ユキマツの「長期投資のタイミング」

今の株価、<割高・ふつう・割安?>の三択からあえて選ぶなら<割高?>と推測するサイト。判断の根拠として<景気><金融政策><投資家のリスク許容度>などを重視

【人は最近の動向にのみ注意を払う】【人はすべてが順調だと思いがち】レイ・ダリオ「30分でわかる経済の仕組み」の覚書⑦

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ヘッジファンド「ブリッジウォーター」創業者レイ・ダリオ氏の考えを解説した無料動画が公表されています。

全31分です。

あくまでダリオ氏の個人的な経済観ですが、個人投資家にも役立つ部分もありそうな気はするので記事にしています。

解説ではなくただのわたしの「おぼえがき」。

間が空きましたが今回が7回目、ダリオ氏の冷徹な人間分析が光る部分です。

※以前の記事

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13分40秒~14分52秒:人は最近の動向にのみ注意を払う

短期の債務周期で支出に影響するものは、貸し手と借り手がクレジットを容認する度合いです。

クレジットが簡単に得られると経済は拡大し、クレジットの獲得が難しいと不景気となります。

この周期をコントロールするのは主に中央銀行です。

短期債務の周期はだいたい5年から8年です。

そしてこれが何十年にもわたって繰り返されます。

ここで注目してほしいことは周期の底と頂点は、先の周期と比べて高くなり債務もふえています。

なぜでしょうか。

なぜなら人は債務を返済するよりは借用額と支出をふやす傾向があるのです。

これは人の知恵です。

このために長期の波を見ると債務は所得より速いスピードで増大し、これが長期の債務変動となります。

人の債務が増大していても貸し手はクレジットをさらに提供しようとするのです。

なぜでしょう。

人はすべてが順調だと思いがちだからです。

人は最近の動向にのみ注意を払います。

31分の無料動画の中で、この箇所は最も光る部分かもしれません。 

人は債務を返済するよりは借用額と支出をふやす傾向がある

人の債務が増大していても貸し手はクレジットをさらに提供しようとする

人はすべてが順調だと思いがち

人は最近の動向にのみ注意を払います

ダリオ氏は全体的には人や投資家の性向として、上記のような特徴があると考えている様子。

実際そうなのかは分かりませんが、当代一流のファンドマネージャーの人や投資家に対する、冷徹で辛辣な観察眼といえるかもしれません。

・最近の動向にのみ注意を払う

・目先の今こそが大事

・長期スパンで考えない

・わざわざネガティブなことを考えない

というのは、分かっていてもついつい陥りがちな性向。

投資家としてはときに不利に働くこともある(有利に働くことも)性向ですが、ヒトも生き物であり、例えば「一般的な危機対応」としては、これらはむしろ役立つ大事な性向と思われ(修羅場では「今」がすべて)、生物としての本能に近いものなのかもしれません。

また、詳細は忘れましたが、以前生物学か何かの学者さんが

ヒトは自分のことを特別と思いたがる生き物

というコメントをされていたのも思い出しました。

実際そうなのかは分かりませんが、そういわれるとそんな気にもなる言葉。

14分52秒~15分55秒:人は裕福だと感じます

最近何が起こっていますか?

所得がふえている、資産の価値もふえている、株価も高騰している、ブームです。

このようなときにはお金を借りても物品、サービス、資産を買うのが良策なのです。

この傾向が社会に充満するとバブルとなります。

債務がふえていても所得がそれと同じくらいふえていれば返済の問題はありません。

債務と所得の比率を債務負担率と呼びましょう。

所得が増加している限り債務負担率に問題はありません。

資産の価値も高騰します。

人々は多額の借金をつくって資産に投資します。

これが価格をさらに押し上げます。

人は裕福だと感じます。

債務が膨れ上がっていても所得と資産価値がふえていますからクレジットを得ることに危険はないのです。

でもこれは長続きできませんし、長続きはしません。

この部分では

借金やレバレッジで水増しされた下駄をはいた資産評価額であっても、人は裕福だと感じられる

というまたまたシニカルな意見が述べられています。

債務の増大には目をつむり、所得や資産価値の増大に目を奪われる。

資産評価額は基本的にある時点の評価額、すなわち

時価

に過ぎず、その後の展開次第でふくらむこともあればしぼむこともある。

過去にふくらんでいたときの時価は、今しぼんでしまった時価に

何のメリットももたらさない

という動かしがたい事実は、

「あの時売ればよかった・・・」

と悔やんだことのある人には分かりすぎるほど分かっている事実ですが、わたし自身、いつまでたっても時価には振り回されます。

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また、資産が増えたとき、あるいは資産が減ったときの受け取り方と「実際の数値的な資産の増減」には温度差があるような。

たいして減ってなくても妙に悔しいとき、たいして増えてなくてもやたらに嬉しいときもあります。

人は木石ではないので、「感情」「感受性(現実の受け取り方)」が常に揺れている部分があり、これが面白くもあり、一方で投資を難しくする一因でもあるような気がします。

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※一部加筆
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