので、半分に下げても全体の15%程度の損失ですむ30%くらいまでが自分のリスク許容度、なのかも。

来年チャンスがあるのかないのかは不明ですが、2024~2025年の間なら1回は買いのチャンスがありそうな予感。

どうなりますか。

よいお年を。

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