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米国景気動向を二つの指標で 2017.8.22

米国景気動向を二つの指標【ISM製造業景気指数】と【実質GDP】で確認してみます。

 

まず【ISM製造業景気指数】から。

ISM製造業景気指数とは

ISM製造業景気指数とは|金融経済用語集

ISM製造業景気指数は、アメリカ合衆国米国供給管理協会(ISM:Institute for Supply Management)が発表する、製造業の購買担当役員へのアンケート結果を元にした「企業の景況感」を示す経済指標をいいます。

 ※引用元:ISM製造業景気指数とは|金融経済用語集

一般的な説明は上記のようになり、簡単に付け加えると以下のようになります。

①この指数が50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気後退を示唆するといわれています。50が節目です

②指数が大きくなると景気改善、小さくなると景気悪化を示唆します

③毎月第1営業日に前月の結果が発表され、即時性が高い米国の景況感を示唆する指標です

④個人的な経験則として、株式が割安な時期は、ISM製造業景気指数が50を下回っている可能性が高い、すなわち、この指標は株式の割安な時期を示唆する可能性がある、と考えています

ISM製造業景気指数について、詳しくはこちらの記事を参照ください↓


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ISM製造業景気指数の推移

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※出所:アメリカ ISM製造業購買担当者指数のデータより管理者作成

上記グラフは1995年1月~2017年7月のISM製造業景気指数の推移です。

節目の50にラインを引いています。

ITバブル崩壊後(2001~2002年頃)とリーマンショック後(2008~2009年頃)に米国が厳しい不況に陥っていたことを端的に示すグラフです。

2017.7月のISM製造業景気指数と解釈

2017.7月の指数は56.3でした。

 

わたしなりの解釈ですが、節目の50を大きく上回り、50を下回っていないので、株式は現在割安な状況ではないことを示唆していると推測します。 

ここ3年の推移と分析

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※出所:アメリカ ISM製造業購買担当者指数のデータより管理者作成

上記グラフは2014年7月~2017年7月のISM製造業景気指数の推移です。

2015年末~2016年の初頭にかけて50を下回る短期的な景気の底がありました。

その後は回復基調(2016年夏に一時的に50を下回っています)、この指標からは概ね米国景気は堅調と推測されます。

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次に実質GDPに移ります。

 

米国GDPを把握するメリット

米国の実質GDPを知ることが何に役立つのか、2点ほど挙げてみます。

①世界経済・金融の中心地である米国の実体経済の動向を知ることは、世界経済の動向を探る上で役立つ可能性が高い

②長期投資のタイミングを決断したり、投資方針を定める手がかりになる可能性がある

詳しくは下記リンクを参照ください。

www.yukimatu-value.com

米国の実質GDPの推移と現在値

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※出所:BEA National Economic Accountsのデータより管理者作成

上記のグラフは1995年第1四半期~2017年第2四半期の実質GDP成長率(年率)を四半期ごとに追ってグラフにしたものです。

グラフから明らかなように、1990年代は一時5%に、2000年代は一時4%に届くような高い成長率の時期もありましたが、2010年代はせいぜい3%台がやっとという感じです。

 

この期間、約22年のデータの中央値は2.47%です。

2000年第1四半期~2017年第2四半期の中央値は2.06%です。

最新データである「2016年第2四半期~2017年第2四半期」の年間成長率は2.08%です。

長期的にみれば「2.08%」は高い値ではなく、好景気というには低すぎると思われます。

ただ、短期的には2016年の第2四半期「1.23%」で底打ちした後の上昇トレンドにあり、

米国実体経済はゆるやかな加速基調にある

との解釈は可能な値だと思われます。

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※過去3年の推移。出所:BEA National Economic Accountsのデータより管理者作成

まとめ

 

最新の【ISM製造業景気指数】と【実質GDP】の観点から、米国の実体経済を観察してみました。二つの指標からは

好景気という程ではないけど、まずまずの状況?

という印象を受けます。

引き続きときどき確認していく予定です。

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