個人的に魅力を感じるETFや投資信託を紹介させていただくシリーズ、「魅力的なETF・投資信託」の5回目です。
今回は
【EIDO 】 iシェアーズ MSCI インドネシア ETF
を取り上げます。
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【EIDO 】 iシェアーズ MSCI インドネシア ETFとは
以下、上記サイトからの引用です。
ではMSCI インドネシア・インベスタブル・マーケット・インデックスとは?
下記サイトによれば、MSCI インドネシア・インベスタブル・マーケット・インデックスは
・米MSCI社が提供する外国株式インデックスの一つ
・「インドネシア」が対象
・大型/中型/小型株(時価総額の上位約99%)をカバー
している株式インデックスとのこと。
詳しくはコチラ↓
『MSCI インドネシア・インベスタブル・マーケット・インデックス』 |インデックス詳細
【EIDO 】の基本データ
※出所:iシェアーズ MSCI インドネシア ETF 2017.10.24時点
・経費率:0.63%。安くないです
・配当実績:過去12ヶ月の分配金利回りは1.33%
・運用会社:BlackRock
・上場市場:NTSEアーカ
・ファンドの純資産:4.7億ドル程度(1ドル114円計算で約535億円程度)
【EIDO 】の保有銘柄
・2017.10.24時点で90銘柄
・上位10銘柄の保有比率
この10銘柄で全体の約64%を占めています。
90銘柄に投資していてもやや分散が甘い、かもしれません。
【EIDO 】の資産構成
※出所:https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/literature/fact-sheet/eido-ishares-msci-indonesia-etf-fund-fact-sheet-ja-jp.pdf ※2017.6.30時点
インドネシアというと「資源国」というイメージもありますが、上場企業に関して、資源がらみの比重は大きくなようです。
金融の比重が少し大きく感じます。
【EIDO 】の価格推移
2010年5月の設定、7年たってもあまり伸びていません。
この期間に関しては米国株に投資していた方がずっと成績はよかったと思われます。
2013.5月頃(バーナンキショック後)~2015年夏にかけて、約50%OFFの大幅な下落に見舞われています。
単なるわたしの好みですが、新興国株は動きも大きいので、株価とバフェット指標や景気動向などを確認し、できるだけ株価が安く、景気も悪く、バフェット指標の数値も小さい時期に投資する方が、心臓に優しい場合が多いと思います。
【EIDO】の魅力
①インドネシア市場への投資ツール
インドネシアの個別株への投資も可能ですが、銘柄数も情報も少なめです。
【EIDO】はインドネシア市場全体への投資を可能にする貴重なETFと思われます。
配当もぱっとせず、経費率も安くないですが、個人的には時期をみて、安そうな時期にちょこちょこ買い増して、遠い将来に大化けすることを期待するのも楽しい銘柄ではないかと。
②MSCIブランド
メジャーな指数であるMSCI・インデックスであることへの信頼感、安心感
【EIDO】の購入手段
SBI証券、楽天証券などで購入可能。
【EIDO】は割安?
※出所:Global Noteのデータより管理者作成 ※1995~2016年の年末値で算出
下記記事で触れているように、個人的にはインドネシア株はお買い得な時期ではなさそう、と判断しています。
落ちるときはかなり激しく落ちる可能性がありそうです。
おわりに
※出所: GLOBAL NOTE、WFEのデータより管理者作成 ※時価総額は2003年末~2016年末で比較
実際どうなるかはわかりませんが、10年20年の長期で考えれば、インドネシアは期待を持ちやすい国ではあると思われます。
・大きなボラティリティを厭わず
・本当に長い目でみて
・一部の投資資金を
・できるだけ割安っぽい時期に
・新興国らしい新興国へ投資して
・大きなリターンを期待する・・・
【EIDO】はそんな少し夢のある投資を実行するための貴重な投資ツール、かもしれません。
※投資判断は自己責任でお願い致します。
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