時代や国を問わず、説得力を持ちつづけそうな言葉を拾ってまとめていくシリーズ
「時空をこえたメッセージ」
の17回目です。
今回は元プロ野球選手、小宮山悟氏の言葉です。
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49の失敗を許して、51の成功を取りにいけば、景色は変わります
2018.4.12朝日新聞<朝刊>に書かれていた小宮山氏の言葉です。
「サボりのススメ」というテーマでまとめられた文章の一節です。
がんばっても報われない時期も、ないわけではない
小宮山氏がプロ野球に入ったばかりのころのロッテは弱小球団であり、先発で2、3点に抑えてもなかなか勝てない状況が続いたそうです。
氏はどうしようもないので、無理くりがんばらず、お茶を濁していた、
「自分の中では、サボっていた」
とおっしゃっています。
面白いですね。
サボりの効用
小宮山氏は、サボりの時間、手を抜く時間には効用があると主張されます。
その効用とは自分の立ち位置の客観視。
以下、2018.4.12朝日新聞<朝刊>より引用
一生懸命やり続けることがベストでしょうが、坂を上がってるつもりでペダルをこいでも、いつの間にか下り坂になっているかもしれない。いったんこぐのをやめて、上がりか下りかを確認する。(引用終わり)
自分のやっていることの全体像は意外に自分しか把握できていない場合も多く、たまに
はて、自分は何をしたいんだろうか?
どこに向かっているんだろうか?
そういうぼんやりした時間もあっていいのかもしれません。
49の失敗を許して、51の成功を取りにいけば、景色は変わります
上記の言葉。
坂の例えでいえば、100のうち49失敗しても51成功していれば、それは
坂を上がっている(≒成功、進歩している)
とみなせるのでは?
失敗と同時に成功にも目を向けて、トータルでゆっくり坂を上がれていれば、景色も視野も徐々に広がり、自己肯定感も高まり、新たなステージに進みやすくなるのでは?
そういうメッセージとわたしは解釈。
ロング・ショート戦略と「49敗51勝」
最後に余談ですが、今の投資の現状について。
わたしは今は長期投資は行わず、ふだんはロングショート戦略を行っています。
基本的にはある時点で、自分なりの判断で
●割安と思われる銘柄数十個(=A群)⇒買い(ロング)ポジション
●割高と思われる銘柄数十個(=B群)⇒売り(ショート)ポジション
を同時にほぼ同規模作り(強気の時はわずかにロング多め、など適当に調整)、一定期間経過後、
【A群の損益】と【B群の損益】のトータルがプラスになること
を目指す投資スタイル。
※B群の候補が少ない場合、先物やオプションで代替することも多い
こういうことを日常的に行っていると、
【49の失敗、51の成功】
という言葉が、よく響きます。
このスタイルでは一方的に大勝ちすることはほぼありません。
たいていは拮抗します。
※なぜか一方的に負けそうなときは、自分の想定外のことが起きているので、ポジションを早めに解消します
そして、そこそこの金額のポジションを作るので、トータル損益が
「+0.5%」か「-0.5%」か
それだけで天地の差があります。
わずかでも、勝ち越していればハッピー、負ければ原因究明、一人反省会。
おわりに
競争世界の中では、誰しもが常に圧倒的な立場になれるものではないでしょう。
わたしの場合、よくてもせいぜい
47敗53勝
とか
45敗55勝
の時期が関の山。
調子が悪ければ
57敗43勝
みたいな辛気臭くつらい時期を凌がなければいけない。
それでも自分を壊さないよう、サボるときはサボって引くときは引いて、チャンスが来ればまた「51勝49敗」を目指していければ、活路は開ける・・・かも。
猛暑の中、誰に何を伝えたいのか不明な文章になってきましたが、とりあえず皆様とわたしの今日がボチボチうまくいきますように。
いつもブログ訪問ありがとうございます。
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