ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

統計的にはヒアリより毒蛇より怖いもの

※本記事は投資に関係のない記事です

少し落ち着いてきましたが、ヒアリ上陸がニュースになっています。

アメリカで年間100人がヒアリが原因で亡くなっている

という情報が大きなインパクトを及ぼした様子です。

結局、この「米国で年間100人」という情報は明確な裏付けがないようです。

環境省のパンフレットからこの記述が削除されたりで、ヒアリが日本人にとってどの程度の脅威となるのか、あまりはっきりしないまま、とりあえず「怖いアリ」のイメージが広まっているようです。

参考記事↓

ヒアリ、環境省が「年間100人以上死亡」の記述削除

また、つい最近も少年がヤマカガシに噛まれたというニュースが取り上げられています。

f:id:yukimatu-tousi:20170731232717p:plain

ヒアリより毒蛇より怖いもの

ちょうど真夏でもあり、子供は夏休みのシーズンです。

怖い生き物との遭遇や水難事故が増えやすい時期でもあります。

今日は少し趣向を変えて、「統計的にはヒアリより毒蛇より怖いかもしれないもの」について、簡単にまとめてみました。

毒蛇

少し古いデータですが、下記サイトの情報では、日本では年間8人くらいの方が毒蛇、毒トカゲとの接触で亡くなっているようです。

※1997~2009年の13年で合計102人。年間平均7.8人

http://seesaawiki.jp/book-wiki/d/%A1%DA%BB%E0%B0%F8%A1%DB%C6%FC%CB%DC%A4%CE%C6%B0%BF%A2%CA%AA/%BC%AB%C1%B3%BA%D2%B3%B2%C5%F9%A4%CB%A4%E8%A4%EB%BB%E0%CB%B4%B5%BE%C0%B7%BC%D4%BF%F4

平均的には二カ月に一件以上の死亡事故が起きてしまっていることになります。

やはり少し古いデータですが、下記サイトの情報では、日本では年間24人くらいの方が蜂との接触で亡くなっているようです。

※1997~2009年の13年で306人。年間平均23.5人

http://seesaawiki.jp/book-wiki/d/%A1%DA%BB%E0%B0%F8%A1%DB%C6%FC%CB%DC%A4%CE%C6%B0%BF%A2%CA%AA/%BC%AB%C1%B3%BA%D2%B3%B2%C5%F9%A4%CB%A4%E8%A4%EB%BB%E0%CB%B4%B5%BE%C0%B7%BC%D4%BF%F4

平均的には一カ月に2件ほどの死亡事故が起きてしまっていることになります。

水難

下記サイトの情報では、日本では水難による死者、行方不明者は年間約800人となっています。

※2012~2016年の5年で3932人。年間平均786.4人

平均的には1カ月に66人ほど、一日2人以上の死亡・行方不明の事故が起きてしまっていることになります。

2016年のデータでは死者・行方不明者の事故の約5割が海、3割が河川、子供の割合は12.5%とのこと。

夏場は要注意です。

https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/chiiki/290615mizunennpou.pdf#search=%27%E6%B0%B4%E9%9B%A3%E4%BA%8B%E6%95%85+%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E8%80%85%E6%95%B0%27

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交通事故

下記サイトの情報では、日本では年間4200人くらいの方が交通事故で亡くなっているようです。

※2012~2016年の5年で20960人。年間平均4192人

平均的には1カ月に350人ほど、一日10人以上の死亡事故が起きてしまっていることになります。

この頻度に合わせて毎日毎日交通事故のニュースばかりでは気が滅入ってしまいますが、感覚的には、すごく多い感じがします。

https://www.npa.go.jp/toukei/koutuu48/H28_setsumeishiryo.pdf#search=%27%E4%BA%A4%E9%80%9A%E4%BA%8B%E6%95%85+%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E8%80%85%27

2016年の日本における交通事故の概要

状態別死者数

歩行中:34.9%

自動車乗車中:34.3%

二輪乗車中:17.5%

自転車乗車中:13.0%

・高齢者が全体の54.8%を占める

・特に歩行中死者1361人のうち、高齢者は1003人であり、約74%を占める

・自動車乗車中死者1338人のうち、42%はシートベルト非着用

・自転車乗車中死者504人のうち、78%は法令違反ありの状況

・飲酒運転の死者は213人で9割は男性で、多くが22時~6時に発生。全体の5割以上が車両単独事故で、ガードレールや電柱への衝突事故が多い

※データ出所

https://www.npa.go.jp/toukei/koutuu48/H28_setsumeishiryo.pdf#search=%27%E4%BA%A4%E9%80%9A%E4%BA%8B%E6%95%85+%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E8%80%85%27

まとめ

本記事の結論として、「死者数の統計」という観点からは、おそらく

ヒアリや毒蛇より「車、バイク、飲酒運転」「水」などの方がよっぽど怖いものであるらしい

とはいえそうです。

また、蜂の方が毒蛇より怖い存在であるともいえそうです。

 

繰り返しになりますが、以前より減ってきているものの、日本だけで平均的には毎日10人以上の方が交通事故で亡くなっています。平均的には5人以上の高齢者の方が、事故で毎日亡くなっていることになります。

わたしは知らなかったので少しびっくりしましたが、

知らないから「起きていない」わけではない

という認識は正しく、例えば、以下のようなごく当たり前の注意は、当たり前すぎて全く注意を引きませんが、意外に大事なことかもしれません。

・車やバイクでスピードを出し過ぎない

・シートベルトをする

・運転時、歩行時、法令違反をしない

・飲酒運転しない

・歩行者、特にお年寄りの歩行者を気にかけて運転する(お互いのために)

・海や河川で遊ぶ場合、死亡事故は当たり前に起きていることを意識して行動する

なんだか運転免許更新時の講習のような記事になってしまいましたが、別にわたしは警察関係の人間ではありません。マイカーを利用していますし、自動車・バイク産業を憎むものでもありません。

ただ、すべては命あってのこと、死なないまでも車やバイクの事故で重度の後遺症を患えば、投資どころではない、事実は事実として認識しておこうとは思っています。

 

そして、個人的には日常的にすぐそばにあって、便利で欠かせない文明の利器を、ほどほどに恐れつつ、うまく利用する方が、毒蛇やヒアリでむやみに騒ぐより、現実的な対応ではないかと思っています。

少なくともヒアリや毒蛇が今後日本で年間4000人以上の命を奪う可能性はとてもとても低いでしょうから。

 

 

 

という記事を書いてみくびっていたら、いつかわたしがヒアリや毒蛇に噛まれてえらい目に遭うかもしれませんが・・・

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