フィリピンの株価水準をバフェット指標で確認してみます。
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フィリピンのバフェット指標、現在の株価水準
バフェット指標=(ある国の)株式時価総額÷名目GDP
個人的には
・この数値が長期平均より大きい⇒その国の株価は割高傾向?
・この数値が長期平均より小さい⇒その国の株価は割安傾向?
と判断する一つの目安として使用。
※経験則に基づく単なる目安です
※バフェット指標についてはこちらの記事を参照ください
フィリピンのバフェット指標の推移を見てみます。
データは1996~2018年の年末値です。
※出所:Global Noteのデータより管理者作成
この期間の平均値は0.53、中央値は0.56です。
2018年末は「0.78」でした。
2011年以降「0.75~0.90」程度がレンジか。
直近のフィリピンのバフェット指標
※出所:フィリピンのGDPの推移 - 世界経済のネタ帳、https://www.world-exchanges.org/より管理者作成
2019年4月末は「0.79」。
長期平均は「0.53」であり、フィリピン株の水準は
割高?
と推測。
2018年末は「0.78」だったので、2019年はほぼ変わらない水準か。
2019.4月末の時価総額は2018.2月末と似た水準。
この期間最も時価総額が大きかったのは2018.1月。
小さかったのは2018.6月。
まとめ
バフェット指標でみたフィリピンの株価水準
●割高?
フィリピン株の投資のタイミングとして
●買い→あまり適さないか
●売り→「買い」よりは適す、かも
※「できれば割安な時期に買いたい」という欲張りな判断に基づいています
※個人の感想です。投資は自己責任で
おわりに
※出所:https://jp.investing.com/etfs/ishares-msci-philippines-invest.
フィリピン株投資のツールの一つ、
iShares MSCI Philippines Invest. (EPHE) (米国上場ETF。ドル建て)のここ5年。
ぱっとみさえない展開。
バフェット指標を妄信すると、
●2010年以降はすでに割高
●1997年頃、2000~2005年頃、2008年頃がチャンス?
●人口動態が魅力的で成長率の高い新興国、資金が流入しやすく、チャンスが訪れにくい?
という推測もありかもしれませんが、今後どうなりますか。
※時価総額的には2002.1月⇒2019.4月の約17年で14.9倍(189億ドル⇒2825億ドル)という大幅な増加となっています(データ:https://www.world-exchanges.org/)
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