ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

世界景気 11ヶ月続く成長鈍化傾向 (グローバル製造業PMI)


世界景気指標の一つ、グローバル製造業PMIの確認。

 
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PMIとグローバル製造業PMI

「購買担当者指数」は「PMI」とも呼ばれる景気指標の一つ。

世界の多くの国で採用されており、毎月更新される即時性の高い便利な指標。

50が分岐点で

50より大きい⇒景気拡大

50より小さい⇒景気減速

と判断。

製造業PMIは「製造業購買担当者指数」のことで、製造業全般の景気を示唆。

グローバル製造業PMIは「全世界の製造業の景気状況」を示唆する指数。

※PMIについて詳しくコチラ↓

中日独の景気動向 2017年11月データ 

最新のグローバル製造業PMI

最新のグローバル製造業PMIを見てみます。

※出所:https://www.markiteconomics.com/Public/Home/PressRelease/598c238789d141128a9a938474313eabより作成

2022年4月は「52.2」(前月比「-0.7」)でした。

2020年4月をボトムに2021年5月までは1年ほど急上昇。

2021年6月以降は11ヶ月続く低下トレンドとなっており、これは市場にとってネガティブ。

水準としては節目の50は上回っており、ややポジティブか。

今後

☆グローバル製造業PMIが低下を続ける

☆グローバル製造業PMIが節目の50を下回る

ようなら市場にとってネガティブと推測。

2018年以降のグローバル製造業PMIとS&P500

※出所:https://www.markiteconomics.com/Public/Home/PressRelease/598c238789d141128a9a938474313eabS&P500 過去のレート - Investing.comより作成

タイムラグ、時期のずれは大いにありますが、

☆グローバル製造業PMIが上昇を続ける⇒株価は上がりやすい

☆グローバル製造業PMIが低下を続ける⇒株価は下がりやすい

という傾向はありそう。

最近だと2020年1月⇒2月にかけてコロナによりグローバル製造業PMI「50.4⇒47.1」に急落後、3月に怒涛の株価暴落相場がありました。

2月のグローバル製造業PMIが急落したことは「3月初め」には知ることができていたので、グローバル製造業PMIを重視していればコロナショックの被害を軽減できた、可能性はあったとはいえそう。

あとがき

※出所:中国 新型コロナ 感染状況 - Google 検索

中国の新型コロナ感染者数の推移。

2022年3、4月に急増しましたが5月は減ってきています。

最近のグローバル製造業PMIの主要な低下要因として中国の製造業PMIの低下が挙げられると思われ、中国の製造業PMIの低下要因として中国のコロナ対策があると思われ、最近確認しています。

中国の新型コロナ感染者数が5月は一気に減っていくようなら、中国のPMIに関してはポジティブ要因になり、グローバル製造業PMIにとってもポジティブ要因になると思われますが、どうなりますか。

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