ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

そもそも投資とは何か⑭★まとめ その1

(前回からの続きです)

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13回にわたり「そもそも投資とは何か」というテーマで私見を述べてきましたが、当サイトは長期投資のタイミングを主に考えるサイトです。

今回を含めて、あと4回の記事で、簡単にこれまで要点をまとめ、そろそろこのシリーズも終わりにしたいと思います。



 

★「そもそも投資とは何か」のまとめ①<一部加筆>

 

◎投資とは

「将来の収益を期待して、現在手元にある資金を手放し、何かに投じること」

投資は将来に期待して行う行為です。

 

将来に期待が持てない時期、投資家は総じてリスク回避的になり、株式などのリスク資産は売られやすく、ときどき割安になります。

 

逆に、将来への期待感が膨れ上がる時期、投資家は総じてリスクテイク志向になり、株式などのリスク資産は買われやすく、ときどき割高になります。

 

できるだけ割安に買って、割高に売る投資を行うには、客観的な指標で、計量的に、投資家の将来への期待度を推し量る必要があります。

 

◎投資とは

将来の「収益」と「損失」、二つの可能性を引き受けること。 損失リスクのない投資は存在しない

損失のことが眼中になく、収益のことしか考えていない投資は、概して大きすぎるリスクをとりがちで危険と思われます。

 

◎どんな投資にも運(うん。確率。賭け)の要素がからんでくる

人は未来を正しく予測し続けることが絶対にできない

ので、投資してうまくいくかどうかは、誰にもわかりません。

 

したがって、どんな投資でも

投資は賭け。究極的には運試しの要素を拭い去れない行為だ。

という、冷めた認識をどこかで保持しておくことは大事だと思います。

 

また、投資の調子が異常にいい時期に

・幸運を自分の実力と勘違いしない ・利益の一部を確定して現金を多めに保有する

ようなバランス感覚は、一般的に、投資の世界で生き延び、成功する上で大事だと思われます。

 

◎投資は市場とのお付き合い。投資とは感情的で不安定な市場と付き合っていくこと

 

投資の世界、市場は本質的に感情的で不安定だと思われます。

市場の不安や高揚感は多くの投資家に一瞬で感染し、強力な同調圧力を持ちます。

ただ、下手に同調すると、たいてい高値で買い、安値で売る、まずい取引をしてしまいます。

 

市場の同調圧力に完全に無縁でいることは難しいです。

それでも、付き合いづらい市場とWIN—WINに近い関係性を築くには、

・できるだけ市場と同調しないよう対策をとる ・自分なりの視点や投資スタンスを大事にする ・投資とはストレスのかかる仕事、業務と割り切る

ことが望ましいと思います。

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(次回に続きます)

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