本日で8月の営業日も最後です。
2018年も2/3が経過し、残りは1/3です。
やや中度半端な時期ですが、簡単な今年の振り返り。
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8月までの流れ
※出所:マーケット|SBI証券より管理者作成
ここ1年のS&P500と日経平均の比較チャート。
2017年の流れを引き継ぎ、1月まで絶好調。
2月に①:VIXショック。久々に株価が10%前後下げました。
3月後半までさえない展開(②)。
3月後半から上昇トレンドに。
6月に一時下げています(③)が、7~8月は好調で④に至ります。
米国社債と米国債の利回り差(クレジットスプレッドの一つ)でみると、 直近の投資家のリスク許容度は
★2018年1月末頃⇒ピーク
★2018年6月末頃⇒ボトム
と推測されます。
これからどっちに向かうか、方向感が読みにくい状態。
※クレジットスプレッドについてはこちら
2018年:気になること
①米中貿易摩擦を筆頭に、あまり友好的でない国々に米国が様々な主張する場面が目立つ
単なる選挙対策か、トランプ政権要因か、共和党要因か、米国の国策なのか、わたしにはわかりませんが、米国の主張が際立っています。
むかしの話ですが、共和党、ブッシュ大統領(子)時代には「悪の枢軸」発言(2002年頃)などもありました。
何だか落ち着かない感じ。
②トランプ減税
※出所:Real Gross Domestic Product | FRED | St. Louis Fedより管理者作成
ここ5年の米国の実質GDP成長率(四半期ごとの前年比)。
2016.2Qで底打ち、その後の成長率は緩やかに加速。
緩やかに景気が加速している状態での2018年のトランプ減税は市場へのカンフル剤。
2018.2Qの改定値は「2.9%」という高い数値。
米国景気はゆっくりきっちり加速している印象も強く、景気の面からも今の米国株高につながっていそう。
ただ、減税効果が薄れる来年以降の副作用は気になることろ。
③米国・中国
覇権国争いの話にからめて、米国の中国への取り組みが論じられるケースを見かけることが増えました。
まだ有力っぽい米国が今のうちに中国の拡大を抑え込んでおくための取り組みなのでないか。
日本の前例に学ぶ中国は、長期的に停滞・衰退させられないよう、できることは何でもやるのではないか。
そんな話もありますが、実体は不詳、真相は闇の中。
とりあえず、今後の展開次第では金融市場にも大きな影響を与えうるテーマではありそうです。
今年のこれから
景気
●世界全体ではごくマイルドな景気減速傾向が続くのか?
●米国失業率の底打ち(米国の景気後退期の始まり)はあるのかどうか?
長期的には株式市場にとって、景気要因は大きな要素と思われ、とりあえず自分なりの景気動向の確認を続けていく予定です。
興味のある方はお付き合いください。
投資成績
昨年後半から個人的には「株価は割高?」と推測しており、あまり大きなロングポジションをとりたくないこともあり、今年の投資目標は「大きく資産を減らさないこと」。
ロングショートを継続し、2018年の投資収益は8月30日時点で「+9.2%」(2017年12月末の投資資金ベース。税引き前)なので今のところ概ねショートが機能してうまくいっています。
先週、突然吹いたリスクオンの風に煽られてショートで損失を出し、今週はリスクオンモードに転換して(ロングは個別銘柄、ショートはプットオプション買い)、ある程度挽回しましたが及ばず、8月月間成績は「-0.5%」。
8/25の記事で
超短期的には強気
と書いていましたが、今週の日本市場、思ったほど株価は上げず、売買代金も伸びず盛り上がりに欠けるので、いったん全ポジション解消、撤退。
9~12月の4ヶ月もとりあえず
・大きな損失を出さないこと
・欲をかきすぎないこと
・焦らないこと
・いつ大きな下げが来ても大けがしない、できれば利益が出るポジションを作っておくこと
を念頭にできれば4ヶ月間、トータルプラスで終えたいところ。
おわりに
先日家族で山に行き、小ぶりのアユを捕って家で食べました。
来年は、もう少し控えめにしてほしいと願う夏の暑さですが、山水の冷たさが最高に心地よかった夏の思い出。
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