日本の景気動向指数(先行指数)から日本の景気と株価について考える記事。
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景気動向指数とは
日本の景気動向を示唆する指標の一つです。
詳しくは上記サイトを参照ください。
本記事では
コンポジット・インデックス(CI)
の
先行指数
を使用。
景気動向指数の推移と現在値
※出所:統計表一覧:景気動向指数 結果 - 内閣府より作成 ※期間:1995.1~2019.10
2019.10月:91.8(前月比-0.1)
でした。
9月は速報値から下方修正。
10月はやや低下。
直近ピークは「2017.11月:102.9」
で1年11ヶ月続く低下トレンド。
このピーク時期は「CLI(OECD全体)」や「グローバル製造業PMI」のピーク時期(2017年12月)とほぼ同時期。
グローバル製造業PMは2019.8月以降持ち直しの雰囲気もありますが、日本の景気動向指数は下げトレンド。
景気動向指数、10年移動平均
※出所:統計表一覧:景気動向指数 結果 - 内閣府より作成 ※期間:1995.1~2019.10
あくまで一つの目安ですが景気動向指数の水準を探るため10年移動平均線を引き、移動平均より低位にある時期を表示。
リーマンショックの前後、欧州債務危機、チャイナショックなどと符合しており、それほど悪い指標でもないか。
現在は移動平均より低位にあり、この見方では景気は悪そう。
景気が悪い時期にリスク資産の配分を多くする
という長期戦略からすると、そろそろリスク資産を増やしていくべき時期なのかもしれませんが、株価水準が低くなさそうなので、わたしは今のところ長期投資に関しては動かず。
もしかしたらここから「景気回復⇒株価高騰」の可能性もあり、そのときは短期的に
「個別株買い+プットオプションヘッジ」
で攻めるか。
景気動向指数とTOPIX
※出所:統計表一覧:景気動向指数 結果 - 内閣府、TOPIX【998405】:国内指数 - Yahoo!ファイナンスより作成 ※期間:1995.1~2019.10
景気動向指数とTOPIXの推移。
10月、景気動向指数はやや低下。
株価は上昇。
引き続き両者の方向性の違いが目立つ状況。
参考データ①:景気動向指数とTOPIX
1:景気動向指数が上昇トレンドにある時期は、株価がなかなかついてこなくても、結果的に報われる場合が多い
2:景気動向指数が低下トレンドにある時期は概ね株価は低下基調
※期間:1995.1~2019.7
おわりに
経産省の「業種別商業販売額」の「商業計」の前年比データ。
●2019年1~8月:すべて前年割れ。8月は「-2.7%」
●2019年9月:+4.6%(増税直前の駆け込み需要か)
●2019年10月(速報値):-9.1%
でした。
※データ:調査の結果|商業動態統計|経済産業省
10月は明確な反動減。景気の現状は悪そう。
今後はどうなるか。
政府は景気対策を講じる模様。
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