ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

レイ・ダリオ「30分でわかる経済の仕組み」の覚書②

www.youtube.com

ヘッジファンド「ブリッジウォーター」創業者レイ・ダリオ氏の考えを解説した無料動画が公表されています。

全31分です。

あくまでダリオ氏の個人的な経済観ですが、個人投資家にも役立つ部分もありそうな気はするので、短めの記事にしていきます。

解説ではなくただのわたしの「おぼえがき」。

今回は2回目です。

上記動画の1分14秒~3分29秒の内容の紹介です。

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1分14秒~2分44秒

上記動画の「1分14秒~2分44秒」です。

最初に経済の最も簡単な要素である取引を見てみましょう。

簡単に言えば経済は取引の積み重ねであり、取引とは簡単なものです。

私たちはいつも取引をしています。

何かを買うと取引が発生します。

取引では買い手がお金とクレジットを提供し、それと引き換えに売り手が物品、サービス、資産などを提供します。

クレジットはお金みたいなものですから、使われたお金とクレジットを合計すると支払総額がわかります。

この支払い総額が経済を動かします。

支払額を売上量で割ると単価がわかります。

これが取引です。

これは経済のからくりの構成要素です。

経済の波と動きは、取引によって引き起こされます。

ですから、取引を理解できたら経済の仕組みが理解できます。

経済市場は買い手と売り手が取引をすることで構成されます。

例えば小麦市場、自動車市場、株式市場、そしてその他の市場もです。

経済はすべての取引とすべての市場の積み重ねなのです。

すべての市場での支払い総額と売上総量を計算すると、経済の仕組みを理解することができます。

● 経済=取引の積み重ね。経済の動きは取引によって引き起こされる

●取引において

買い手⇒お金とクレジットを提供

売り手⇒物品、サービス、資産などを提供

●クレジット=お金みたいなもの

●支払われた「お金+クレジット」⇒支払い総額

●支払い総額⇒経済を動かす

●市場は「買い手」と「売り手」が取引をする場

●すべての市場の「支払い総額」と「売上総量」を計算すると、経済の仕組みが理解できる・・・

ざっくりいえば、

経済は市場における買い手と売り手の

「お金、クレジット」

「物品、サービス、資産など」

の取引の積み重ねで動いている

というところでしょうか。

2分44秒~3分29秒

上記動画の「2分44秒~3分29秒」です。

簡単なものです。

人、会社、銀行、政府機関、このすべてが今話した取引をしています。

お金とクレジットを、物品、サービス、資産と交換しているのです。

買い手と売り手の最大手は政府機関です。

これを2つに分類できます。

中央政府は税金を徴収し、お金を支出します。

そして中央銀行ですが、これは普通の買い手、売り手と違って経済のお金とクレジットの総量をコントロールできます。

すなわち中央銀行は利子の動きを制御し、また新しい通貨を印刷できるのです。

このため中央銀行はクレジットの流れに大きな影響を与えます。

●取引の最大手は、個人でも会社でも民間銀行でもなく、政府機関

●政府機関は「中央政府」と「中央銀行」に分けられる

●中央政府

税金の徴収、お金の支出(公的サービスなど)を行う

●中央銀行

政策金利を動かしたり、通貨を発行することで

「お金とクレジットの総量」をコントロールできる特別な存在

 

買い手と売り手の最大手は会社でもなく個人でもなく政府機関、という主張は印象的でした。

レイ・ダリオ氏にとって、取引の最大手である中央政府と中央銀行の動向は、経済を考える上でとても大切なことのようです。

そして経済の動きが全く分からなければ、長期的な株式投資のことも、よくわからない可能性は高い、すなわち

株式投資において、政府機関、特に中央銀行の動向を考慮すること

はダリオ氏的にはごく当たり前なことなのかもしれません。

続きはまた次回。

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