個人的に魅力を感じるETFや投資信託を紹介させていただくシリーズ「魅力的なETF・投資信託」です。
今回は
【2522】 iシェアーズ オートメーション & ロボット ETF
を取り上げます。
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【2522】 iシェアーズ オートメーション & ロボット ETFとは
iSTOXX ファクトセッ トオートメーション アンド ロボティクス インデックスとは?
【2522】の基本データ
・信託報酬:0.5184%(年率。税込み)
・管理会社:ブラックロック・ジャパン
・純資産:5億円(2019.2.28時点)
・上場日:2018.11.15
【2522】の産業グループ内訳
・資本財:27%【2522】の組入れ銘柄
【2522】の国別内訳
米国:31%
日本:26%
台湾:10%
ドイツ:6%
イギリス:5%
韓国:5%
その他:17%
日本以外で74%ほど。
先端技術に強みのある国への国際分散投資が可能。
※数値は概算。2019年1月末時点
【2522】の値動き
※出所:国内株式|SBI証券
まだ設定から日が浅いですが、2019年1月の安値から4/2時点で3割以上の上昇。
個人的に感じる【2522】の魅力
●今、旬のテーマにお手軽に投資できる点
そこそこの信託報酬で世界中のAI、ロボット関連の企業に分散投資できるのは魅力
●国際分散投資が可能
日本以外で74%ほどの配分比率。
米国、台湾、ドイツ、イギリス、韓国など先端技術に強みのある国への国際分散投資が可能であり、通貨分散や市場分散がこのETF一本で可能
●大きなリターンが期待できる?
今後、AI、ロボット関連が有望なのか?
意見はそれぞれですが、当たれば大きいかも。
最低80銘柄への均等ウェイトの分散投資。
一銘柄に1%程度のウェイトがありそう。
いくつかの銘柄が暴騰すれば、指数が大きく上がる、かも。
【2522】の不安材料
●下げ幅も大きいかも
今が旬のテーマなので期待が先行し、めぼしい企業の株価はすでに割高な水準まで押し上げられている可能性も否めず。
もし割高なら市場全体が下げるときに暴落する可能性も。
また【2522】の大半は外貨建てなので、もし今後「円高+株安」の大きな流れがきた場合、相当の覚悟は必要かも。
●値が飛びやすい?
マーケットメイクはされていますが、まだ売買代金は少なく、やや値は飛びやすい印象。
わたしなりの【2522】との付き合い方
わたしは2011~2012年頃の日本の中小個別株の割安っぷりにとても魅力を感じてフルインベストした経験がありますが、とても手間がかかりました。
数十個の個別銘柄に分散投資し、業績予想が出るたびに配分を買えたり銘柄を入れ替えたり。
その意味で、今後有望と思われる分野の世界中の企業に分散投資してくれて、自動的に配分比率のリバランス、銘柄の組み換えまでやってくれるETFというのはとてもありがたい。
今後長期的にはAI化、ロボット化への大きな流れは否定しにくいと感じられ、それらの分野へ特化した国際分散投資を容易に実行できる東証上場ETF・・・
個人的にはとても魅力的なETFと感じます。
ただ、もしかしたら今は割高かもしれず、
★次回の不況到来時に長期投資のポートフォリオに組み入れたい
★その後景気がよくなる時期にじっくり保有していたい
と思うETF。
その意味では守備要員というより攻撃要因、ナスダック主要銘柄へ分散投資できる
【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信
と似た位置づけ。
※先のことはわかりません。【2522】への投資を勧める意図はありません。投資は自己責任で
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