ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

世界の時価総額 下げ止まり

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2018年4月末、世界の時価総額は約86.5兆ドル。

前月比+0.2ドル。

2018年1月末のピーク「89.8兆ドル」から「-3.7%」の水準。

 ※データ出所:World Federation of Exchanges

※時価総額のデータは微妙にずれており随時修正しています。
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近年の世界の時価総額の動向

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※出所:WFEのデータより管理者作成
上記グラフは1995年1月末~2018.4月末の世界時価総額の推移です。
直近のピークから少し下がったところ。

世界の時価総額 ボトムとピーク

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※出所:World Federation of ExchangesGlobal Noteのデータより管理者作成 ※いずれも月末値

1990年以降の世界の時価総額のボトムとピークだけを単純化してグラフにすると、上記のようになります。

世界の時価総額のボトムとピーク、増加・減少期間と変動幅

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※出所:WFEのデータより管理者作成

1990年12月末以降のデータです。
2018年4月末の86.5兆ドルという数字は、直近のボトム、リーマンショック後2009.2月末「28.9兆ドル」の
3.0
に当たります。

GDPをどれだけ上回れるか

1995年以降「世界の時価総額」は「世界の名目GDP」を上回る時期が4回ありました。
今はその4回目の最中です。
過去の3回、株価は割高であったから今回もそうだ、と断言はできませんが、経験的には警戒してもよい時期かと。

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※データ出所:World Federation of ExchangesIMFのデータより管理者作成  ※期間:1995年1月末~2018.4月末

世界バフェット指標の確認

最後に世界バフェット指標の推移とデータを簡単に確認しておきます。

世界バフェット指標の概要

○世界的な株式の割安・割高を知る目安になる指標です

○世界バフェット指標=全世界の時価総額÷全世界の名目GDP

○世界バフェット指標の数値が大きくなる→「株式は割高傾向」と判断

○世界バフェット指標の数値が小さくなる→「株式は割安傾向」と判断

○1995.1月末~2018.4月末の世界バフェット指標の

★平均値(幾何平均):0.77

★中央値:0.79

※世界バフェット指標について詳しくはコチラ↓

世界バフェット指標の推移と使い方の一例

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※データ出所:World Federation of ExchangesIMFのデータより管理者作成 

※期間:1995.1月~2018.4月

上記グラフは世界バフェット指標の推移と使い方の一例を示したものです。

世界バフェット指標が

0.95以上は株式は割高圏?

0.65以下は株式は割安圏?

という判断はわたしが適当に決めた単なる近年の経験則、目安であり、先見性はありません。

2018.4月末の世界バフェット指標は「0.99」であり、この指標では

割高圏?

と推測されます。

近年の世界バフェット指標のピークは

1999年:1.08

2007年:1.09

2015.5月:1.02

2018.12月:1.07

です。

2017年以降の世界の時価総額、バフェット指標の確認

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※データ出所:World Federation of ExchangesIMFのデータより管理者作成 

おわりに 

世界の時価総額は4月末で1月末のピークから

-3.7%

の水準。

大して下落もしておらず、米国景気の著明な減速も確認できず、どっちに動くにも難しい時期、という印象。

こういう時期はロングショートで守りつつ攻めるのが比較的やりやすい。

昨年はショート(売り建て)銘柄を探すのがけっこう大変でした。

何でもかんでもどかどか上がりそうで怖かったんですが、今はわりと落ち着いている印象。

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