全世界の時価総額が最も大きかった2018年1月が世界的な株価の直近ピークであったと仮定して、2019年11月末までの世界の主要な株価の変化を確認してみます。
世界の主要株価指数 <2018年1月ピーク値⇒2019年11月末の騰落率>
※出所:世界メジャー株式指数 - Investing.com 日本、https://finance.yahoo.com/のデータより作成 ※以下の表、グラフも同様
世界の主要株価指数の「2018年1月ピーク値⇒2019年11月末の騰落率」の比較です(現地通貨建て。「VT」「TOK」「VWO」はドル建て)。
データはこちら。
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所感①:対照的な米中
ビットコインなども盛り上がり、わりとフワフワしていた2018年1月頃からもう2年近くが過ぎようとしています。
その後2018年12月の大きめの下落時期はあったものの、米国株は比較的堅調に推移。
一方中国株は低迷。
今のところ株価的には明暗がくっきり分かれています。
所感②:先進国株がじりじり上昇
10月末にプラス圏に達した先進国株(TOK)は11月も続伸。
TOPIXはいまだ低い水準ですが、日経平均やDAXはプラス圏が近づいてきました。
先進国株の比率が高いVTもプラス圏まであとちょっと。
新興国株は沈んだまま。
おわりに
世界景気との連動性が高そうな建設機械銘柄キャタピラー【CAT】やコマツ【6301】の株価の変動は「2018.1月末⇒2019.11月末」(概算値)で
・キャタピラー【CAT】:-11%(ドル建て。前月末は「-15%」)
・コマツ【6301】:-39%(前月末は「-40%」)
キャタピラー【CAT】は9月以降上昇中。
コマツもやや上昇していますが、CATほど戻せていません。
<銅価格:ここ5年>
※出所:銅先物 価格 - Investing.comより作成
世界景気と連動しやすい銅価格。
直近ピークは2017年12月頃でその後は低下トレンド。
当時は中国株もそこそこ値上がりしており、世界的な株式市場の盛り上がりが感じられましたが、今は金融緩和頼み、米国を中心とした先進国株頼みの株高、という印象。
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