ユキマツの「長期投資のタイミング」

「市場全体が割安な時期に株式インデックスを多めに買って長期保有、割高な時期に多めに売っての繰り返し」そんなシンプルなバリュー投資、長期投資もありかもしれません

恐怖指数のご親戚?【信用評価損益率】が示唆する日本市場のバーゲンタイム

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日本の株式が割安な時期を知る目安となる指標、信用評価損益率の紹介記事です。

恐怖指数ととても似た傾向を持つ、面白い指標です。

信用評価損益率を知るメリット

①株式が割安な時期を把握する目安になります

 

②株式が割安な時期に長期投資を始められる可能性が上がり、長期的な投資リターンの向上につながる可能性があります

信用評価損益率とは

まず、信用評価損益率の解説を引用してみましょう。

「信用評価損益率」とは、信用取引で株を買っている人が買値と比べて今どのくらいの損失状態であるかを見る指標です。(中略)

数値がプラスだと買い残の多くが評価益の出ている状態で、数値がマイナスだと買い残の多くが評価損の出ている状態を示します。

※引用元:日興証券 初めてでもわかりやすい用語集

 

<以下は管理者の信用取引損益率に関する簡単な説明です>

 ●信用取引損益率は日本市場において、信用取引で株を買っている人の損益状態を比率(%)で示す指標です。

 ●信用取引損益率が「-10%」なら、信用取引で買われている株式残高の含み損が、トータル平均で「-10%」であることを示します。

「+10%」なら、信用取引で買われている株式残高の含み益が、トータル平均で「+10%」であることを示します。

●自分以外の投資家の損益状況を知ることは、一個人投資家にとっては難しいことですが、この指標を見れば、それが簡単にわかります。

●データはコチラのサイトで手に入ります。

トレーダーズ・ウェブ

 

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信用評価損益率の長期推移グラフと主要データ

まず、信用評価損益率の長期推移グラフを見てみましょう。

<期間:2001.6.1~2017.5.12>

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※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成

ほとんどの期間、マイナス圏で推移しています。

特に2001~2002年、2008~2009年頃に激しい下落をみせていることがうかがえます。

これら時期に、信用取引で買い建てていた日本の投資家が大変大きな損失を出していたことが示唆されます。

 

また、上記期間の信用評価損益率の

★平均値:-11.6%

★中央値:-10.7%

★最大値:+5.2(2013/1/25)

★最小値:-39.7(2008/10/24)

 です。

 

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信用評価損益率をどう解釈するか

①信用取引を行う日本の投資家の大きな損失を通して、投資家心理の動揺、パニック度合いを伝えてくれる指標であり、割安に株式を買うチャンスを示唆する指標

※信用評価損益率の数少ないプラスの時期が、必ずしも歴史的なバブルの時期ではないことから、割高時期よりも、割安な時期を見抜く指標として有効であるとわたしは考えています。

※恐怖指数と似た傾向を持つ指標です

 

②投げ売りが行われている可能性がある時期を伝えてくれる指標

投げ売り

損を覚悟で、捨てるように安い値段で売ること。捨て売り。

引用元:コトバンク

売りが売りを呼ぶ、急激な下落相場により、大きな損失を抱えた投資家が、不安、恐怖、悲観モードがこうじてパニックに陥り、異常な安値で資産を売却することがあります。

投げ売りは、バーゲンセール時期でもあります。

 

③大規模な強制決済、ロスカットが行われている可能性がある時期を伝えてくれる指標

強制決済

強制決済とは、損失が拡大して保証金を割り込んでしまう前に、証券会社があらかじめ決められたルールの割合で、強制的に決済を行うものです。

引用元:株チャオ

急激な株価の値下がり時期には、信用取引で株を買っている投資家の証拠金が不足し、それを理由に強制的に売り決済され、この売り決済が更なる株価の下落を招く事態に陥ることがあります。

また、機関投資家などでもロスカットルールがあるようで、急激な株価の値下がり時期には大規模なロスカットが行われ、この売りが更なる売りを呼び、後でびっくりするような割安価格が提示される可能性があります。

信用評価損益率の使い方

①割安時期の目安

個人的な経験則ですが、

信用評価損益率 -25 以下

が、割安に株式を買える時期の目安と思われます。

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※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成

つまり、2001年後半や2002年後半、2008年後半~2009年前半に、

勇気を出して株を買いなさい

 と伝えてくれていた指標、とわたしは解釈しています。

※経験の浅かったわたしは、勇気が出せませんでした・・・

 ほぼ同時期の日経平均です。

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※出所:ヤフーファイナンスのデータのより管理者作成

 2016年2月にも一瞬「-25」以下になっています。

長期的な底かどうかはわかりませんが、今のところ、誤ったシグナルではなかったようです。

 

②ざっくりした市況判断の目安

15年以上の長期データの平均値、中央値が -12~-11 ほどです。

非常におおまかに、ざっくりと判断するのなら、

「-10」以上の時期は、総じて市況はよく、投資家心理も安心、楽観モードであり、どちらかというと株を売るのに適した時期

「-10」以下の時期は総じて市況は悪く、投資家心理は不安、悲観モードに流れがちであり、どちらかというと株を買うのに適した時期

と判断してよいかもしれません。 

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※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成

 

③短期的な過熱相場の目安

前述したように、信用評価損益率がプラスである時期は、ほとんどありません。

逆に考えると、プラスあるいは−5以上の時期は短期的に市場は過熱しているかもしれません。

一つの短期的な「売り時」を知る目安として使えるかもしれません。

※長期投資の売り時の判断にはあまり向かないと思われます

その他の指標はこちら

長期的にみて、今、株式は割安か割高か?

この問いに対して、一つの指標だけで安直に判断するのは危険であり、複数の指標で総合的に判断することが大切とわたしは考えています。

 

信用評価損益率以外にも、日本市場に関しては以下の指標も参照ください。 

★日本バフェット指標

時価総額を名目GDPで割った値

★信用買い残

信用取引における、買い方の残高

 ★貸し出し態度判断DI

貸し出し態度が「緩い」から「厳しい」比率を引いた値。

★東証一部PBR

東証一部全体の株価純資産倍率

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