前回記事では
本記事では<コロナ後の「試練」>をテーマにネガティブ要因ばかりを書きましたが、一方で2023~2024年という時期にはポジティブ要因もありそうで、また近々記事にしてみる予定。
と書いていました。
本記事は2023~2024年のポジティブ要因を「妄想」する記事。
個人的な2024年までの「物語」
本記事は何となくわたしが感じている2024年までの物語に過ぎず、単に書きたいから書くだけの推測であって、現実がどの程度この「妄想」ともいえる物語にリンクするのか、まったく違う展開となるのか、そんなことは全くわかりませんので、あしからず。
ちょっとのんびりしていなさそうな米国の選択
軍事面、政治面、経済面、宇宙開発等で分野によっては米国のライバルになりうる存在となってきた中国。
以前より米国民の中国に対する印象も悪化しているもよう。
米国にはかつてほどの突出したパワーはなく、できれば欧州や日本などとともに協調して中国と対峙したいと考えるのではないか。
そんな場面で前大統領がいまだに主導権をもつ共和党が政権をとれば、欧州や日本との協調路線は崩れやすくなり、中国に利することになる。
よって、来年の選挙では共和党が不利、民主党の方に分があるのではないかというのが、個人的な読み。
選挙前の不況では勝てない?
来年11~12月が一般有権者と選挙人による投票。
今は民主党政権で2023年8月。
投票まであと1年ちょっと。
どの時点まで米国景気が持てば、選挙に悪影響を与えないのか?
わたしは分かりませんが、例えば2024.1Q~2Qにぽししゃるとけっこうダメージがありそう。
2024.3Qはやや微妙。
2024.4Qだと比較的軽微なダメージですむか。
もちろん不況など来ない可能性もありますが、選挙前の不況は現政権は望まないこと思われます。
2023年3月の迅速で手厚い対応⇒2024年まで何かあってもきっと・・・
今年3月以降に複数の米銀が経営破綻した際、FRBは迅速に巨額の融資を行い、BTFP等の手厚いプロジェクトも発動。
結果不安は去り、株高に。
一方で経済は再加速し「再度のインフレ+利上げ」リスクも高まっている現状ではありますが、とりあえず、政府・中銀には力があり、少なくとも2023年3月時点で相場を壊すつもりは全くなかったようです。
個人的な勘ですが、政府・中銀はこの世から
不況を未来永劫なくす
ことは不可能でも、
不況が来る時期を一時的にずらす
程度のことは十分に可能であり、今の民主党政権が来年の選挙において、自党が不利になるようなタイミングで不況の到来や金融不安の発生を完全に放置する、可能性はかなり低そう。
そんなこんなで、2023~2024年という時期は、いつにも増して、強力な政府・中銀サポートが得られる可能性が高く、株価がそれなりに調整しても、大きな暴落や金融危機にはならないのではないか?という、市場にとってはポジティブな期待を持ちやすい時期ではないか、とわたしは思います。
おわりに
「日本経済を殲滅せよ」
タイトルは非常に穏やかではない本ですが面白い本です。
まず自国のどこに優位性があるかを知り、その上で敵対国を分析し、その弱み・急所を探り、そのポイントを自国の優位性を活かして徹底的に攻撃して敵対国を弱体化し、最終的に勝利を収めるという米国のやり口の一部を垣間見ることができる貴重な書籍です。
場合によっては米国は自国の不況すらライバル国に対する「武器」にするかもしれません。
どうせ不況を消滅させることができず、どこかのポイントでそれを受け入れるならば、できるだけライバルにとって酷なタイミングで不況を受け入れ、自国も傷つくがライバルも大いに傷つくようなタイミングを計る、的な。
以上、本記事はすべて個人的な妄想話で、先のことは全く不明、来年、どちらの党が勝つでしょうか。