ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

突き抜けた 米国景気

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即時性の高い米国の景気指標として

ECRI景気先行指数

があります。

この指標からほぼリアルタイムの米国景気動向を確認する記事。

ECRI景気先行指数とは

米国の民間調査機関ECRIが毎週発表している指数。

★指数が大きくなる⇒景気がよくなる

★指数が小さくなる⇒景気が悪くなる

と判断。

1967年以降の週次のデータが公表されており、50年以上の歴史を持つ米国景気指標。

Economic Cycle Research Institute | Public Home | ECRIで入手可

ECRI景気先行指数は「マネーサプライ」「JOC-ECRI工業市場価格指数」「住宅ローン申請」「債券実質金利」「株価」「債券利回り」「失業給付申請」の、株価を含めた7つの要素で指数化された指数。
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ECRI景気先行指数の今

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※出所:Economic Cycle Research Institute | Public Home | ECRI
より作成

2017年1月以降の推移。

最新データ2021.5.14のECRI景気先行指数(以下、先行指数)は

「159.1」(前週比±0)。

直近ピークを更新中。

これまで高水準、「150」クラスを大きく突き抜け未踏の水準。

2017年以降のECRI景気先行指数とS&P500、その傾向

2017年1月以降の「先行指数」と「S&P500」の週足データをグラフ化したもの。

以下、最近の経験則。

<先行指数が低下トレンド>

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先行指数が低下トレンドにある時期は株価下落リスクは高め。

リスク資産の比率は控えめの守備的スタンスが無難か。

<先行指数が上昇トレンド>

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※出所:Economic Cycle Research Institute | Public Home | ECRI
^GSPC : Summary for S&P 500 - Yahoo Financeデータより作成

※期間:2017.1.6~2021.1.22

先行指数が上昇トレンドにある時期は、株価上昇の可能性が高め。

リスク資産の比率は大き目の攻撃スタンスが報われやすいか。

いずれにせよ株価と同様、先行指数のトレンドがいつまで続くか?といったトレンドの先読みを確実に行うことは困難であり、その意味では単なる結果論に過ぎませんが、最近の傾向。

最新のECRI景気先行指数とS&P500

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※出所:Economic Cycle Research Institute | Public Home | ECRI^GSPC : Summary for S&P 500 - Yahoo Financeデータより作成

先行指数、株価、ともに過去最高水準。

ECRIの経験則と米国株へのアクセルの踏み具合

★先行指数が一本調子で上昇⇒やや警戒

★先行指数の2020年3月以降の上昇トレンドは継続?⇒ポジティブ面

個人的にはごく控えめのリスクテイクというスタンス。

<個人的にしっくりくる米国株へのアクセルの踏み具合>

20%程度の強さ?

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※個人の感想です。投資は自己判断、自己責任で

おわりに

個人的には150ちょっとで元気がなくなるかと思っていた先行指数は160に迫る勢い。

結局は総じてリスクテイクが報われやすかった2021年の5ヶ月。

どこまでいきますか。

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