ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

米国の世界シェア~人口、時価総額、名目GDPの観点から~

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「世界シェア」

という観点から国力の一部を観察する記事です。

 

世界シェアという言葉を使うのが適切か、少し疑問がありますが、ニュアンスは通ると思うので

「人口」「時価総額」「名目GDP」

の3つの観点から、1990年以降の米国を観察してみます。

「時価総額」「名目GDP」はドル建ての数値です。


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世界シェア~米国の人口~

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※出所:世界の人口 国別ランキング・推移(国連) - Global Noteのデータより管理者作成

※期間:1990~2016年

約4.7%⇒約4.3%まで約0.4%の低下です。

この期間においては、米国の人口増加のペースは「全世界の人口増加のペース」より低いです。

2016年末で世界の人口が1000人なら、米国人は43人くらいの比率。

世界シェア~米国の時価総額~

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※出所:Global NoteWorld Federation of Exchangesのデータより管理者作成

※期間:1990~2016年の年末データ

浮動株調整を行っていない時価総額です。

2000年頃には米国の時価総額は全世界の半分程度を占めていました。

2016年末で4割程度。

ドル建ての数値なので、ドルが高い時期にシェアは大きくなり、ドル安でシェアは低くなるという要因もありますが、少なくともこの期間、米国の時価総額は30~50%のシェアを維持しており、世界金融市場の中心としての地位を維持し続けていると思われます。

世界シェア~米国の名目GDP~

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※出所: Global Noteのデータより管理者作成

名目GDPに関しても、この期間、概ね20~30%のシェアを維持しており、世界経済の中心としての地位を維持し続けていると思われます。

まとめ

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※出所:Global NoteWorld Federation of Exchanges世界の人口 国別ランキング・推移(国連) - Global Noteのデータより管理者作成

1990~2016年の「人口」「時価総額」「名目GDP」の世界シェアを併記すると上記のようなグラフになります。

四半世紀以上、経済大国、金融大国の地位を維持してきたとはいえそうです。

例えば日本のシェアの推移を見てみると、軒並みシェアを落としている先進国の中で、米国が大国であり続けている感じが際立ちます。

<同期間の日本>

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※出所:Global NoteWorld Federation of Exchanges世界の人口 国別ランキング・推移(国連) - Global Noteのデータより管理者作成

未来に何が起きるかわからず、永遠に米国の立場が揺らがない保証はありません。

投資対象国としての地位もどうなるか、それもわかりません。

それでも現時点で

近年の世界シェアの推移

という観点から、個人的には先進国の投資対象国として魅力的だと感じます。

 

関連記事、日本の世界シェアに関する記事です。

www.yukimatu-value.com

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