東証に上場している4つの不動産ETFの利回りを確認する記事。
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本記事でとりあげる不動産ETFの簡単な紹介
①【2515】NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信
連動インデックスはS&P 先進国REIT指数 (除く日本) (円)。
日本を除く先進国リートへの分散投資(米国の比率が高い)。
②【1495】上場インデックスファンド アジアリート
連動インデックスはFTSE EPRA/NAREIT アジア(除く日本)リート10%キャップ指数。
シンガポール、香港などのリートへの分散投資(シンガポールの比率が高い)。
③【1659】iシェアーズ 米国リート ETF
連動インデックスはFTSE NAREIT Equity REITs Index。
米国リートへの分散投資。
④【1476】iシェアーズ・コア Jリート ETF
連動インデックスは東証REIT指数。
日本リートへの分散投資。
東証上場不動産ETFの利回り、2019年11月末時点(直近12ヶ月)
①【2515】NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数:3.39%(3.35%)
②【1495】上場インデックスファンド アジアリート :3.51%(3.47%)
③【1659】iシェアーズ 米国リート ETF:1.77%(3.19%)
④【1476】iシェアーズ・コア Jリート ETF:2.90%(2.86%)
※()内は前月末時点
③以外はすべて利回り上昇。
③【1659】iシェアーズ 米国リート ETF
は昨年11月分と比べて今年11月分の分配金が激減し、直近12月だと2%に届かない状態。
今後どこかで大幅に増えるのかどうか。
2017年末~2019年11月末の値動き
①【2515】NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数:+5.57%(+6.54%)
②【1495】上場インデックスファンド アジアリート :-1.30%(-0.26%)
③【1659】iシェアーズ 米国リート ETF:+9.44%(+10.70%)
④【1476】iシェアーズ・コア Jリート ETF:+33.90%(+35.78%)
※()内は前月末時点
4つすべての値動きが確認できるここ1年11ヶ月の値動き比較。
11月はすべてのリートで株価下落。
Jリートも下落しており、世界的にリート市場はやや不調だった模様。
ちなみに同期間(2017年末~2019年11月末)で
【1557】SPDR S&P500 ETF:+13.34%(+8.90%)
【1308】上場インデックスファンドTOPIX:-6.21%(-7.93%)
であり、先月は株高、リート市場はやや不調。
※()内は前月末時点
米国債との比較
⑤東証上場ETF【1482】シェアーズ・コア 米国債7-10年ETF(H有)の11月末の利回りは2.17%(前月も2.17%)。
為替ヘッジ付きの米国債との比較にすぎませんが、現時点で⑤の利回りを各リートがどれだけ上回っているかで比較。
①【2515】NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国 REIT指数:1.22%(1.18%)
②【1495】上場インデックスファンド アジアリート :1.34%(1.30%)
③【1659】iシェアーズ 米国リート ETF:-0.40%(1.13%)
④【1476】iシェアーズ・コア Jリート ETF:0.73%(0.69%)
※()内は前月末時点
直近一年の分配金を基にすると上記のような結果。
③以外は米国債利回りとの差が拡大。
③【1659】iシェアーズ 米国リート ETF
は利回り急落の結果、米国債より低い利回りとなっています。
分配金狙いで投資するには魅力がうすい状態か。
おわりに
米国上場の不動産ETFの利回り、11月末時点、直近12ヶ月。
●IYR:2.60%
●RWR:3.22%
③【1659】iシェアーズ 米国リート ETF:1.77%(3.19%)
の利回りは異常に低くなっていますが、次回の分配金で変化がみられるか。
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