ユキマツの「長期投資のタイミング」

「市場全体が割安な時期に株式インデックスを多めに買って長期保有、割高な時期に多めに売っての繰り返し」そんなシンプルなバリュー投資、長期投資もありかもしれません

最新の世界的な景気動向<OECD景気先行指数、2017年3月>

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世界の景気動向を示唆してくれる指標、

OECD景気先行指数(Composite leading indicator。以下CLI)

の2017.3月時点のデータが入手できました。

 

最新の世界的な景気動向を確認します。

CLIについては以下の記事を参照ください。

www.yukimatu-value.com

CLIとは

 以下、株初心者のための株式投資と相場分析方法からの引用です。

OECD景気先行指数(CLI)とは

OECD景気先行指数(CLI:Composite Leading Indicators)とは、OECD(経済協力開発機構)が景気循環の転換点を早期に見極めるために1970年代から算出を開始した指数で、鉱工業在庫率、輸入輸出比率、住宅着工戸数、株価指数など、経済活動の変化を示す統計を基に算出される指数のことです(使われる統計は国ごとに異なる)。

OECD景気先行指数(CLI)の見方

OECD景気先行指数(CLI)は、景気の転換点の6~9カ月先行するように作成されていますので、景気の先行きを予想する指数として注目されます。

OECD景気先行指数(CLI)は、その数値が、

・100より低ければ景気の悪化
・100より高ければ景気の拡大

を示します。

上記をまとめ、補足すると、CLIは

○OECDが算出している景気動向を判断する指標

 

○100が基準値

 

○100より低い⇒景気は悪い

 

○100より高い⇒景気はよい

 

○CLIが下降している⇒景気の減速

 

○CLIが上昇している⇒景気の加速

を意味します。

※CLIの数値は絶対値でなく、データを抽出する期間で変動します。

※OECDについては、以下サイトを参照ください。

経済協力開発機構(OECD)

 

どのCLIを見るべきか

CLIには、OECD各国のCLI、OECD全体のCLI、ヨーロッパ地域、その他、中国、インドのCLIなど様々なバージョンがあります。

必要に応じて、確認すればよいのですが、わたしが最も有用と感じるのは、

OECD全体のCLI

です。

その理由はOECD全体の経済規模は

全世界の実質GDPの約7割

名目GDPの約6割

を占めるため、概ね全世界の景気動向を反映しやすいと考えられることです。

グローバルノートの2015年のデータより

以下、本記事ではこのOECD全体のCLIを見ていくので、

CLI=OECD全体のCLI

の意味で表記していきます。

 

CLIの使い方

f:id:yukimatu-tousi:20170502163139p:plain

 ※出所:OECD DATE のグラフを管理者編集

あくまで、わたしの個人的な使い方ですが、

●CLI:101以上

⇒めったにない世界的な好景気

⇒株式は割高⇒株式を売るチャンス

●CLI:99以下

⇒めったにない世界的な不況

⇒株式は割安⇒株式を買うチャンス

と判断します。

※CLIの数値は絶対値でなく、データをみる期間で変化するので、101、99はあくまでこの期間に限った参考値です。

 

また、CLIが上昇しているか、下降しているか、も重要な情報です。

●100以下の水準でも、景気の底からCLIが上昇してきている

⇒株式の先行きにはプラス要因

●100以上の水準でもCLIが景気のピークから下降してきている

⇒株式の先行きにはマイナス要因

と判断します。

要するに、

●現在の水準(今、好景気か?不景気か?)

●トレンド(今後、CLIが上昇していきそうか?下降していきそうか?)

の2点を確認して判断材料とします。

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CLIの推移と現在値、その分析

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図表1。出所:OECD DATE 

上記グラフは1995年1月~2017年3月のCLIの推移を示しています。

 

2017年3月の最新のCLI:100.08

です。

景気の水準としては、ほぼ基準値の100です。

不景気でも好景気でもない

という値です。

 

では短期的なトレンドはどうか。

f:id:yukimatu-tousi:20170512230724p:plain

※出所:OECD DATE データより管理者作成

上記グラフは図表1の期間の、最後の2年間を切り取ったものです。

短期的なトレンドを推測してみます。

 

2015.3月は「100.40」と景気はややよい状態でしたが、その後悪化を続けます。

直近の短期的な世界景気の底は2016.5月と6月の「99.61」であり、2017.3月の「100.08」は9ヶ月続く景気回復トレンド上にある数値といえます。

 

まとめると2017.3月時点では

●世界の景気水準⇒ふつう(良くも悪くもない)

●世界景気の短期トレンド⇒よい(改善基調)

ということになります。

 

ただ、

2016.10 99.78

2016.11 99.87(+0.09)

2016.12 99.95(+0.08)

2017.1 100.02(+0.07)

2017.2 100.06(+0.04)

2017.3 100.08(+0.02)

と景気回復のペースはやや鈍ってきているようにも見受けられ、この点は注意が必要と思われます。

 

CLIが確認できるサイト

OECD

 東海東京証券

 など。

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