
米国物価(CPI)とモノの値段(CRB指数)の関係を観察する記事。
CRB指数とCPIの前年同月比(%)

※出所:TR/CC CRB インデックス(TRCCRB) - Investing.com、Consumer Price Index for All Urban Consumers: All Items in U.S. City Average (CPIAUCSL) | FRED | St. Louis Fedより作成
※期間:1995.2~2025.1
上記グラフは1995年以降の
☆CRB指数:以下CRB。いわゆるモノの値段をドル建てで指数化したもの
と
☆米CPI:米国の消費者物価指数。モノとサービス物価を指数化したもの
の前年同月比グラフ。
右軸がCPI(青:%)で左軸がCRB(赤:%)。
モノの価格が上がればモノとサービス物価を指数化したCPIも上がりやすいわけで、両者にはそれなりの相関あり。
この期間(1995.2~2025.1)のCRBとCPIの前年比データ同士の相関係数は「0.68」で強めの正の相関。
前年比でCRBが上昇していればCPIも上がりやすく、その逆もしかり、という関係性。
最近の動向

※出所:TR/CC CRB インデックス(TRCCRB) - Investing.com、Consumer Price Index for All Urban Consumers: All Items in U.S. City Average (CPIAUCSL) | FRED | St. Louis Fedより作成
2022年1月~2025年1月までのCRBとCPI動向。
この期間のそれぞれのピーク。
☆CRB:2022.3:+59.6%
☆CPI:2022.6:+9.0%
2022年をピークに低下傾向が続いたのは2023年中頃まで。
その後は横ばい傾向。
直近2025年1月のデータ ※( )内は前月値。
☆CRB:+12.0%(+12.5%)
☆CPI:+3.0%(+2.9%)
前年比でCPIはざっと「+3%」前後、CRBはざっと「-10~+10%」で停滞していましたが、直近ではCPIもCRBも少し上がってきそうな雰囲気あり。

ちなみにこの期間のCRBとCPIの前年比データ同士の相関係数は「0.79」で強いの正の相関あり。
おわりに
今年に入って
☆CRB:約5%上昇(296.7⇒311.6)
☆WTI原油:約0%下落(71.7⇒71.4)
CRBは上昇するも原油は横ばい。
原油以外のコモディティ価格が上昇している状況。
どこまで本気かは不明ですが、トランプ大統領の
原油増産⇒原油価格低下⇒インフレ抑制
との主張、CPIには原油だけでなく、原油以外の商品価格や賃金上昇率なども大きく影響すると思われ、原油価格は抑制できているものの、今のところうまくいくかどうかは不明瞭。
とりあえず2024年9月の+2.4%をボトムに上昇を続ける米国CPI、大台の+3%に到達。

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