2017年10月末より当ブログでは
【楽天・全世界株式インデックス・ファンド】 <以下”世界株”>で試す3つの長期投資
の運用を実験的に実施中。
今回は運用2年(24ヶ月)、2019年10月末時点の状況報告になります。
この企画について詳しくは下記サイトを参照ください。
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【楽天・全世界株式インデックス・ファンド】 で試す3つの長期投資
企画の目的
①わたしの好奇心の満足
②【楽天・全世界株式インデックス・ファンド】を用いた長期投資に興味がある方への参考情報を作ること
③タイミング投資とタイミングを読まないインデックス投資を同時に行い、互いの利点、欠点をあぶり出す
3つの長期投資、その概略
◎運用資金
3つの投資、すべて1000円でスタート
◎追加投資
行わず
◎ポートフォリオ
・インデックス投資①
<世界株:現金=50:50>
・インデックス投資②
<世界株:現金=70:30>
・タイミング投資③
<割安っぽい時期⇒世界株:現金=70:30>
<割高っぽい時期⇒世界株:現金=30:70>
◎分配金の扱い
すべて再投資コースを選択
◎リバランス
<インデックス投資①②>
・基本年一回:10月末
・10%以上の変動で随時行う
<タイミング投資③>
・割安、割高の判断に基づいて大きく配分変更
・配分変更後は10%以上の変動で随時行う
◎運用費用
・ファンドの信託報酬(税込み)は年率「0.2396%」程度なので、各投資の資金全体(1000円)に対する比率はざっと
「0.24%×0.3~0.7=0.07~0.17%」(年間0.7~1.7円)
・買付手数料:なし
・信託財産留保額:なし
◎運用開始日
2017.10/24~10/31
◎運用終了日
一応、2022年10月末(5年後)
運用状況
<インデックス投資① 世界株:現金=50:50 投資額1000円>
世界株:現金=500円:500円
でスタートしています。
世界株の
平均取得単価:10,142
10月末の基準価額:10,795
であり、世界株は+6.4%なので
世界株:現金
=532円:500円
(51.6%:48.4%)
評価額は1032円になっています。
<インデックス投資② 世界株:現金=70:30 投資額1000円>
世界株:現金=700円:300円
でスタートしています。
世界株の
平均取得単価:10,142
10月末の基準価額:10,795
であり、世界株は+6.4%なので
世界株:現金
=745円:300円
(71.3%:28.7%)
評価額は1045円になっています。
<タイミング投資③ 世界株:現金=30:70 投資額1000円>
タイミング投資③は
<割安っぽい時期⇒世界株:現金=70:30>
<割高っぽい時期⇒世界株:現金=30:70>
の配分。運用スタート時(2017年10月末)は割高っぽかったので
世界株:現金=300円:700円
の配分。
世界株の
平均取得単価:10,142
10月末の基準価額:10,795
であり、世界株は+6.4%なので
世界株:現金
=319円:700円
(31.3%:68.7%)
評価額は1019円になっています。
まとめ
世界株は24ヶ月で経過時点で<+6.4%>であり、今はリバランスも行っていないので、結果がそのまま反映されています。
PF全体の変化です。
・インデックス投資① 世界株:現金=50:50
投資額1000円⇒1032円 <損益:+3.2%(概算)>
・インデックス投資② 世界株:現金=70:30
投資額1000円⇒1045円 <損益:+4.5%(概算)>
・タイミング投資③ 世界株:現金=30:70
投資額1000円⇒1019円 <損益:+1.9%(概算)>
※金額がショボすぎて全く参考にならない場合、例えば「1千」や「1万」をかけていただくと、少しリアルな数字、ポートフォリオになります。
仮に、インデックス投資①に1万をかけてみると、概算ですが
・投資額:1000万円
・世界株:現金=500万円:500万円で運用スタート
・運用開始24ヶ月で、
投資額1000万円⇒1032万円
<含み損益:+32万円>
になります。同様に、
・インデックス投資②⇒1045万円
<含み損益:+45万円>
・タイミング投資③⇒1019万円
<含み損益:+19万円>
のイメージです。
世界株の純資産額の推移
2017.9.29に設定された世界株の純資産推移の確認。
順調に伸びている模様。
・2017年10月末:約6億円
・2018年10月末:約140億円
・2019年9月末:約265億円
※データ出所:<PDF>
https://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/nav/rivge/pdf/rivge_M201909.pdf
ベンチマークとの差
2019年9月末時点でのベンチマークとの差。
設定来の騰落率はベンチマークのインデックスが
「+6.2%」
に対して世界株は
「+3.8%」。
世界株はベンチマークを2.4%程度下回る状態。
前月の差は「2.0%」だったので差は縮小拡大。
最近は2~2.5%程度の差が続いています。
※データ出所:上記PDFサイト
終わりに
この24ヶ月で各ポートフォリオのリターンの振れ幅の概算。
★インデックス投資① 世界株:現金=50:50
⇒-4.7%~+3.9%
★インデックス投資② 世界株:現金=70:30
⇒-6.6%~+5.4%
★タイミング投資③ 世界株:現金=30:70
⇒-2.8%~+2.3%
設定来(2017.9月末~)の月末値の平均値は2019.10月までで「10252」。
2019.11.1時点では「10713」なので、最新値は平均値から「+4.5%」水準。
この2年間を振り返ると、上記のように5回の株高時期があり、2018年12月の株安がありました。
株式70%のポートフォリオでも控えめな動きとなっており、俯瞰するとさほど大きな動きのなかった2年ともいえそう。
今は5回目の株高時期と思われますが、今回こそは大きく上抜けできるか、またぽしゃるのか。
ポジティブ要因としては世界景気減速が1年半以上続き、そろそろ反転するかもしれないこと。
また9月から突如としてFRBが猛烈な勢いで量的緩和を行い(約2ヶ月で28兆円くらい資産は増加中)、利下げもあって短期のものを中心に米国債利回りが低下傾向にあること。
<FRB資産:ここ10年>
※出所: FRED | St. Louis Fedより作成
何が何でもあと一年くらいは株高を維持する!
という何らかの意向が働いているかは不明ですが、米国債利回りはプラス圏なので全力金融緩和にはまだ効果がありそう。
FRBのパワーを侮るのもリスキー、裸でたくさん買うのも怖い、様子をみながら2017年っぽく、プットで守りつつ個別株の買いを少し増やそうか、というところ。
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