全世界の時価総額が最も大きかった2018年1月が世界的な株価の直近ピークであったと仮定して、2019年9月末までの世界の主要な株価の変化を確認してみます。
世界の主要株価指数 <2018年1月ピーク値⇒2019年9月末の騰落率>
※出所:世界メジャー株式指数 - Investing.com 日本、https://finance.yahoo.com/のデータより作成 ※以下の表、グラフも同様
世界の主要株価指数の「2018年1月ピーク値⇒2019年9月末の騰落率」の比較です(現地通貨建て。「VT」「TOK」「VWO」はドル建て)。
データはこちら。
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所感①:引き続き「TOPIX、中国、新興国」の下落幅が大きい
しばらくこの傾向は変わらずでTOPIX、香港ハンセン、上海総合、VWOなどの下落率が相対的に高い状況。
TOPIXは月間で5%ほど上昇し、そこそこ改善。
所感②:米国株は相対的に堅調
引き続き米国市場は相対的に堅調。
所感③:インドがプラスへ
インドの代表的株価指数はプラス圏へ。
ただ、円建てでみると例えば
【1678】(NEXT FUNDS)インド株式指数上場投信の
★2018.1月高値は「179」
★2019.9月末は「154」
であり約14%低い状態。
信託報酬による減価以外にインドルピーの下落が響いている状態。
所感④:新興国株は報われていない
総じて株価上昇した9月、VWOだけが月間で下落。
2018.1月からの下落率も大きい状態。
※出所:米ドル指数先物 - Investing.com 日本
米ドル価値の目安の一つ、米ドルインデックスは9月もやや上昇。
直近では2018年1月頃をボトムに上昇トレンド。
ドル高局面で報われにくい新興国株、今後はどうか。
おわりに
世界景気との連動性が高そうな建設機械銘柄キャタピラー【CAT】やコマツ【6301】の株価の変動は「2018.1月末⇒2019.9月末」(概算値)で
・キャタピラー【CAT】:-22%(ドル建て。8月末は「-27%」)
・コマツ【6301】:-42%(8月末は「-47%」)
9月はともに上昇していますが、10月はまた下落中。
キャタピラー【CAT】は9月の上昇分を吐き出し8月末の株価を下回る状況。
依然パッとしない状況。
<キャタピラー【CAT】株価>
出所:https://jp.investing.com/equities/caterpillar-historical-data
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