日本のバフェット指標(株価の割安割高の目安)が久々に「1.00」を下回ったので備忘録的に記事にしてみます。
※日本バフェット指標について詳しくはコチラ↓
★日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>
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日本の時価総額は600兆円を下回る
12.25の時価総額は約「552.0兆円」(全市場の合計値)。
確認できている範囲では、2018.1.23の736.8兆円が現時点での最大値。
現在は最大値を25.1%下回っています。
12.25のTOPIXは1月高値から−25.9%の水準。
日本のバフェット指標の推移
※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳 ※期間:1985年1月末~2018年12月(2018.12は25日のデータ)
12.25の日本バフェット指標は「0.99」でした。
「1.00」を下回ったのは2016年10月以来、2年2か月ぶりのこと。
直近の月末値ピークは2018年1月の「1.28」。
「1.28」という数字は1989年12月末の「1.45」に次ぐ、非常に高い値でした。
2018年9月末には「1.26」だったので、約3ヶ月で
「1.26」⇒「0.99」
まで暴落したことになります。
株価水準の目安(一つの経験則)
※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳 ※期間:1985年1月末~2018年12月(2018.12は25日のデータ)
1985年からの日本バフェット指標の長期平均は「0.76」です。
★「1.00」以上:割高?
★「0.55」以上:割安?
というのはわたしの勘で、先見性はありません。
2018.12.25の「0.99」という数値は平均値より大幅に高く、割高圏に届かない
やや割高?
という水準か。
おわりに
※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳 ※期間:1985年1月末~2018年12月(2018.12は25日のデータ)
1985年以降のめぼしい下落相場を5つ四角で囲ってみました。
・日本の巨大バブル崩壊
・ITバブル崩壊
・サブプライムバブル崩壊
・チャイナショック
そして今回。
今回がどのような帰結を迎えるのかは分かりませんが、過去の例をみていて感じるのは
株価が落ちるのは急激
というところ。
そして、当たり前ですが、
いつ落ちるのかは誰もわからない
ところ。
投資スタイルによると思いますが、基本的には
「怪しい時期」にはリスク資産への配分を控えたポジションでブラブラしている
方が、長期的にはパフォーマンスが上がりそうな気はします。
では、いつが怪しいのか?
経験的には
世界的な景気減速が確認される時期(好景気⇒不景気の転換点)ではないかと思います。
大きな損失を避けるためならチキンでも臆病でも何でもいいので、とりあえず用心しておく。
50%の含み益は30%の損失で、ほとんど消えます。
※100円⇒150円(50%の含み益)⇒105円(150×0.7=105。30%の損失)
逆に世界的な「不景気⇒景気拡大」の転換期と思われる時期には積極的に投資を行う。
景気判断に依存した、そういう投資スタイルもあっても面白いと思ったり。
※一つの投資アイデアです。今後うまくいく保証はありません。投資は自己責任で
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