2017.4月末に開始した「ウェルスナビのロボアドバイザーVS凡人のインデックス投資」の運用状況の報告です。
2018年4月末時点の運用状況報告になります。
運用を始めて1年がたちました。
企画の経緯の詳細は以下の記事を参照ください。
www.yukimatu-value.com
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この企画の目的
ロボアドバイザーの優秀さを、ごくシンプルなインデックス投資と長期的に比較することで検証する
運用ルール
◎運用資金
ウェルスナビ、凡人投資 ともに 30万円
◎追加投資
行わず
◎基本ポートフォリオ
・ウェルスナビ→リスク許容度3
・凡人投資→SPDR S&P500 ETF(1557):現金(日本円)=60:40
◎リバランス
・ウェルスナビ→ロボアドバイザーにお任せ
・凡人投資→基本年1回(3月末)。10%以上の変動で凡人が随時行う
◎運用費用
・ウェルスナビ→年率1.08%(税込み)
・凡人投資→年率0.1%足らず+売買手数料
◎運用開始日
2017.4/26~4/27
◎運用終了日
一応、2022年4月末
※わたしが投資意欲を失ったり、どうしてもお金に困ったらやめます
ウェルスナビのポートフォリオ
4月末の状況です。
3月末に比べて全資産で評価額が上昇。
依然マイナスなのは債券と不動産。
<2018.3月末の状況>
ウェルスナビの資産評価額
凡人のインデックス投資のポートフォリオ
●SPDR S&P500 ETF(1557):63.7%
●現金:36.3%
凡人のインデックス投資の資産評価額
¥318,836
(+6.28%)
3月末は約4%でしたが、4月末は約6.3%まで含み益が増加。
リスクヘッジ投資の現状
225投信(1321) 売り 20株
建玉単価 19855 現在値 23310
評価損益 -69,100(約-17.4%)
リスクヘッジ投資は赤字幅を拡大。
6.9万円の赤字。
すべての投資を差引すると、2018.4月末は「-4.0万円」。
いまのところ実にへたっぴなヘッジポジションになっています。
収支のまとめと収益推移グラフ
●ウェルスナビ:+10,501円 +3.50%
●凡人投資:+18,836円 +6.28%
●ヘッジ投資:-69,100円
1年間の両者の損益率推移です。
2017年11月以降、凡人投資がウェルスナビに差をつけています。
1年企画を続けてみて、感想
①金利上昇期にまずダメージを受ける資産
ここ1年の米10年国債利回りの推移です。
2017年12月中旬から上昇傾向。
2017年末時点では債券も不動産もまだプラスでした。
現在両者はマイナスになっています。
金利上昇期には一般に債券や不動産、その他高利回りの資産からまずお金が逃げていきやすい、という傾向がうかがえます。
今後債券の強みが出る局面(金利が下がっていく局面)が来れば、債券を保有しているメリットが感じられる可能性もあり、どんな動きになるか気になるところ。
②運用費用の差
運用費用は
・ウェルスナビ→年率1.08%(税込み)
・凡人投資→年率0.1%足らず+売買手数料
です。
両者の差は現在2.8%ほどですが、ウェルスナビの運用費用が仮に年率0.5%で済んでいれば、両者の差は2.2%ほどに縮まります。
長期投資をするなら費用面の差はバカにできなくなってくると思われます。
・手間暇が苦にならず
・ウェルスナビ的なポートフォリオを選択したい方で
・長期投資を考えている方は
自分でETFや投信を選んで取引して似たようなPFを作ってしまうのも一手、かもしれません。
また【1557】も悪くないと思いますし、【楽天VT】や【楽天VTI】などで、例えば
・安全資産:リスク資産=40~60%:60%~40%
のごく簡単なPFを組んで、気長に成長を待つのも、コスパや手間の少ない優れた手法なのかもしれません。
全資産における
安全資産:リスク資産=40%:60%
のように配分を決めて投資を行う場合、ウェルスナビやバランファンドで投資したところで、リバランスの際、所定の配分に合わせるために
・ウェルスナビに入金or解約
・バランスファンドを購入or解約
という手間は発生します。
その手間は、例えば
安全資産:楽天VT=40%:60%のPFで、リバランスの際
・【楽天VT】を購入or解約
する手間とあまり変わらないと思われ、手数料や手間のことなどを考慮しても、シンプルな
株式インデックス+現金
みたいなPFは意外に侮れないと思います。
※わたしの好みです。必ずしもうまくいくわけではありません
※投資タイミング的には、米国経済好調な今ではなく、「不景気時期」や「中銀が緩和モード一色になる時期」を待つのが個人的な好み
おわりに
もう1年も経ってしまったのか
というのが正直な感想。
歳をとると時間の流れが早いです。
子供も大きくなるわけだ。
引き続き当企画を続けていく予定です。
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