ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

先進国リートへの分散投資 【2515】NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT 

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個人的に魅力を感じるETFや投資信託を紹介させていただくシリーズ「魅力的なETF・投資信託」です。

今回は

NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信 【2515】

を取り上げます。


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NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信 【2515】とは

『NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信 (2515)』 野村アセットマネジメント |ETF・インデックスファンド詳細

上記サイトからの引用です。

東証に上場している国内ETF。
S&P 先進国REIT指数 (除く日本) (円) 』に連動する投資成果を出すよう設計・運用されている。

 S&P先進国REIT指数(除く日本、円換算ベース)がベンチマークで為替ヘッジがないタイプの東証上場ETFです。
ざっくりいえば、日本以外の先進国のリートに分散投資する東証ETF。

S&P先進国REIT指数(除く日本)とは?

「S&P グローバルREIT指数」シリーズの一部。

グローバルREIT指数から日本と新興国を除いた部分。

北米、アジア・パシフィック、ヨーロッパ地域の先進国リートが対象。

詳しくはコチラ

『S&P 先進国REIT指数 (除く日本) (円) インデックス』 |インデックス詳細

S&P先進国REIT指数(除く日本)の国別配分比率

国別では圧倒的に米国が多く約7割を占めています。

豪州(8.0%)、イギリス(6.3%)、フランス(4.8%)、シンガポール(3.5%)と続き、この上位5か国で約92%を占めます。

現状では大部分、米国リートへ投資しているという感覚でとらえた方がよさそうです。

また、上位10銘柄で全体の約24%を保有、投資銘柄への分散はそこそこ効いていそうです。

※データ出所(PDF)2018..6.6資料:https://nextfunds.jp/fund/pros_gen/Y1142515.pdf

【2515】の基本データ

・信託報酬:0.17%(年率。税抜き)

・購入時手数料率:0.15%

・解約時手数料率:0.15%

・配当:年4回

・運用会社:野村アセットマネジメント

・純資産:9.9億円(2018.5.31時点)

・上場日:2017.12.11

購入時と解約時に手数料がかかるようです。

S&P先進国REIT指数(除く日本)のリターン

f:id:yukimatu-tousi:20171127150548p:plainf:id:yukimatu-tousi:20171127150918p:plain※出所(PDF):http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/prospectus/2016092308_P1_20171122.pdf

少し古いデータですが、上記は1997年9月末を「100」として、S&P先進国REIT指数(除く日本)のリターンを配当込み、円ベースでグラフにしたものです。

2006年頃には「400」くらいに上昇、リーマンショック後の2008~2009年に「100」に暴落。

暴落後は2015年頃の「500」くらいまで上昇を続け、2017年9月末も「500」くらいで少し停滞している、という状況です。

概算ですが

100⇒400(約9年後)⇒100(約2年後)⇒500(約7年後)

という非常に大きな変動をみせています。

【2515】の不安材料

①純資産も売買代金も少なく、分配金も不安定

純資産は約10億円。

上場日は2017年12月で日も浅く、2018年6月の一日当たりの売買高平均は100~200万円。

分配金の水準もまだ不安定です。

②すでに似た商品はある

ETF・インデックスファンドを探す:検索結果 - myINDEX

上記サイトをみるとS&P先進国REIT指数(除く日本)に連動する商品はすでに存在し、【2515】が選ばれていくかは不明です。

【2515】の魅力

①先進国リートにお手軽に投資できる点

信託報酬も安く、購入時、解約時の手数料もかけず、ごく気軽に米国を中心とした先進国リートに投資できる優れたツールだと思います。

②大きなリターンが期待はできる

概算ですが、1997年9月末を「100」とすると、この商品のリターンは

100⇒400(約9年後)⇒100(約2年後)⇒500(約7年後)

となっています。

不況時期に買って長期保有すれば、うまくいけば「安定したキャッシュフロー」と「大きなキャピタルゲイン」が期待できる、かも。

ごく個人的な【2515】の魅力

①マーケットメイク制度が導入されているもよう

 f:id:yukimatu-tousi:20180705113007p:plain

SBI証券での2018.7.5午前中の2515の板情報。

「991」「988」に大きな気配値。

www.jpx.co.jp

東京証券取引所では、国民の安定的な資産形成に対する重要性が高まっていることを背景に、少額分散投資に資する商品の一つである、ETFの流動性を向上させるために、2018年7月2日に、ETF市場におけるマーケットメイク制度を導入しました

上記サイトより引用しました。

あいかわらず2515の出来高は少ないですが、この制度のおかげで大幅に不利な値で売買するリスクは減りそうです。

②不景気で割安な時期に現物で購入したい

個人的に2515の分配金の水準も安定し、割安な水準になれば、2515、米国株、インド株などの東証ETFを長期現物で保有し、現物を担保に信用取引で今より規模を縮小してロングショートを続けたいと考えています。

今はロングショート一本ですが、将来的に「ロングショート+東証ETF長期投資」の2本立てで行きたいという希望。

先進国リートに投資するだけなら投資信託で十分かと思われますが、ごく個人的な事情で2515に関心を持っています。

※投資信託が信用取引の担保(代用有価証券)として使えるようになっていますが、わたしはできれば東証ETFを担保にしたい(ただの好みです)

※参照:SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA

おわりに

東証上場のインド株ETF<上場インデックスファンドNifty50先物(インド株式) (1549) >なども商品として悪くないと思うのですが、出来高、流動性に難あり。

投資信託に及ばない部分もあるものの、個人的には東証ETF、マーケットメイク制度を応援しています。

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