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金利低下の順風下なら「米国リート分配金再投資戦略」は有効?

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<米国ETF【IYR】と米10年債の利回り差>から米国リートの割高、割安を探ってみます。

IYR:ダウ・ジョーンズ米国不動産指数に連動する投資成果を目指す米国上場ETF

【IYR】【米10年債】の利回り差

<【IYR】【米10年債】の利回り差>はクレジットスプレッドと同じような発想で、「IYRの利回り」と「米10年債の利回りの差」が

・大きいほどIYRは割安

・小さいほどIYRは割高

とみなす、一つの割安・割高の目安です。

例えば、

A:【IYR】の利回り

B:米10年債の利回り

とします。

①「A:6%」で「B:3%」のとき「A-B=3%」です。

②「A:3%」で「B:3%」のとき「A-B=0%」です。

①の方が②のときより【IYR】は割安と判断します。

※クレジットスプレッドについてはコチラ↓

www.yukimatu-value.com

最新の【IYR】と【米10年債】の利回り差からの推測

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※出所:IYR Historical Prices Yahoo Financeアメリカ 10年 | アメリカ 10年 債券利回りのデータより管理者作成

2019年8月末のスプレッドは約「1.3」でした。

・IYRの利回り:2.75%

・米10年債の利回り:1.50%

前月末は約「0.8%」だったので、月間でスプレッドは大幅拡大。

米10年債の利回りが大幅に低下する一方、IYRはそれに見合うほどは急上昇しなかったため(利回りが下がらなかったため)、スプレッドが急拡大しています。

1.3」はこの期間の中央値「1.1」を上回る値であり、

やや割安?

と推測。

直近の低スプレッド値は2019.2月の「0.4%」でした。

7月末⇒8月末でIYRの株価は「89.4⇒92.5」で+3.5%と堅調。

今後の米10年債の利回り次第でIYRの株価は大きく変化しそう。

とりあえず今は順風。

※IYRの利回り:過去一年(4回)分の分配金とIRY値から算出

参考データ①

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※出所:IYR Historical Prices Yahoo Financeアメリカ 10年 | アメリカ 10年 債券利回りのデータより管理者作成 ※期間:2002.9月~2018.5月末

この期間で利回り差が3%を超えているのは2002~2003年頃(ITバブル崩壊後)と2008~2009年(サブプライムバブル崩壊後)だけです。

その他、2%を超えているのは2011~2012年頃(欧州債務危機)と2015~2016年(チャイナショック)頃。

2%を超える時期に比較的IYRは割安な傾向がありそうで、個人的には割安時期の経験的な目安を概ね「2.0以上」としています。

※適当な目安なので再現性があるかは不明

※主に「割安な時期を知る目安」として利用。割高な時期のスプレッドはブレが大きい印象

参考データ②過去の利回り:「IYR」と「米10年債」

下記グラフは2002年9月末~2018年5月末のIYRと米10年債の利回りの推移を示したものです。

※IYRの利回り:過去一年(4回)分の分配金とIRY月末値から算出

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※出所:IYR Historical Prices Yahoo Financeアメリカ 10年 | アメリカ 10年 債券利回りのデータより管理者作成 

IYRの利回りは

・ITバブル崩壊後:約7

・リーマンショック後:約12

まで上昇しています。

Jリート平均の利回りピークは

・ITバブル崩壊後:約6

・リーマンショック後:約8

なので、似たような傾向はあります。

なおサブプライムバブルの頃や2010~2011年の一時期、IYRの利回りは米国債よりも低かったことがあります。f:id:yukimatu-tousi:20190207235349p:plain※出所:IYR Historical Prices Yahoo Financeアメリカ 10年 | アメリカ 10年 債券利回りのデータより管理者作成

あとがき

<IYRと東証リート指数:ここ10年>

f:id:yukimatu-tousi:20190908202647p:plain

※出所:外国株式・海外ETF|SBI証券

IYRと東証リート指数のここ10年の推移比較です。

※分配金の差や為替要因は考慮していません

ともに金利低下という順風下、好パフォーマンス。

<IYRとS&P500:ここ1ヶ月>

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※出所:外国株式・海外ETF|SBI証券

IYRとS&P500のここ1ヶ月の比較。

大崩れせず、ともに好調。

<IYR:2000年~>

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※出所:IYR | iShares US Real Estate ETF - Investing.comより作成

最高値更新中。

きっちり調べていませんが、下手な「高配当銘柄の配当再投資戦略」より、2000年以降のような金利低下環境では

「IYR(米国リート)分配金再投資戦略」

はかなりのハイパフォーマンスと推測される状況。

金利が大きく上昇した場合や不況到来時は、切ない感じになるかもしれませんが・・・

f:id:yukimatu-tousi:20190908214339p:plain※出所:https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-10-year-bond-yieldより作成

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