
最近気になるテーマをいくつか。
・投資判断はご自身で行ってください
・本ブログ記事に何らかの投資行動を推奨する意図はありません
テスラ(TSLA)の株価(ここ5年)

※出所:https://jp.investing.com/equities/tesla-motors
先週週間では約「+22%」と暴騰。
今は2021年11月のピーク「414.5」から約「-35%」水準。
エヌビディア (NVDA)の株価(ここ5年)

※出所:NVDA | Nvidia 株式-Investing.com
AIバブルの象徴っぽいエヌビディアの株価変動。
先週週間では約「+3%」。
先週も最高値更新。
今はピークの「144.4」から約「-2%」水準。
ビットコイン(ドル建て、ここ5年)

※出所:https://jp.investing.com/crypto/bitcoin/btc-usd
先週週間(10.18~10.25の終値)では約「-2%」。
2024年3月のピーク「73666」から2024.10.25終値は約「-9%」水準。
「ユーロ50の空売り」と「米国債(2621)の買い」の運用状況
2022年11月中旬、ユーロ50(ユーロ建て)を空売り。
今は約「-25.69%」の含み損(前週は-27.20%)。
2023年10月下旬、iシェアーズ 米国債20年超(H有)【2621】を買い。
今は約「+3.4%」の含み益(前週は+4.1%。分配金収益含まず)。
先週
☆ユーロ50売りの含み損は減少。
☆【2621】の含み益は減少。
米国 失業保険継続受給者(2022年1月~)

※出所:Continued Claims (Insured Unemployment) (CCSA) | FRED | St. Louis Fed
2022年1月以降の米国失業保険継続受給者の推移(週次)。
直近値は約190万人。
2023年7月頃から総じて180万人前後で横ばいでしたが、2024年9月末から増加傾向。
NAAIMエクスポージャー指数

※出所:NAAIM Exposure Index | NAAIM
NAAIMエクスポージャー指数は米機関投資家のポジション状況を示唆する指標。
数値が大きいほど米機関投資家は株に強気、小さいほど弱気。
10.23の最新値は「79.13」(前週「81.68」)。
☆2024年、月ごとの平均値
●2024年1月:「75.2」
●2024年2月:「88.3」
●2024年3月:「99.0」
●2024年4月:「72.2」
●2024年5月:「85.9」
●2024年6月:「84.1」
●2024年7月:「89.2」
●2024年8月:「72.0」
●2024年9月:「79.2」
であり、最新値の「79.13」は普通。
前々週は「90」超えで米機関投資家はリスクオンでしたが、少ししぼんだ感じ。
※NAAIMエクスポージャー指数について↓

※出所:マーケット|SBI証券
円 投機的ネットポジション(ここ5年)

「円」の米国先物市場における投機的なトレーダーのネットポジション(週次データ)。
☆マイナス幅が大きいほど投機的な円売りポジションが大きい
☆プラス幅が大きいほど投機的な円買いポジションが大きい
と判断。
2024年4月、7月には記録的な円売りモードでしたが、7月末~8月にかけて急速にポジション解消、円買いに転じる。
最新値は「+1.28万」(前週は「+3.41万」)であり、ここ11週プラス圏。
投機筋の円買いモード続くも、10月に入って円買いポジション量は減少続き、マイナスに転じそうな動き。
<ここ1年>

※参考①:円 投機的ネットポジションとネガティブイベント
2008年以降、この指標で「円買い」に偏る時期は総じて株式市場にとってよくない傾向あり

※出所:米国商品先物取引委員会 円 投機的ネットポジションより作成
※参考②:円 投機的ネットポジション 買いポジションの継続期間

※出所:米国商品先物取引委員会 円 投機的ネットポジションより作成
Jリートスプレッド
Jリートの指標(Jリート平均利回り-日本10年債利回り=Jリートスプレッド)、週次でも観察。
「Jリートスプレッド」について詳しくは⇒Jリート やや割安圏か

※出所:JAPAN-REIT.COM、日本 10年 債券利回りのデータより管理者作成
※期間:2003.4~2024.9
9月末のJリートスプレッドは「4.0%」。
2024.10.25は「4.0%」(前週は「3.9%」)。
☆Jリート平均利回り:4.94%
☆日本10年債利回り:0.93%
2003年以降の長期中央値は「3.5%」であり、今はやや割安圏か。
おわりに
先週のテスラ、エヌビディア、ビットコイン3つの値動き。
☆テスラ:+22%
☆エヌビディア:+3%
☆ビットコイン:-2%
テスラは暴騰。
エヌビディアは2週続きで最高値更新。
あと7~8%の上昇で最高値更新を狙えたビットコインは少し失速。
総じて強い楽観を示唆。
一方、NAAIMエクスポージャー指数は2週続きで低下。
米機関投資家が株高にも関わらず、大統領選前に少し慎重になっている可能性をにおわす。
米国失業保険継続受給者が9月末以降明確に増加。
ハリケーンの影響で「ノイズ」かもしれませんが、一応注目。

※出所:Continued Claims (Insured Unemployment) (CCSA) | FRED | St. Louis Fed
失業率(赤ライン)と併記すると、2022年1月以降の推移は、今後の失業率の上昇を暗示する、ように見えなくはない。
さらにインディード求人件数と米国失業保険継続受給者を2022年1月以降で比較。
<インディード求人件数と米国失業保険継続受給者>

※出所:Job Postings on Indeed in the United States (IHLIDXUS) | FRED | St. Louis Fed
しばらく横這いが続いた求人件数(青ライン)、依然として横ばいともいえますが、2024.10.10以降は減少傾向が続いています。
「ノイズ」かもしれませんが、選挙後に向けて、やはり一応注目すべき米労働市場、か。
<インディード求人件数(青ライン)と米国失業保険継続受給者:2024年4月~>

※出所:Job Postings on Indeed in the United States (IHLIDXUS) | FRED | St. Louis Fedより作成
※受給者 増加 求人 減少 傾向

